笠松競馬場のコース特徴や傾向データを調査!初心者でも勝てる攻略法!

笠松競馬場

全国に15か所ある地方競馬場の中でも、名古屋競馬場と並び、中部地区でレースを開催するのが「笠松競馬場」です。

笠松競馬場は平成初期に競馬ブームを巻き起こした、名馬オグリキャップを輩出した競馬場として有名です。
本記事では笠松競馬場について、概要や簡単な歴史、そして攻略法を解説していきます。

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笠松競馬場の概要

笠松競馬場(引用元:笠松競馬場)

笠松競馬場は岐阜県笠松町で、岐阜県地方競馬組合が主催する地方競馬場の1つです。

同じく東海地区の地方競馬であり、名古屋にある名古屋競馬場との競合を避けるために、日程調整を行い、名古屋競馬場開催時は笠松競馬が開催されず、笠松競馬場開催時は名古屋競馬場が開催されないといったように、笠松、名古屋の開催が交互に行われるのが特徴です。

またJRAとの競合を避けるために基本的に平日に開催され、2022年現在ではナイター開催は行っておりません。

競馬ファンの間ではオグリキャップを輩出した競馬場としても知られていますが、実際に昭和から平成にかけて数多くの名馬が在籍していました。

1994年桜花賞馬でありオグリキャップの半妹オグリローマン、1995年に牝馬クラシック戦線で活躍したライデンリーダー、2009年に全日本2歳優駿を勝ち、その後も地方を中心に短距離路線で活躍したラブミーチャン、それ以外にも中央でも活躍した馬を数多く輩出しています。

また、2003年に中央競馬への移籍を初めて果たし、その後もトップ騎手として活躍した安藤勝己騎手は、中央移籍前は笠松のリーディング騎手として活躍していたことでも知られており、笠松競馬場は中央地方の枠を超えて注目を集めることが多い競馬場の1つです。

2022年には人気ゲームアプリウマ娘とのコラボ企画として、芦毛、白毛馬のみで選抜されたレース「ウマ娘 シンデレラグレイ賞」を開催し話題にもなり、笠松競馬では時代の流行を取り入れた斬新な企画を現在でも行っています。

コース全体の特徴

笠松競馬場コース概要(引用元:笠松競馬場)

笠松競馬場は中央競馬と比べると敷地面積が狭く、いわゆる小型の地方競馬場です。

レースは右回りで行われ、コースはダートコースのみで、1周1100m、幅員20mと地方競馬でも小型のコースになり、直線距離は238mですが4コーナーからゴールまでは201mのため、他の地方競馬場と比較しても短めです。

高低差はコース全体で1.92mあり、地方競馬では珍しく高低差のある競馬場ですが、向こう正面が最も高くゴール前から1コーナーにかけて最も低くなるのが笠松競馬場の高低差の特徴です。

そのため下り坂を活かして向こう正面から仕掛けるケースも多く、またペースの上がるレース終盤は下り坂となるため、パワーよりもスピードが求められるコースです。

また、笠松競馬場のパドックはコースの内側にあり、パドックから直接本馬場に入場するという、全競馬場でも珍しい特殊な形態となっています。

馬を近くで見ることができるのは本馬場入場となるため、現地観戦でも一般の競馬場のように、パドックで馬を間近でじっくりと見ることができない点は注意しましょう。
コース全体の特徴をまとめると以下の通りです。

右回り・ダートコース
1周距離 1100m
幅員 20m
フルゲート頭数 12頭
高低差 1.92m
直線距離 238m(ゴールまで201m)
特徴1 向こう正面から下り坂
特徴2 パドックが内馬場にある

距離別の特徴

笠松競馬場(引用元:愛知県厚生事業団)

笠松競馬場では800m、1400m、1600m、1800m、1900m、2500mの6つの条件でレースが行われます。
そのうち2500mはオグリキャップ記念でのみ使われる特殊な距離であり、年に1回のみ使用されます。

また1800m、1900mは主に、メイン競走や重賞競走など上位のクラスで使われ、この2つの距離も試行回数は年間通してそれほど多くはありません。
また800mは2歳戦や下級条件で使われる距離となり約2日1回の頻度で使われます。

ですから笠松競馬場で年間を通して最も試行回数が多いのは1400m、1600mの2つの距離となり、笠松競馬場の大部分のレースはこの2つの距離で行われます。
それでは個別に距離別の特徴を見ていきましょう。

