競馬の荒れるとは?荒れやすいレースの見分け方と買い方を一挙紹介

競馬の荒れるレース

長く競馬に触れていると、時々誰もが目を疑うような高配当が飛び出すことがあります。
競馬には「万馬券」といって、100倍以上の配当がついたときに使う言葉がありますが、レースによっては100倍どころか1,000倍、1万倍以上になることも少なくありません。

このような高配当が飛ぶレースのことを競馬では荒れるレースと呼びます。
一攫千金をつかむのであれば荒れるレースはぜひつかみたいものです。
しかし、荒れるレースがいまいちどういったものか分からないという方もいるでしょう。

今回は最初に荒れるレースの魅力や特徴を紹介し、その次に荒れやすい条件や穴馬を見つけるポイントを紹介します。

そして最後に、荒れやすいレースをつかむための買い方をまとめました。
荒れるレースを手中に収めたい方はぜひ当記事を最後までご閲覧ください。

回収率が高い競馬予想サイト
4月28日(日)天皇賞(春)[G1]

4月21日福島11R「ヘヴンキングダム」プランで7,200円 →1,080,000円(150倍)の払い戻し!
今なら無料登録で4月28日(日)天皇賞(春)[G1]の買い目がみれる!

無料で天皇賞(春)[G1]の予想をみる

荒れるレースの魅力とは高配当にある!

荒れるレースの魅力とは高配当にある!

荒れるレースは多くの人を惹きつけますが、その理由は誰もがうらやむような高配当にあるのです。
競馬は年間3,000以上のレースが何年も開催されていますが、そのなかには信じられないような高配当が飛び出しています。

例えば、多くの人に支持されている三連単の歴代最高配当は2012年の新潟競馬場で飛び出した2,983万円馬券です。

このレースは17頭立てで行われ【14番人気→12番人気→10番人気】の決着でこの配当となりました。
なお、この新馬戦を制したミナレットは2015年のヴィクトリアマイルにおいても、最低人気ながらも3着に入選したことで、三連単2,070万円の高配当を生み出したのです。

三連単の最高配当は3,000万円弱ですが、5つのレースの勝ち馬を当てるWIN5ではそれ以上の配当が出ています。
2023年2月の時点でもっとも高配当が出たのが、2021年3月に飛び出した5億5,444万円です。

人気を落とした馬が複数のレースで勝利したため、超高額配当が生まれたのです。
このように、100円玉が1,000万円にも1億にもなる可能性を秘めているので、荒れるレースは一部の人に好まれているのです。

荒れるレースの特徴を3つ紹介

荒れるレースには夢が詰まっていますが、競馬では荒れるレースもあれば一切荒れないレースも存在しますし、むしろ荒れないレースのほうが多いです。
そのため、荒れるレースを見極めるのは容易ではありません。

ところで、そもそも荒れるレースというのはどういったものなのか分からないという方も多いと思います。
当項目では、荒れるレースの特徴を3つ紹介します。

人気馬が敗れる

荒れるレースの一つ目の特徴は、人気馬が敗れることです。
ここでいう人気馬が敗れるというのは、人気馬が馬券外、4着以下に敗れることです。

4着以下に敗れることを「人気馬が飛ぶ」といいますが、人気馬が飛ぶと相対的に人気を落としている馬が馬券に絡む確率が上がり、高配当につながります。

また、単勝オッズ1倍代の断然1番人気の馬がいるレースでは、2番人気でも配当妙味が大きくなることは少なくありません。
そのようなレースで1番人気が飛ぶと、それ以外の馬が馬券内に入選するため荒れるレースになります。

2019年の有馬記念がいい例です。
この年の有馬記念は単勝1.5倍のアーモンドアイが飛び、2番人気→3番人気→4番人気の馬が馬券に絡みました。

人気だけ見たら上位人気同士の決着に思えますが、2番人気のリスグラシューは単勝オッズ6.7倍、3番人気のサートゥルナーリアも単勝オッズ7.8倍と人気に対して配当は大きかったのです。
実際にこの年の有馬記念の三連単は57,860円の高配当が飛び出し、荒れるレースとなったのです。

人気のない馬が馬券に絡んだ

人気のない馬が馬券に絡む際も、荒れるレースと呼ばれます。
例え人気している馬が馬券に絡んだとしても、残りの1頭もしくは2頭、人気を落としている馬が馬券内に絡んだら高配当につながり、荒れるレースになります。

