競馬の馬券収入のみで生活することは可能かどうかを解説!

競馬の馬券収入のみで生活することは可能かどうかを解説!

パチプロやスロプロなど、ギャンブルの収入だけで生活している人がいるように、競馬の馬券収入だけで生活する人も、世の中には少なからずいます。

この記事では馬券収入で生活するためには、どの位の金額を馬券で稼ぐ必要があるのか、また馬券で生活する上で必要になってくる税金の簡単な計算方法などを解説します。

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実際に馬券のプロは存在するのか?

実際に馬券のプロは存在するのか?

会社勤めではなく、ギャンブルの収入だけで生活をしてみたいという発想は、多くの人が一度は夢見ることではないかと思います。

実際に競馬の馬券収入のみで生活している人は、世の中に少なからずいるはずですが、実はそのための道のりは容易ではありません。

競馬で利益を計算する際に使われる「回収率」という数字がありますが、実際に生活ができる水準に達するためには、回収率が100%を超えていることはもちろんですが、高い回収率に加えて、元手となる投資金額が必要となるからです。

回収率の仕組みを理解しよう

そもそも回収率とは、どういった計算式で成り立つのでしょうか?
ここで今一度回収率の計算式について見ていきましょう。
競馬で馬券の回収率を弾き出すための計算式は以下の通りです。

回収率の計算式
(合計馬券的中金額÷合計馬券購入金額)×100=回収率(%)

例えば1万円の合計払い戻し金額に対し、馬券を全部で9千円買っていた場合、(10,000÷9,000)×100となり回収率は111%となります。

回収率は1日単位や1月単位で、期間を問わず計算することができますが、基本的に一時的な計算ではなく、年間単位で計算するのが一般的です。

また、中央競馬のネット投票IPAT会員であれば、「Club JRA Net」というサイトで、年間の回収率を確認することができます。

netkeibaではプロの予想家が、有料の予想を上げており、予想の年間回収率も確認することができますが、2022年度の中央全場を対象とした125人の予想家の年間回収率で、100%を超えていたのは僅か10人しかいませんでした。

彼らが実際に馬券を買っているかは不明ですので、当人達の本当の回収率は公表されていませんが、実際に回収率100%を超えるのが、プロの予想家でも大変であることがわかります。

ですから、一時的な期間であれば回収率100%を超えて利益を出すことは可能ですが、年間回収率100%を達成するのは実は大変です。
さらに馬券収入で生活するためには、常に年間回収率100%を超え続けなければならないため、非常に大変となります。

馬券で生活するには実際にどの位の元手が必要か?

馬券で生活するには実際にどの位の元手が必要か?

世の中のサラリーマンの平均年収はだいたい300~500万円程度と言われています。
では実際に、ある程度の生活を営むことができる年収300万円を基準に、具体的に馬券収入で年収300万円を稼ぐためには、どの位馬券を買う必要があるのかを、回収率と合わせて見てみましょう。

先ほど紹介したnetkeibaの予想家の中で、2022年度全場回収率1位の予想家の成績が、年間回収率133%となっています。
仮に133%の数字を元に、年間100万円の馬券を購入し回収率133%を達成した場合は、約33万円の年間利益が発生します。

これが年間購入金額1,000万円ですと、回収率133%の場合、約330万円の年間利益が発生するため、馬券利益による年収300万円達成となります。

つまり、単純な計算ですと、回収率133%で年収300万円を達成するためには、年間で累計1千万円近い馬券購入が必要となるわけです。

しかし、回収率133%で年収300万円を達成するためには、最初から1千万円の貯金が必要かというと、決してそうではありません。

回収率133%の場合は、100万円程度の資金で毎月購入を行い、常に高い回収率を維持できれば、年収300万円を達成することは理論上は可能です。

馬券の払い戻し金額には購入金額も含まれますので、回収率100%を維持できていれば投資金額は手元に返ってくるため、それを再び購入金額に充てることができます。

例えば月に100万円の購入金額で回収率100%を超えた場合、100万円は手元に残りますので、それを翌月も投資し、年12ヶ月毎月回収率100%を達成した場合は、100万円の元手の場合、購入金額は実際には1,200万円です。