800mの特徴

出走地点は2コーナー出口付近、スタートし3、4コーナーを通過し直線に向かう、コーナー2つのシンプルなコースです。

勝つためには最初のコーナーで前に付ける必要があり、逃げ、先行馬が圧倒的に有利ですが、3コーナーまでで良い位置を確保するスピードがなにより重要になってきます。

イメージとしては、JRAローカルの小倉や函館競馬場で開催されているダート1000mに近いコース形態ですが、中央のダート1000mと同じく、外から絡まれる内枠よりも、外から内に切り込むことができる外枠が有利な傾向が高いコースです。

ただし、予想する上では枠順だけでなく、コーナーまでに前につけるために、スピードが最も重要な要素となるため、まずは狙う馬にスピードが兼ね備わっているかを見極めましょう。
直近5年の枠別データは以下の通りです。

1着 2着 3着 出走回数 勝率 連対率 複勝率
内枠 44 38 34 344 12.8% 23.8% 33.7%
中枠 63 84 71 613 10.3% 24.0% 35.6%
外枠 71 56 74 489 14.5% 26.0% 41.1%

1400mの特徴

出走地点は4コーナーポケット地点、1コーナーに向けての337mに及ぶ長い直線を通過し、コースを1周する形でコーナー4つを通過し最後の直線に向かいます。

下級条件から重賞競走まで、1日の多くのレースはこのダート1400mで行われる、笠松競馬場の中でも最も試行回数の多い条件です。

基本的には臨機応変なレースがしやすい、外枠が有利なコースであり、最初の長い直線を活かして、外枠の馬でも積極的に内枠の馬に絡み、ハナを切れるのであれば内に切り込みます。

ただし、先行争いが激化すると、差しも決まりやすいため、スタート後のポジション争いを見極めることが予想する上で最も重要です。

また試行回数の多さから、1400mは笠松所属馬のレースだけでなく、地方、中央の交流競走も多く行われるコースです。

特に地元笠松の騎手とその他の所属騎手ではレースの位置取りに大きく差が出るため、予想をする際には、レース毎に笠松競馬所属騎手の数に応じて、展開を読むことが重要になってきます。
直近5年の枠別データは以下の通りです。

1着 2着 3着 出走回数 勝率 連対率 複勝率
内枠 600 630 734 6513 9.2% 18.9% 30.2%
中枠 1459 1473 1455 12646 11.5% 23.2% 34.7%
外枠 1244 1204 1114 9435 13.2% 25.9% 37.8%

1600mの特徴

出走地点は3コーナー奥のポケット地点、そこから200m通過後、4コーナーをほぼ直角に曲がり、周回コースに入るトリッキーなコース形態となっています。

スタート後すぐにコーナーに入るためセオリー上は内枠有利ですが、実際には外枠有利なコースで、特に外枠が有利である1400mと比較すると、やや外枠有利と、内枠の馬も展開次第で十分有利となるコースとなります。

ただし内でもスタートダッシュが遅れ、外の馬に被せられると4コーナーで行き場がなくなるため、内枠から狙うのであれば、前に付けるスピードを持った馬を選ぶことが重要になります。

基本的には外枠有利ですが、枠順の利を活かせそうな馬が内枠に入っていた場合、内枠の馬も狙えるため、馬の脚質と枠順を照らし合わせ予想することがポイントです。
直近5年の枠別データは以下の通りです。

1着 2着 3着 出走回数 勝率 連対率 複勝率
内枠 143 149 182 1487 9.6% 19.6% 31.9%
中枠 306 344 320 2850 10.7% 22.8% 34.0%
外枠 307 261 254 2209 13.9% 25.7% 37.2%

1800mの特徴

出走地点は向こう正面中心よりやや2コーナーより、そこから約1周半周回するコースです。
コーナーは全部で6つの、笠松競馬場の中では長距離ですが、最初のコーナーとなる3コーナーまでの距離が187mと全距離中最も短いのが、この1800mの大きな特徴となります。

そのため1600mと同じく、最初のコーナーまでの先行争いが激化しやすく、ロスなく立ち回れる内枠の先行馬に有利なコースです。

ただし、馬の実力に加えて序盤の展開を予想することが重要で、外から被せる馬が多いほど内枠は不利なレースとなる可能性もありますが、1600mと比べると長距離のため無理に外から前を主張する馬も少なく、先行できる馬であれば若干内枠有利の傾向があります。

また笠松の1800m以上の距離は、上位クラスのレースで使われるコースのため、馬の実力もある程度備わっており、過去の成績から実力を総合的に判断するだけでなく、そこに序盤3コーナーの位置取り加味して予想することがポイントです。
直近5年の枠別データは以下の通りです。

