ばんえい(帯広)競馬場のコース特徴や傾向データを調査!初心者でも勝てる攻略法!

ばんえい(帯広)競馬場のコース特徴や傾向データを調査!初心者でも勝てる攻略法!

競馬と聞いて大部分の人が思い浮かべるのは、青々と茂った芝の上をサラブレッドたちが颯爽と駆け抜ける姿でしょう。
しかし、競馬で開催されているレースは芝の上だけではありません。

中央競馬で開催されるレースの約半分、そして地方競馬では9割以上のレースが「ダート」と呼ばれている砂を敷き詰めたコースの上で実施されます。

そしてもうひとつ、これらと全くことなる「ばんえい競馬」という競馬が存在することを知っているでしょうか。

本記事では、ばんえい競馬が開催される帯広競馬場の概要と、ばんえい競馬の基本情報、そして馬券を購入する際の心構えなどを解説していきます。

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ばんえい(帯広)競馬場競馬場の概要

ばんえい(帯広)競馬場競馬場の概要(引用元:ばんえい十勝)

ばんえい競馬が開催されている帯広競馬場は、北海道帯広市にあります。
最寄り駅はJR帯広駅で、そこからバスに乗ると10分ほどで「競馬場」という停留所に到着するので、そこで下車すれば帯広競馬場に着きます。

ばんえい競馬を開催しているのは、日本中だけではなく、世界中を含めてもここ帯広競馬場だけであり、実はとても貴重なレースが観戦できる場所なのです。

以前は帯広競馬場以外でもばんえい競馬を開催していましたが、売上げが伸び悩んで閉鎖する競馬場が相次ぎ、現在はここ帯広競馬場のみとなってしまっています。

しかし帯広競馬場も決して売り上げが順調というわけではありません。
何しろばんえい競馬そのものの知名度が非常に低いのでライトな競馬ファンだと存在自体知らないでしょうし、存在を知っていても馬券を買ったことがあるというファンになるとごく少数になるでしょう。

ちなみに帯広競馬場には1周1570mというかなり広いダートコースがあり、以前はダートレースも開催していたのですが、現在はダートレースは開催しておらず、ばんえい競馬のみの開催となっています。

帯広競馬場はばんえい競馬を開催している競馬場としてだけではなく、ばんえい競馬の歴史を伝える建物としての役割も担っています。

競馬場の入り口には「馬の資料館」があり、そこではかつて馬に取り付けて使用していた農耕器具や運搬器具、馬具やばんえい競馬そのものの歴史や血統などを紹介しているので、もし帯広競馬場に訪れる機会があったならば「馬の資料館」にも是非足を運んでみてください。

ばんえい競馬とはどんなレース?

ばんえい競馬とはどんなレース?(引用元:ばんえい十勝)

ばんえい競馬の攻略法を解説する前に、まずは「ばんえい競馬」そのものについて解説する必要があるでしょう。

通常の競馬は騎手が競走馬に跨り、定められたコースを周回し、どの馬が最も早くゴールを駆け抜けるかを競う競技です。

しかしばんえい競馬は私たちが知っている競馬とは全く違います。
ばんえい競馬の騎手は競走馬には跨らず、重りを載せたソリに乗っていて、競走馬はそのソリを引っ張ってゴールを目指します。

コースについては後述しますが、距離によってスタート位置が変わるという事はなく、すべて同じ距離で競うこととなっています。

出走する馬も通常の競馬とは全く違う種類で、通常の競馬に出走しているのはサラブレッドですが、ばんえい競馬に出走しているのは「ばん馬」という馬です。

引っ張る重りの重さは1,000キロになる事もあるため、ばん馬はサラブレッドと比べるととても大きく、実際にばんえい競馬を観に行くとその迫力に驚かされることでしょう。

ばんえい競馬のルールについて

ばんえい(帯広)競馬場(引用元:ばんえい十勝)

レースそのものが通常の競馬とは大きく異なるため、ばんえい競馬はルールも通常の競馬とは大きく異なります。

まず、ゴールを通過したかどうかの判定についてですが、通常の競馬の場合は身体の一部分がゴールラインを通過した時点でゴールとみなされます。

しかしばんえい競馬では身体の一部分ではなく、ばん馬が引いているソリも完全にゴールラインを通過しなければゴールとはみなされません。

重い重りを引っ張るばんえい競馬はとにかくスタミナを消費するので、時にはあと少しでゴールするという所で馬の足が止まってしまう事もあります。
通常の競馬とはまた違った意味で観ていて最後まで気が抜けない競技だと言えるでしょう。