2007年のNHKマイルカップがいい例です。
このレースでは1番人気に支持されたローレルゲレイロが2着に入着しました。
ところが、レースを制したのは前走桜花賞で大敗した17番人気のピンクカメオです。

また、3着には18番人気のムラマサノヨートーが馬券に絡みました。
下位人気の2頭が馬券に絡んだことで、三連単973万円の超高額配当につながったのです。

天候や馬場状態によって予想外の結果になった

荒れるレースの要因は大きく分けて2つあります。

・人気馬が飛ぶ
・人気落ちが馬券内に入選する

このような原因を後押しするのが当日の馬場や天候です。
競馬は屋外で開催される競技のため、雨風の影響を思いっきり受けます。

しかし、競馬は災害レベルの雨や雪が積もらない限り、普段通りレースは行われるのです。
例え、大雨で馬場が水田のようになったとしてもレースが行れます。

このような条件だと、求められる要素はまるで変わります。
例えば、雨で馬場が重たくなれば、キレのあるスピードタイプは力を発揮できずに凡走し、持久性やパワーのある馬が好走しやすくなります。

このように、当日の馬場や天候によってはそれまで勝ち続けていた馬でもあっさり敗れることは珍しくありません。

逆に、普段全く勝てない馬が馬場の変化によって適性がかみ合い、激走することもしばしば見られるのです。

荒れるレースは人気馬が飛ぶか人気薄の激走を見極めることが大事!

荒れるレースは人気馬が飛ぶか人気薄の激走を見極めることが大事!

荒れるレースを見極めるうえで最も大切なのは人気馬が本当に馬券に絡むかどうか考えることです。
どんなに強い馬でもその時の体調や条件、馬場状態によって適性がかみ合わなければあっさり敗れてしまいます。

先ほど例に挙げた2019年の有馬記念において1番人気に支持されたアーモンドアイは最後の直線で脚が止まってしまいました。
アーモンドアイはこれまで芝2,500m以上のレースも、中山競馬のレースも使われたことがありません。

中山は起伏に富んでいてタフさが求められるのでアーモンドアイからしたら苦手なコースだったのでしょう。
その結果、断然1番人気にもかかわらず9着に敗れてしまったのです。

このように、人気を集めた馬でも凡走する可能性がいくつかあれば、飛ぶ確率は高くなります。
例えば血統的な背景や、過去の戦績から重馬場を得意とする馬が、近走良馬場で凡走し続けていたとしましょう。

そのような場合では人気を落とすことが多いですが、もしも、馬場が雨の影響で重や不良馬場になれば激走するかもしれません。

このように、人気馬が飛ぶ、もしくは人気落ちの激走を見極めることが荒れるレースを見極めるコツなのです。

上位人気の不安要素を探す3つのポイント

上位人気の不安要素を探す3つのポイント

荒れるレースを見極めるうえで大事なのが上位人気が飛ぶかどうか見極めることです。
上位人気が飛ぶかどうかを知るために必要なのが、上位人気の不安要素を探すことです。

不安要素というのは言い方を変えれば、凡走する可能性のことで、不安要素がたくさんあるほど飛ぶ可能性が高くなります。
ここからは、上位人気の不安要素を探すポイントを3点紹介します。

過去のデータを分析する

上位人気の不安要素を探すうえで最も手っ取り早いのが過去のデータを分析することです。
過去のデータは予想するうえで欠かせません。

なぜなら、全ての出走馬のデータや過去の戦績がまとめられているので、強い馬や弱い馬を見つけるのに最適だからです。

ところで、データには過去の戦績のみならず、距離適性や馬場適性、コース適性などもまとめられています。

当日の馬場やコース実績と比較しながら、適性がかみ合わないにも関わらず人気している馬がいれば危険な人気馬の可能性があります。

例えば、中山競馬場が苦手としている馬が近走、連勝を繰り返していた場合、おそらく中山の舞台でも人気すると思いますが、凡走データがたくさんあればあるほど飛ぶ可能性があります。

過去のデータには好走データのみならず、凡走データもまとめられているのでデータ分析する際は両方ともチェックしたいですね。

どうして人気しているのか、人気の原因を探る

人気の原因を探るのも大切です。
レースでは必ず人気している馬がいますが、なぜ人気しているのか常に疑問を持つことも大切なのです。

例えば、前走で2着馬に大きな着差をつけて勝利した馬がいるとしましょう。
前走の着差はもちろん大切な指標ですが、もしも、対戦相手がいずれも弱い馬だった場合は、着差が広がるのも当然です。

