シンクタンク競馬ネットは詐欺サイト?口コミや評判から徹底検証

競馬関連のサイトのひとつに、「競馬予想サイト」というものがあります。
競馬予想サイトとは、その名の通り競馬の予想を専門に運営をしているサイトです。
競馬予想の専門家たちが、一般の人では知りえないような情報を独自のルートを使って入手し、その情報を元に高額配当が期待できるようなレースを厳選してサイト内で買い目を提供します。
その買い目は会員のみが見ることができ、会員は提示された買い目通りに馬券を購入し、見事的中すれば配当金が得られるといった仕組みです。
競馬予想サイトを上手く利用すれば、競馬の知識がまったくない人であっても競馬でプラス収益にすることが可能です。
本記事では「シンクタンク競馬ネット」という競馬予想サイトについて、サイトの内容を徹底検証していきます。
ちなみに、シンクタンクとは「さまざまな分野の専門家を集めて、ひとつの物事に対して調査研究や分析をする組織」の事を指しており、シンクタンク競馬ネットは「さまざまな方面から競馬というコンテンツを研究・調査しているサイト」という意味が込められているのでしょう。
シンクタンク競馬ネットとは?
シンクタンク競馬ネットのトップページにアクセスすると、サイト名の下に「SINCE1994」と記載されています。
つまりシンクタンク競馬ネットは1994年からサイトの運営を開始している競馬予想サイトということになるため、2021年でサイトを開設して26年目になるという、競馬予想サイトのなかではかなり老舗の部類に入るサイトです。
トップページを見て一番感じるのは、「無料コンテンツが非常に豊富にありそうなサイトである」という点です。
「トピックス&ニュース」「競馬ホットライン」「裏ネタ馬券作戦(一部無料・それ以外はメンバー限定公開)」といったラインナップになっており、すべてのコラムをざっと数えただけでも軽く10は超えています。
しかも、これらのコラムのうち、一部は会員登録をせずともチェックできるという親切ぶりです。
サイトで公開している内容によほど自信があるのでしょうか。
また、トップページの一番下には「シンクタンク情報ルート」とあり、シンクタンクの運営に関わっているとされている元競馬関係者の名前が数名出ています。
その顔触れは、例えば現在でも日本競馬界最強と名高い「スーパーカー」の異名を持っているマルゼンスキーのメイン騎手であった中野渡清一氏をはじめ、錚々たる顔ぶれとなっています。
余談ですが、中野渡清一氏が当時の規制でマルゼンスキーが日本ダービーに出走できない事実に嘆き、「28頭立ての大外枠でもいい、賞金もいらない、ほかの馬の邪魔もしない、この馬の実力を試したいからマルゼンスキーに日本ダービーを走らせてくれ」というコメントはあまりにも有名です。
先ほども紹介した通り、シンクタンク競馬ネットは競馬予想サイトとしては驚異的なサイト運営年数となっていますが、シンクタンクが選ばれている理由として、「競馬情報のプロが集結」「会員様の利益が優先」「創業25年を超える信頼と実績」という3つの理由を挙げています。
このうち、「競馬情報のプロが集結」に関しては先に触れた通りですし、「創業25年を超える信頼と実績」についても嘘偽りない真実であるため、特に補足説明は不要でしょう。
最後の「会員様の利益が最優先」に関しては実際に利用してみないことには判断できません。
シンクタンク競馬ネットの運営会社を調査
シンクタンク競馬ネットの「特定商法に基づく表記」のページを確認すると、住所には「東京都渋谷区代官山町16-5」と記載されています。
この住所をネットで調べると、「アドレスガーデン代官山」というマンションが建っています。
このマンションはいくつか貸し出されている部屋を見る限りでは、一般住居用の単身者賃貸マンションのようです。
老舗であるシンクタンクは、関わっている人員の人数もそれなりに多いでしょう。
そのようなサイトの運営が大人が数名入れば窮屈になるような部屋で運営できるとは思えません。
この住所はあくまでも明記上の所在地であり、実際の運営は別のところでおこなっている可能性も考えられます。
とはいえ、20年以上も運営を継続している競馬予想サイトですから、特に問題はないと考えておいてよいでしょう。
連絡先はメールアドレスだけではなく、電話さらにはFAXと各種取り揃えられていて、すぐに回答が欲しいときにも対応してもらえそうです。
シンクタンク競馬ネットの運営会社概要
シンクタンク競馬ネットの運営会社概要は以下のようになっています。
サイト運営会社 | 株式会社シンクタンク |
運営責任者 | 酒井 典明 |
所在地 | 東京都渋谷区代官山町16-5 |
メールアドレス | info@tkeiba.net |
電話番号 | 042-333-3330 |
シンクタンク競馬ネットのメリット・デメリット
シンクタンク競馬ネットの運営会社概要を確認したところ、所在地にあったのは単身者用のマンションでした。
創業20年以上の老舗サイトがこのような場所で運営をしているとはあまり思えないのですが、何しろ実際に運営を継続しているという実績があることから、所在地に関するトラブルは起こっていないのでしょう。