文章で説明するよりも実際にレースを観たほうが違いがすぐに分かると思いますので、ばんえい競馬の動画のリンク先を添付しておきます。

ばんえい(帯広)競馬場競馬場の攻略法

ばんえい(帯広)競馬場競馬場の攻略法

ばんえい競馬の攻略法はいくつかありますが、その前にばんえい競馬が開催されるコースについて詳しく解説していきます。
ばんえい競馬のコースは全長200mでフルゲートは10頭、そして途中にふたつの「障害物」があります。

第1障害は長さ9.3mで高さは1m、第2障害は長さ16mで高さが1.6mです。
この障害をいかにして乗り越えるかが、ばんえい競馬最大の見どころであり勝負所といえるでしょう。

最大1,000キロの重りを引いているため、止まらずにこのふたつの坂を乗り越えられるような馬は存在しません。
したがって、どこかで休憩し、息を入れる必要があります。

どこまで進み、いつまで休ませるかは騎手の判断によるので、馬の能力だけではなく、騎手の判断力なども勝敗を大きく左右する要素のひとつといえるでしょう。

有利な枠順と脚質について

ばんえい競馬はコーナーがない直線コースであり、更に枠も固定で、隣の枠に入ることはルール上認められていません。
したがって、枠順による有利不利は基本的にない、と考えてよいでしょう。

ただし、故意にではなく、馬がよろけてとなりのコースに入ってしまったり、落橇(らくそり)といって、騎手がソリから落ちてしまって隣の馬が動けなくなってしまう、ということも極まれにあります。

それを考えると、外に逃げることができる両端の枠が有利といえば有利です。
枠順以上に馬券を購入する際に配慮しておかなければならないのは、「馬場の水分」です。
当日雨が降ったり、前日の雨が残っていたりすると有利不利が大きく変わります。

晴れていて馬場が乾いている状態であればパワータイプの馬にとって有利となり、水分を含んでいた状態だと、スピードタイプの馬にとって有利な馬場となります。
脚質に関して言えば「逃げ」が有利です。

ばんえい競馬では止まることなく走り抜けることが出来ないため、どこかで馬を休ませなければならないのですが、他の馬に先だって前に行くことができる逃げ馬はその「休む時間」を他の脚質の馬よりも多く確保することができます。

トップで第1障害をクリアして一旦休み、そこから後ろの馬が追い付いてきたら進み、突き放したら休みを繰り返して第2障害へと向かい、他の馬が休んでいるのを尻目に一気に第2障害を駆け上がってゴールする、というのが逃げ馬の必勝パターンです。

馬や騎手について記憶しておこう

ばんえい競馬はすべてのレースで同じコースを使って行われます。
したがって、通常の競馬よりも各馬の優劣はつけやすいといえるでしょう。
そのため、出走する馬の知識を深めれば深めるほど飛躍的に的中率は上昇します。

その馬がパワータイプかスピードタイプかどうか、どういった走り方を得意としているのかくらいは覚えておくと予想の際に役立つでしょう。
馬の年齢に関しての考え方も中央競馬などとはガラリと変わってきます。

中央競馬ではピークは5歳くらいまでで、それ以降は緩やかに下降、7歳を超えるとほとんど勝てなくなるというのが一般的な考え方です。
ダートや障害であっても8歳を過ぎると超一流の馬でなければ勝ち負けは難しいでしょう。

しかしばんえい競馬の場合、5歳以上くらいからやっとばん馬としての能力を開花させるため、ピークは中央競馬の競走馬などよりもずっと遅いです。

10歳を超えても普通に若い馬たちに先着することもあるので、馬齢が二桁だからという理由だけで切ることはしないようにしましょう。

そしてもう一つ、ばんえい競馬では「どの騎手が騎乗するか」も非常に重要です。
ばんえい競馬では騎手が馬ではなくソリに乗ります。

直接馬に乗るわけではないので、鐙を当てたりすることが出来ないため、馬との意思疎通が非常に難しいのですが、勝負どころである「休ませる時間と再び走らせるタイミング」は騎手の指示によって決めることになります。

どれだけ能力が高い馬でも騎手の判断力や指示の出し方にミスがあれば力を発揮できないですし、馬との呼吸がピッタリと合っていれば能力以上の力を発揮することもあるでしょう。
騎手の成績は中央競馬以上にしっかりとチェックすることをおすすめします。

パドックは必ずチェック!