出馬表には着差と2着馬の名前しか記されていないことが多いですが、意外にもその情報のみを鵜呑みにして人気することも少なくありません。
もう少し掘り起こせば詳しい詳細も知ることができます。

そして、その努力が荒れるレースを見極めるうえで大事なのです。
荒れるレースを見抜く際は、予想にかける時間と努力も重要なのですよ。

過剰人気しているかどうかも見極めたい

レースによっては実力に対して人気を集めている馬もいます。
例えば、障害絶対王者として名を馳せたオジュウチョウサンは11歳まで現役を全うしました。

晩年のオジュウチョウサンはピーク時から能力が見劣っていましたが、それでも引退レースとなった2022の中山大障害では1番人気に支持されたのです。

結果的には6着に敗れましたが、馬券的中や収支を考えるのであればオジュウチョウサンを切るのは容易だったのです。

これまでの成績や活躍から人気する馬は少なくありませんが、晩年のエフフォーリアやサトノダイヤモンドのように近走の成績に対して過剰人気になっていれば、荒れる可能性を見つけることも可能ですよ。

穴馬を見つけ出す2つのポイント

穴馬を見つけ出す2つのポイント

荒れるレースを見つける際は、上位人気馬の飛ぶ可能性だけではなく、人気のない穴馬の激走を探し出すのも大切です。

しかしながら、レースによっては18頭近く出走することもあるため、穴馬を見つけ出すのはかんたんではありません。
ここからは、どのようにして穴馬を見つけたらいいのか、穴馬探しのポイントを2つ紹介します。

かみ合いそうな条件を探す

穴馬探しで最も重要なのが、激走する可能性を見つけ出すことです。
例えば、普段は凡走している馬でも極端な重馬場もしくは不良馬場だと好走率が上がる馬がいます。

現役馬で例えるならモズベッロがいい例でしょう。
稍重以下の舞台ではG1レースでも好走し、2020年の宝塚記念では皐月賞馬サートゥルナーリアに先着、2021年の大阪杯も重馬場でしたが三冠馬のコントレイルに先着しました。

馬場適性のみならず、コース適性や距離適性なども照らし合わせ、同条件で好走している馬がいればたとえ人気を落としていても激走するかもしれません。

しかも、穴馬は配当妙味も高いのでもしも好走するようでしたら馬券収支的にも大いに貢献することでしょう。

出走馬の脚質にも注目したい

競走馬の脚質から、激走する穴馬を見つけ出す方法もあります。
有名な言葉に「単騎の逃げ馬」という言葉がありますが、これは、逃げ馬が1頭だけのレースでは逃げ馬が自分のペースで競馬しやすく、ベストを尽くしやすいことから好走する可能性を表しています。

初めに紹介した2015年のヴィクトリアマイルにおけるミナレットも単騎の逃げが激走につながりました。
もしもこのヴィクトリアマイルに逃げ馬が多数いれば結果は大いに変わっていたでしょう。

また、「小頭数の追い込み馬」という言葉もあります。
これは、逃げや先行馬がたくさんいると前へ前へ行こうとしてハイペースになり、前を走った馬が総崩れになることで間接的に後ろの馬が好走しやすい例です。

出走馬によって脚質はさまざまですがレースによって大きな偏りもあります。
そのようなレースでは、穴馬でも好走しやすい場合があるのです。

脚質を見ながら展開を予想し、人気穴馬問わず激走する馬を見出すことができれば立派な予想家ですよ。

【舞台別】荒れる要因を距離・舞台別に紹介!

【舞台別】荒れる要因を距離・舞台別に紹介!

どのようなレースにおいても荒れる可能性は少なからず存在しますが、距離や馬場状態など、舞台条件によって荒れるレースの傾向があります。
ここからは、距離・舞台別に荒れる主な原因を紹介します。

【短距離】出遅れや末脚不発でたびたび荒れる

短距離レースで特にみられるのは、有力馬の出遅れです。
短距離は距離が短いため一度ペースが狂ったり出遅れてしまうとそこから巻き返すことは難しいです。
断然1番人気の馬が出遅れて凡走することは頻繁に起きますが、挽回するのが厳しいからなのです。