ですからこの場合、元手の資金は100万円でも、実際には1200万円もの馬券を購入している形となり、必ずしも1千万円の初期資金が必要というわけではありません。

ただ、133%という数字はnetkeibaの予想家の中でも、1位の回収率を参考にしているため、現実的な回収率ではなく、回収率がプラスでも実際は数値は低下する場合がほとんで、回収率が下がれば下がるほど必要な購入金額は増加していきます。

また、比較的高い回収率で計算したため、計算は粗くなっていますが、実際に利益を維持していくためには、シビアな資金管理も重要となってきます。

このように競馬の馬券収入で高い年収を維持するためには、回収率100%以上を達成することに加えて、元手となる高額な投資金額、そしてシビアな資金管理が必要な点が大きなネックとなります。

競馬と税金の仕組み

競馬と税金の仕組み

競馬の馬券収入で生活をする場合、税金を支払う義務が発生します。

正確な所得金額に基づき税金を納めるためには、競馬の予想だけでなく、日々の金銭管理が必要になってきますが、競馬の利益にかかる税金の計算式は、複雑でわかりにくい点も、競馬の馬券収入で生活する上で非常にネックとなります。

国税庁が提示する国の所得税の税率は以下の通りです。

総所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円超~330万円以下 10% 97,500円
330万円超~695万円以下 20% 427,500円
695万円超~900万円以下 23% 636,000円
900万円超~1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円超~4,000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円超 45% 4,796,000円

例えば単純計算で年収300万円の利益であれば、300万円に対し10%の金額から控除額97,500円を引いた金額が納税金額となり、およそ20万2,500円の納税が本来の納税金額です。

しかし競馬の利益にかかる税金の金額は「一時所得」と「雑所得」の2つの、どちらに該当するかで大きく変わってきます。

両者の大きな違いは、課税対象額が異なるのと、所得金額を計算する際に必要な経費に該当する部分が異なる点です。
個別に詳しく見ていきましょう。

競馬と税金で一時所得とは

一時所得は馬券の払い戻し金の総額で、年間50万円以上の払い戻し金額が発生した場合に、課される税金となります。
一時所得の計算式は以下の通りです。

一時所得の計算式
(馬券の払い戻し金額-的中馬券の購入経費-50万円)÷2

ここでいう馬券の払い戻し金額とは、利益の出た金額ではなく、的中馬券として払い戻された年間の総払い戻し金額です。

例えばケースによっては実際の利益は300万円でも総払い戻し金額は1千万円ということもあり、総投資金額や購入回数が増えれば増える程、年間の総払い戻し金額が増加します。

また的中馬券の購入経費とは、外れ馬券を除き、的中した馬券を実際に買った金額が適用されます。
仮に1点1万円で5点合計5万円分買った馬券のうち、1つが的中し10万円の利益があった場合、5万円が購入経費ではなく1万円が購入経費です。

一時所得して正確な税金を納めるためにも、購入経費はしっかり把握し管理する必要があります。
例えば301万円の的中馬券を的中するための的中馬券の購入経費が1万円だったケースですと、125万円が総所得金額となり課税の対象です。

逆に年間回収率130%の人が、年間1千万円購入し300万円の利益があった場合は、払い戻し金額が1,300万円となり、的中馬券の購入経費は1千万円ではなく、的中した馬券を買った金額のみに適用されます。
仮に的中馬券の購入金額が300万円だったケースですと、475万円が総所得金額となり、ワンランク上の税率20%が課されます。

一時所得は雑所得と異なり、年間の総払い戻し金額50万円までは税金の対象外となりますが、購入金額が増えれば増える程、年間の総払い戻し金額が増え、課税の対象金額が増えるのが特徴で、通常の所得税の税率とは大きく異なるため注意しましょう。