中央競馬や一般の地方競馬の場合は出走するかどうかを競走馬を所有している側が決めることができますが、ばんえい競馬では「運営側」がどの馬を出走させるかを決めます。

この事は非常に重要で、所有している側が出走するかを決める場合はしっかりと体調を整えた状態で出走させることができますが、主催者側が決めるばんえい競馬だとそうはいきません。

もちろんあまりにも調子が悪ければ出走を辞退しますが、諸事情によってあまり馬の調子が良くなかったとしても出走せざるを得ない状況というのも当然出てくるでしょう。

競馬の予想をする際にパドックのチェックが大切なのは言うまでもありませんが、ばんえい競馬では通常の競馬以上にパドックのチェックが大切で、パドックがチェックできないのであれば、馬券を購入することは止めておいたほうがよいくらいです。

はじめはどこをチェックすれば良いか分からないかもしれませんが、何回も見ていると自然と「気合が入っている間」というのが見分けられるようになります。

当日や前日の天候で購入する馬を変えよう

前述しましたが、「天候」も馬券を購入する際には必ずチェックすべきポイントのひとつです。
特に雨が降っていたり、前日の雨がまだ残っている状態であればスピードに定評がある馬がパワータイプの馬に先着するということもよくあります。

そしてもう一つ押さえておきたいのが「降級組」です。
ばんえい競馬では成績によってCクラスからAクラスまでクラス分けされており、一定数負けるとクラスのランクがひとつ下がります。

下のランクの馬のレベルは当然ながらワンランク下がるので、これまで負け続きだった馬が降級した初戦でいきなり圧勝するということも十分ありえます。

ばんえい史上最強馬「オレノココロ」

ばんえい史上最強馬「オレノココロ」(引用元:ばんえい十勝)

「これまで登場してきた競走馬のなかで史上最強馬はどの馬か」というのは競馬ファンの間では必ず議論となり、永遠のテーマでもあります。

しかし通常の競馬ではレースの距離も、開催されるレース場もそれぞれ異なるので、本当のナンバーワンを決めるのは実質不可能といえるでしょう。

しかし、同じコースを常に走るばんえい競馬であれば、史上最強馬を決めることは決して不可能ではありません。

少し前に史上最強のばんえい競馬を決めるファン投票がおこなわれたのですが、その際に2位以下に圧倒的な差をつけて1位となったのが「オレノココロ」という馬です。
2012年から202年まで現役で活躍しており、それまでに重賞25勝という驚異的な成績を上げています。

重賞25勝というのはばんえい競馬のみならず、中央競馬の登録馬でも匹敵する勝利数を挙げている馬がおらず、重賞勝利数歴代最多記録です。
重賞初勝利は2013年のばんえいダービーで、以降は毎年のように重賞レースで勝ち星を重ねていきました。

特に2015年から2017年の3年間は、重賞を4勝、翌2018年にはそれを上回る1シーズン重賞4勝という大記録を打ち立てています。

2021年の「ばんえい記念」を引退レースとし、このレースをもって引退、種牡馬になる事が決まったのですが、2022年7月19日、ヘルニアによる機能不全のため、12歳でこの世を去ってしまいました。

12歳といえば、まだまだ余生を過ごせる年齢ですし、オレノココロの産駒は期待も寄せられていたでしょうから、ばんえい競馬にとっては大きな損失であったといえます。

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まとめ

帯広競馬場は、北海道帯広市にある競馬場です。
ここでは通常の競馬は開催されておらず、「ばんえい競馬」という全くルールが異なるレースが開催されています。

ばんえい競馬は、競走馬もサラブレッドではなく、ばん馬という馬ですし、競技自体もコースを周回するのではなく、ばん馬に重りを載せたソリを取り付け、そのソリを引っ張ってふたつの障害物を乗り越えながらゴールを目指します。

ばんえい競馬で馬券を的中させるためには、とにかく出走する馬についての情報収集と、騎手の成績に注目するようにしましょう。

また、各馬はランク付けされており、負け続けるとランクが下がりますが、降級した馬が出走すると圧勝する可能性があるのでチェックしておく事をおすすめします。

そして出走は運営側の判断で決まるため、必ずしも万全の状態で出走しているとは限りません。
通常の競馬以上にパドックでの馬の調子の確認が重要となります。