また、短距離レースは差しや追い込み馬の好走率が全体的に低いです。
一般的に短距離レースは最初から全力で飛ばすためハイペースになります。

ハイペースになると差しや追い込み馬が台頭しやすいですが、短距離レースの場合は逃げや先行馬が押し切ることも少なくありません。
短距離レースで差しや追い込み馬が活躍するのは至難なのです。

【長距離】有力馬の距離不適正は波乱の原因になりやすい

長距離レースは競走馬の距離適性が大きく問われます。
もちろん、スタミナが豊富な馬ほど長距離馬としての素質はありますが、本当に長距離適性があるのか判断するためにはレースを使ってみるしかないのです。

しかし、中央競馬で芝3,000m以上のレースは数えるほどしかありません。
これまで中距離で活躍した馬がはじめての長距離レースで人気することはたびたび見られますが、距離が合わなければあっさり敗れることも珍しくありません。

3歳最後のクラシックである菊花賞がまさにその典型で、これまで1番人気に支持されたガイアフォースやレッドジェネシス、ブラストワンピースにワンアンドオンリーなどはそろって敗れてしまいました。
これらの馬はそろって長距離適性を持ってなかったのです。

このように、いくら有力馬でも距離が合わない、スタミナが足りなければ長距離は厳しく、逆に人気落ちでも血統背景やこれまでの戦績からステイヤー気質があれば激走も見られますよ。

【ダート】良・重馬場と稍重・重馬場はまるで別物

ダートは雨の影響を大きく受けます。
しかし、芝のように雨が降って馬場が重くなればなるほどタフになるというわけではありません。

ダートは良馬場もしくは不良馬場の場合は時計がかかりやすいです。
なぜなら、良馬場はダートが乾いていて砂を蹴り上げるのに力が必要だからです。
不良馬場の場合はダートが柔らかくなりすぎてこちらも駆け抜けるのに力が必要なのです。

ところが、稍重や重馬場の場合はダートが程よく水分を含んで比較的固くなります。
そのような場合、脚が砂に深く入らず時計がでやすくなるのです。

芝のイメージで考えると重→不良馬場になるほど時計がかかりやすく感じますが、ダートに関しては稍重もしくは重馬場が時計が出やすく、良馬場もしくは不良馬場は時計がかかりやすくなるのです。

ダートの馬場変化を知ることで荒れるレースを見極めやすくなります。
例えば、芝でも勝利実績のあるダート馬は稍重や重馬場になれば芝で培ったスピード力を生かすことができるでしょう。

また、良馬場や不良馬場など力がいる馬場で活躍しているダート馬が稍重もしくは重馬場ダートで凡走することもあります。

天候によってダートは求められる要素がガラリと変わるので、当日の馬場傾向を知るのは非常に大事なのです。

馬場 馬場表記と時計の変化
高速馬場:   良>稍重>重>不良  :タフな馬場
ダート 高速馬場:   重>稍重>良>不良  :タフな馬場

【芝】開催時期のトラックバイアスにも注目

芝レースの場合は開催時期におけるトラックバイアスに注目したいです。
トラックバイアスとは、その時期の馬場の変化を知ることです。

例えば、開催後期の芝は内ラチ沿いが荒れて伸びづらく、相対的に外を回したほうが激走しやすいです。
なぜこのような傾向になるかというと、芝はダートと違って毎回整備できないからです。

そもそも競馬はコースロスなく立ち回れる内ラチ沿い(インコース)が有利です。
そのため、馬場の痛みがない開催前期はほとんどの騎手がインコースを選択します。

しかし、インばかり走っていると芝が荒れて加速がつきづらくなり、開催後期になればなるほどその傾向は顕著になりやすいです。
そのため、内ラチ沿いを避けて競馬する騎手も増えるのです。

トラックバイアスは実際にレース映像を見ながら推測するしかありません。
過去のレース内容を見て、騎手が内ラチ沿いを避けて競馬していたら内は荒れています。
そのような時期は内を引いた馬よりも中枠もしくは外枠を引いた馬のほうが有利です。

しかし、開催後期でも内ラチが伸びる場合もあります。
その場合は内枠を引いた馬にも期待できるでしょう。
トラックバイアスを知ることも荒れるレースを見極めるうえで大切ですよ。

荒れやすいレースとは?高配当に期待できる5つのレース

荒れやすいレースとは?高配当に期待できる5つのレース

どのようなレースでも少なからず荒れる可能性はあります。
しかし、レースによっては特に荒れやすい傾向があるレースも存在するのです。
年間を通して荒れやすいレースを5つ紹介します。