連絡手段についてはメール、電話、FAXに対応しており、まったく問題はなさそうです。
シンクタンク競馬ネットの会員登録についてですが、無料会員のほかにプレミアム会員というものがありますが、最高ランクのプレミアム会員には招待されなければ入会できないようですし、適用期間も「1開催」というよく分からない表示となっているため、今回は無料会員の登録にとどめています。
したがって、本記事で紹介するシンクタンク競馬ネットのメリット・デメリットはあくまでも無料会員のコンテンツを利用していて感じるもの位であることを踏まえたうえで読み進めてください。
シンクタンク競馬ネットのメリット
シンクタンク競馬ネットを利用していて感じる最大のメリットはやはり「無料コンテンツの膨大な量」に尽きるのではないでしょうか。
各コンテンツは更新頻度も多いため、これらのコンテンツを読み進めているだけでも直近のレースに関する情報を数多く入手できるでしょう。
シンクタンク競馬ネットの無料コンテンツは馬券の予想をするための情報収集のツールとして大変優秀です。
記事を執筆している時期には「スプリンターズステークス」とフランスで行われる「凱旋門賞」に関するコラムが掲載されていました。
また、重賞レースだけではなく、その日に開催されるさまざまなレースに関しての見解が書かれています。
シンクタンク競馬ネットのデメリット
シンクタンク競馬ネットのデメリットは、無料コンテンツの充実ぶりとは裏腹に、有料情報など、買い目情報の提示が少ないという点です。
中央競馬が開催されている週末にページを確認しましたが、時間があまり良くなかったのか、閲覧できる買い目情報はありませんでした。
シンクタンク競馬ネットは、ページの更新が頻繁からなのか、時間が経過すると掲示していると提示している買い目情報を消去していくという体制を取っているのかもしれません。
馬券を購入しようとしているレースがあるので有れば、前日など早めに買い目情報が出ていないかチェックしておいたほうが良いでしょう。
もしかすると、もともと予想はそれほど多く出しているというサイトではなく、どちらかといえばレースに関する情報収集をメインに活用していったほうが良いのかもしれません。
ちなみに「プレミアム会員」等有料会員になれば買い目を提供してくれるものも一部あるようです。
シンクタンク競馬ネット有料情報の料金プラン一覧
数日間シンクタンクにログインし続けましたが、確認できた有料情報はひとつだけでした。
プラン名 | 情報料(円) |
万券AAA | 天皇賞秋スペシャルパック77,000 ジャパンカップスペシャルパック110,900 |
プランの種類や特徴
先に書いた通り、シンクタンクで確認できた有料情報は「万券AAA」のみです。
万券AAAは、シンクタンクのなかでも年に1回あるかないかとまで言われるほどの極秘情報を扱っているプランで、「最大級の爆益が狙える」と紹介されています。
実際に利用している会員のなかには、この情報が出たら有り金をすべて勝負してもよいと豪語する人もいると書かれてありますが、確かな証拠は提示されていないので、さすがにいきなりそのような勝負をするというのは推奨しません。
今回の万券AAAでは、10月9日または10日に開催されるレースのうち、1レース分の買い目を提供すると書かれていましたが、提供する買い目の公開は情報の漏洩を避けるためレース当日となっているとのことです。
このプランはスペシャルパックという扱いになっており、先ほど紹介した「万券AAA」対象の1レースだけではなく、天皇賞秋プランでは10月31日までの4週分のレースのなかから1日1~3レース分の毎毛を提供し、さらに天皇賞秋をはじめとした重賞レースの勝負情報も見ることが可能です。
ジャパンカッププランではさらに11月28日まで8週分の買い目情報が提供され、重賞レースの勝負情報もジャパンカップまでに開催される重賞レースが対象となります。
まとめ
シンクタンク競馬ネットは、1994年からサイトの運営をおこなっており、なんとサイトを設立してから20年以上も運営を維持し続けている驚異的な競馬予想サイトです。
サイト最大の売りは、運営の関係者が競馬界の重鎮たちであるという点です。
「スーパーカー」の異名を持つ現在でも日本競馬史上最強の1頭に数えられるマルゼンスキーの主戦騎手である中野渡清一氏をはじめ、関わっている人たちは競馬界のレジェンドたちといっても過言ではないといえるような顔ぶれで、その実績によって築き上げた人脈は他の競馬サイトの追随を譲らないのでひゃないでしょうか。
その人脈の広さは、シンクタンク競馬ネットが誇る「無料コンテンツ」で遺憾なく発揮されています。
無料で読めるコラムの数は膨大で、更新の頻度も高いため、これらを読み続けるだけでも直近のレースに関する情報をたくさん入手できるでしょう。
その一方で多くの競馬予想サイトのメインコンテンツである買い目情報の公開数はとても少ない印象を受けました。
サイトにアクセスした日時によっては買い目情報がまったく無いという時間帯などもあり、買い目情報をメインに収集したいと考えている人にとってはあまり適さない競馬予想サイトなのかもしれません。