1着 2着 3着 出走回数 勝率 連対率 複勝率
内枠 12 10 12 78 15.4% 28.2% 43.6%
中枠 20 17 17 138 14.5% 26.8% 39.1%
外枠 7 12 10 106 6.6% 17.9% 27.4%

1900mの特徴

出走地点は800mと同じく、2コーナー出口付近、3、4コーナーを通過し直線に向かう、コーナー6つの長距離コースです。

セオリー通りであれば内枠の先行馬が最も有利ですが、実際には長距離ということでペースが落ち着くため、枠順よりも馬のスタミナを見極めることが重要になります。

全体の傾向としては内外極端な枠よりも、臨機応変な競馬のしやすい中枠の成績が優秀です。
これはスタートが重要な内枠や、コーナーロスの多い外枠は距離が長いため不利であり、展開に応じてスムーズにレースを運びをする上では中枠が有利なためです。

ただし、1900mのコースは1800mよりもさらに上のクラスや重賞競走で使用されるため、出走馬の実力も揃っており、予想をする上では、枠順や脚質よりも、馬の実力やスタミナを見極めることが重要になります。
直近5年の枠別データは以下の通りです。

1着 2着 3着 出走回数 勝率 連対率 複勝率
内枠 3 3 7 58 5.2% 10.3% 22.4%
中枠 17 11 14 130 13.1% 21.5% 32.3%
外枠 9 15 8 97 9.3% 24.7% 33.0%

2500mの特徴

出走地点は1400mと同じく4コーナー奥のポケット地点、そこからコースを2周するため、コーナーが全部で8つとなる、コーナーワークが非常に重要なコースです。

笠松競馬場2500mは、毎年春に開催される重賞競走オグリキャップ記念でのみ使われる、特殊な条件です。

オグリキャップ記念は現在は地方交流競走としてJRA所属馬の出走はできず、地方所属のオープン馬が出走を行うレースです。

該当条件が最も少ないため傾向は把握しやすく、コーナーの数から基本的には内枠の逃げ、先行馬有利なコースとなります。

しかし長距離のため馬のスタミナが最も重要となり、馬の実力に加えて、長距離に耐えるだけのスタミナを持ち合わせているかどうかをチェックしましょう。

試行回数の少ない条件のため、枠順や脚質だけで判断するのではなく、馬の実力、スタミナといった要素をしっかり確認し、予想を行うことがなにより重要になってきます。
直近5年の枠別データは以下の通りです。

1着 2着 3着 出走回数 勝率 連対率 複勝率
内枠 0 0 0 8 0% 0% 0%
中枠 3 2 3 20 15.0% 25.0% 40.0%
外枠 1 2 1 15 6.7% 20.0% 26.7%

笠松競馬場の攻略法

笠松競馬場の攻略法

笠松競馬場では6つのコースで行われますが、やはり最大のポイントは基本的には外枠有利であるという点です。

長距離コースになるほど、枠順による有利不利は無くなりますが、上述の通り笠松競馬ではレースの大部分は1400mで行われ、次に多いのが1600m、そして2日に1回の頻度で800mと続き、それ以外の3つの長距離コースは、全体の試行回数がそもそも多くありません。

ですから笠松競馬場を攻略するためには、まずは1400mと1600mの違いを把握し、展開を予想しますが、この2つ距離は基本的には外枠が有利であるという点を前提に予想をしましょう。

また1400mと1600mの違いは序盤のポジション争いが大きく異なる点で、1400mの方が展開を予想しやすく落ち着く傾向があり、1600mの方が展開を予想しずらく荒れる傾向が高くなります。

本命決着を期待するのであれば1400mを中心に、波乱を期待するのであれば1600mのレースを中心にといったように、距離と買い目のオッズで馬券戦略が大きく異なってきます。

1400mであれば基本的には本命狙い、1600mであれば波乱含みの予想をするなど、条件に応じて予想スタイルを変えてみるのも有効な馬券戦略となります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
笠松競馬場は平日昼間に開催される地方競馬場として、地方競馬ファンには馴染みのある競馬場です。

またレースの多くは1400mで開催されるため、レース毎の展開予想が笠松競馬場の醍醐味とも言えます。

ですから、やはり笠松競馬場で勝つためには、主要距離であるダート1400m、そして次に開催の多いダート1600mの2つのコースをしっかりと把握した上で、展開を読むことが最も重要なポイントです。