夏開催の競馬

荒れるレースの代表格は夏競馬です。
夏競馬とは6月下旬から9月初旬まで、ローカル競馬場(札幌・函館・福島・新潟・小倉)を中心に開催される時期を指します。

夏競馬が荒れやすい理由は3つあります。
そのひとつは有力馬が揃って放牧に出されて抜けた馬不在のレースが多いからです。
そして、賞金加算を狙った条件馬が多数そろうため、出走馬のレベルが拮抗しやすいのです。

夏競馬の荒れやすいふたつめの要因は4大競馬場(東京・中山・京都・阪神)よりも開催数が少なく、蓄積データ量が少ないからです。

蓄積データが多いほど情報の信頼度は高くなりますが、ローカル開催は4大馬場と比較するとデータ量が少ないです。

特に札幌と函館は夏しか開催されず、すべての競馬場の中でもっとも開催日数が少ないのです。
そのため、データでは起こりえない不測の事態もたびたび発生しやすいのです。

三つめの荒れる要因は、競走馬が夏に弱いことです。
サラブレッドは暑さに弱い生き物です。生産の大多数を冷涼な北海道で生産していることからも分かりますね。

しかし、近年は温暖化の影響で北海道でも30度を超える日が見られました。
人間にもいえることですが、暑くなるとばてやすくなり、思うように力を発揮しづらくなります。

そのため、強い馬でもその日の状態が悪くて凡走することがあるのです。
開催時期の高温も荒れるレースの要因となっているのです。

ハンデ競走

ハンデ競走も荒れやすいといわれています。
そもそもハンデとは出走馬間の実力を極力近づけることで、能力の劣る馬でも勝利しやすくする措置です。

言い方をかえると、どの馬でも勝ちやすくすることで予想を困難にするシステムなのです。
そもそも、競馬予想でもっとも大切なのは強い馬と弱い馬を予想し、勝つ馬を探すことです。

しかし、ハンデ競走は競馬予想で大事な勝ち馬を探すことを難しくしています。
当然、どの馬が勝ってもおかしくない措置を取られているため、予想は難しく、たびたび荒れるのです。

牝馬限定競走

牝馬限定競走も難しいといわれています。
なぜ牝馬限定は荒れるレースか、それは牝馬は牡馬と比較しても繊細な馬が多いからです。

確かに、デビューしたてのころは結果を残していた馬が、あるレースで凡走したことを境に、勝ち切れなくなるパターンは牡馬より多いです。

2013年のオークス・秋華賞・エリザベス女王杯を制したメイショウマンボが典型ですね。
もちろん、牡馬にもいえることですし、牝馬でも凡走の後に激走する馬はいます。

ただし、牝馬が牡馬以上に繊細な生き物というのも事実で、少しでも状態がよくなければ凡走することが多いため、牝馬限定競走は荒れることが多いのです。

重馬場や不良馬場のレース

重馬場もしくは不良馬場もたびたび荒れます。
競馬は屋外で開催されるので天気の影響を受けますが、全体のレースを見ても晴れで開催されることが多く、良馬場の割合が圧倒的です。

そのため、競走馬の成績を見ると、大半が良馬場で占めているのです。
しかし、全てのレースを良馬場で全うできる馬は少なく、ときおり雨で稍重以下で開催されることが多いです。

どうして重馬場や不良馬場のレースは荒れやすいかというと、ひとえに走ったデータが少ない、もしくは存在しないため適性がかみ合うのは定かではないからです。

2021年の大阪杯におけるコントレイルは断然1番人気に支持されましたが、レース直前のゲリラ豪雨で馬場が重馬場と化したため、3着に敗れてしまいました。
そして、血統的にパワータイプのレイパパレと重馬場巧者のモズベッロがワンツーを決めたのです。

もしも豪雨がなくて良馬場で開催されていたら結果は違っていたでしょう。
重馬場や不良馬場も荒れるレースなのです。

多頭数レース

多頭数レースも荒れやすいです。
競走馬のレースは出走数が様々で、もっとも多いときは18頭で行われますし、逆に一桁で開催されることもあります。

多頭数レースが荒れやすい理由は、買い目が多く1点当たりの的中率が低くなるからです。
例えば、10頭立てのレースにおける1頭当たりの的中率は10%ですが、これが18頭立てだと5%程に下がります。