税金が雑所得で計算されるケース

基本的に競馬の利益は一時所得で計算されますが、継続的に高額な金額を購入すると莫大な税金となる可能性があり、こういった事態を避けるために雑所得で計算されるケースがあります。

雑所得では20万円以上の利益が課税対象となりますが、20万円未満の金額を除き、利益となった金額がそのまま所得として課税対象となります。

ここで言う利益とは外れ馬券を含む全ての馬券を購入した経費を引いた上で生じた利益です。

ですから、年間1,000万円購入し300万円の利益があった場合は、一時所得では払い戻し金額1,300万円を元に計算する必要がありますが、雑所得の場合は外れ馬券も購入経費に該当するため、総所得金額は300万円となり税率は、本来の年収300万円と同じく10%です。 

馬券の購入金額が高額であればあるほど一時所得よりも雑所得の方が税率は低くなりお得です。
ただ、本来競馬の利益は一時所得で計算され、継続して高額の金額を利益を出すことを目的として、購入していたことが認められた場合にのみ、特例で雑所得が適用されるケースがあります。

継続して高額の金額を利益を出すことを目的として購入していたことを認めるのは、本人ではなく税務署の判断であり、一定の要件を満たせば必ず雑所得として計算されるわけではありません。

ですから税金を支払う際には基本的に一時所得で払うことを前提に、金額を計算することをおすすめします。

このように競馬で得た利益に課される税率の計算はかなり複雑ですが、競馬の馬券収入によって得た利益で生活をする場合には、税金問題は避けて通れない道となります。

馬券収入だけが生活手段ではない

馬券収入だけが生活手段ではない

競馬で生活と聞くと馬券収入で稼ぐことをイメージする人も多いですが、実際には競馬に関わる形で多くの人が生活しています。

例えば馬の世話が好きな人は牧場、調教師、厩務員、騎手などの競馬関係者として、給料をもらい競馬で生活しています。

また、テレビに出ているの予想家や競馬新聞の記者も、競馬という世界に関わって給料を貰い競馬で生活している人達です

視点を少し変えると、SNSの発達した現代では有料予想として自分の予想を公表し予想を買ってもらうことで利益を出し、競馬で生活している人もいます。

noteと呼ばれるメディアプラットフォームでは、様々な有料記事を個人で販売することができますが、競馬の有料予想を販売することも可能です。

同じく競馬に関わるの情報を発信し人気YouTuberとして活躍する人も、競馬で生活する人達です。
チャンネル登録数を稼ぐことでYouTubeの広告収入を生活に充てる人もいれば、有料のサロンを解説しサロンの会費で得た収入を生活に充てている人もいます。

また、競馬の知識をネット上で公開し利益を出したり、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングで、競馬に関わるコンテンツ記事を作成するクライアントから依頼を受けて、ライターとして収入を稼ぐ人もいます。

このように競馬で生活というのは、なにも馬券収入だけではなく、様々な形で競馬という分野に関わって生活している人は、世の中にたくさんいます。
こういった人達も広い意味では競馬で生活していると言っても良いのではないでしょうか。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は競馬の馬券収入で生活することが、どういった理由で大変なのかを簡単に紹介しました。
大変な理由をまとめると以下の通りです。

競馬の馬券収入のみで生活することが大変な理由
①回収率100%以上を維持するのが大変
②それなりの投資金額必要
③税金の計算方法が複雑

このように大きく3つの理由から、競馬で生活することが大変であることを解説しました。
馬券収入のみで生活していくのは非常に大変なことがわかります。

しかし、競馬が好きな人であれば、何も馬券収入だけが生活手段になるわけではなく、様々な形で競馬に携わることでお金を稼ぐことは可能です。

特に最近はネットの普及によりSNSを活用して、競馬に関わるコンテンツでお金を稼ぎ、馬券収入と合わせて生活費を稼ぐ人も増えてきていますので、馬券収入だけにこだわらず、視野を広げて競馬で生活する方法を考えてみてはいかがでしょうか。