同様に、三連単も10頭立てなら720通りですが、18頭立てだと4896通りです。
出走数が倍近く増えただけなのに、組み合わせ数が6倍以上になりました。

単純な的中率は出走数が少ないほど高くなるため、多頭数レースは小頭数レースよりも荒れるレースになりやすいのです。

荒れるレースをつかむためにおすすめしたい3つの買い方

荒れるレースをつかむためにおすすめしたい3つの買い方

荒れるレースを的中させるのはなかなか難しいです。
しかし、配当妙味が大きいのでぜひ的中させたいですよね。
ここからは、荒れるレースを当てるためにオススメしたい馬券の買い方を3つ紹介します。

ワイド

最初におすすめしたいのはワイドです。
ワイドは選択した2頭の馬がともに3着以内に入選したら配当が得られます。
的中パターンが3種類あるのも特徴ですね。

2頭以上の馬を選択して購入する複合馬券の中ではもっとも的中率の高い券種といえるでしょう。
ワイドの魅力はやはり的中率の高さです。
選択した2頭の馬が1,2着でも2,3着でも、とにかく3着以内に入ってくれれば配当を得られます。

ワイドは複合馬券のなかでは配当妙味は大きくありません。
確かに人気馬同士の組み合わせだったらそこまで配当がつかないこともありますが、穴馬同士の組み合わせだったら万馬券になることもあります。

また、人気馬と穴馬の組み合わせでも10倍以上つく可能性も十分あるのです。
荒れるレースにおいてワイド馬券は的中率だけではなく、配当にも期待できますよ。

馬連

馬連は選択した2頭の馬が着順不動で1,2着に入選したら配当が得られる券種です。
先ほど紹介したワイドと比較すると、的中パターンは1種類しか存在しないため、ワイドよりも難しいです。

しかし、その分配当妙味の高い券種です。
ワイドの平均配当は約620円といわれていますが、馬連のなんと5,600円。
ワイドよりも的中確率は1/3低いですが、配当は9倍近く上昇しました。

配当が大きいということは、一点買いではなく、多点買いで予想しても元が取れる可能性が高いのです。
ワイドの的中率の高さには見劣りしますが、配当は断然馬連のほうが期待できます。

2着以上に入選するであろう穴馬が見つけられるようでしたら、馬連で買い目を広げる買い方も面白いでしょう。

三連複フォーメーション

三連複フォーメーションも荒れるレースで強いです。
三連複は選択した3頭の馬が着順不動で全頭3着以内に入選したら配当が得られます。

3頭選択すること、そして組み合わせ数が多いことから馬連よりも難しく感じますが、実はそんなにむずかしくなく、状況によっては馬連よりも簡単なケースも存在します。

例えば、確実に3着以上に絡むであろう馬がいたとします。
もちろん、三連複の軸馬に最適ですね。

ところが、3着以上に絡む馬は馬連の軸には不向きです。
なぜなら、この馬が3着に入選したら三連複の場合は相手次第で配当が得られますが、馬連の場合は軸馬が飛んだことになり、いくら相手馬が来ても馬券は外れになるからです。

一見三連複は難しい券種に感じますが、時と場合によっては馬連よりも容易なケースも存在するのです。

もちろん、3種類の馬すべてが馬券内に絡むか予想するのは難しいです。
しかし、三連複は配当妙味が高く、平均払戻金額は約2万円です。

そのため、買い目を広げやすい券種で、しかも着順事に自由に買い目を追加できるフォーメーションは都合のいい買い方なのです。

回収率が高い競馬予想サイト
4月28日(日)天皇賞(春)[G1]

4月21日福島11R「ヘヴンキングダム」プランで7,200円 →1,080,000円(150倍)の払い戻し!
今なら無料登録で4月28日(日)天皇賞(春)[G1]の買い目がみれる!

無料で天皇賞(春)[G1]の予想をみる

まとめ

競馬の荒れるレースを見分けるのはなかなか難しいですが、出馬表やその日の馬場コンディションなどを見極めることで、荒れるレースを見分けることもできます。
荒れるレースの見分け方で一番大切なのは人気馬の飛ぶ可能性と穴馬の激走を見極めることです。

荒れるレースを当てたいという方はまず最初に、予想にあてる時間を用意し、出馬表をくまなくチェックしましょう。
すべてのレースをチェックし、適性を見極めることこそが荒れるレースをつかむ第一歩となりますよ。