競馬のオッズとは?計算方法と3連単や3連複などの還元率も紹介

オッズが高い買い目は買わないようにする

競馬は競走馬が走っているレースを観戦するのも醍醐味のひとつですが、競馬をやっていて一番楽しい瞬間は購入した馬券が的中し、配当金を受け取るときではないでしょうか。
馬券を購入する際に必ず確認することになるのが「オッズ」です。
本記事ではオッズについて、基本的な意味とどのように数値が決められているのかを解説します。

オッズとは?

オッズとは?

オッズとは、簡単にいえば自分が支払った馬券代が何倍になって返ってくるのかを数値で示したものです。
たとえばとある買い目を300円分購入し、そのオッズが5倍だったとします。
この馬券を的中させられれば、300円×5倍の1,500円が配当金として支払われます。

オッズはその馬の人気がどれくらいあるかで決まる

オッズはその馬の人気がどれくらいあるかで決まる

オッズはその買い目がどれくらい買われたかによって決まります。
人気がある馬は多くの人がその番号が含まれた買い目を購入するのでオッズが低くなります。
競走馬についての知識があまりない人であっても、オッズを見ればそのレースのなかで人気がある馬がすぐわかるでしょう。
人気がある馬というのは、基本的に強い馬なのでオッズが低い馬=強くて人気がある馬と認識してもらって構いません。

人気がある馬はオッズが低くなっていき、競馬における最低オッズは「1.0」倍です。
こんな倍率になることはあるの?と思う人がいるかもしれませんが、実は2000年代、しかもG1レースで単勝が元返しになったケースがあります。

それは2005年の菊花賞で、後世に語り継がれるであろう名馬、ディープインパクトが出走しており、このディープインパクトが1番人気で単勝元返しとなりました。
レースはディープインパクトが圧巻の走りで見事期待に応え、無敗の三冠馬となっています。

オッズは大きく4段階に分かれる

競馬のオッズは中央競馬の場合、だいたい木曜日くらいに掲示されますが、その数字が実際のレースのオッズになるわけではありません。
最初に掲示されるオッズというのは、まだ誰も馬券を買っていないので「予想オッズ」と呼ばれるもので、これまでの過去の戦績と照らし合わせたものとなっています。

その後、事前に馬券を購入する人によってオッズは変動し、ある程度日数が経過すると「中間オッズ」となり、レース本番直前に「最終オッズ」に、投票が締め切られると「確定オッズ」が決まります。
このように、オッズとひとくちに言っても大きく分けると「予想オッズ」「中間オッズ」「最終オッズ」「確定オッズ」の4種類に分けられるのです。

全部のオッズを意識する必要はない

とはいえ、この4つのオッズの数字すべてを把握する必要はありません。
まず「予想オッズ」はあくまでも過去の戦績を元に導き出されたものなので、馬券が買われていくと大きく変動します。
まず、どの馬券を買うかの基準にすべきオッズは「中間オッズ」です。
中間オッズはある程度馬券が買われている状況での数値なので、それなりに信憑性のある数値になっています。
中間オッズをもとに、自分の予想と照らし合わせて期待値の高い馬券をチェックするとよいでしょう。
しかし、まだここでは買わないほうが良いです。

オッズは直前まで変動するので、時間ギリギリまでオッズの変動を見極め、購入終了時間が迫っているなかでの「最終オッズ」を確認して馬券を購入するのがポイントです。
「確定オッズ」は購入締め切り終了後の数字なので、この数字を見て対応はできません。

しかし、近年では話題作りのため、特にG1レースなどでは直線でひとつの買い目に数百万円投資する人も出てきています。
すると、オッズが大きく変動するため、中間オッズと最終オッズに大きな差が出てくる事例がたびたび出ていて、問題となっています。

オッズの計算方法を知っておこう

オッズの計算方法を知っておこう

オッズは、その買い目の馬券が買われた金額をもとに、以下の計算式で計算されています。

オッズの計算式
オッズ = 払戻率(1-控除率)÷ 支持率

しかし、この計算式を見ても、「払い戻し率」「控除率」「支持率」の言葉の意味が分からなければ計算できません。

このうち「支持率」とは、馬券が購入されたすべての数のうち、ある馬券が購入された割合のことを指します。

例えば単勝で6番を購入したとしましょう。
単勝の馬券の売り上げが1,000万だったとして、そのうち6番の売り上げは200万だったとします。
すると支持率は「200÷1,000×100%」で20%ということになります。
上の計算式に当てはめると、支持率が高ければ高いほどオッズは低くなっていきます。
人気馬のオッズが低くなるのはこれが理由です。

払い戻し率とは?

払い戻し率とは?

払い戻し率とは、JRAが得た馬券の売り上げのうち、配当金として購入者に戻ってくる割合のことを指しています。
実はギャンブルというのは馬券代などユーザーが支払ったお金を100パーセント配当金として支払っていません。

受け取った馬券代のなかから決まった分をJRA側が確保し、残ったお金を配当金として分配しているのです。
このJRAが受け取る取り分が、先ほどの式に使われている用語のひとつ、「控除率」となります。
この控除によって受け取ったお金はすべてJRAの儲けになっているというわけではなく、運営資金であったり、騎手に支払う騎乗手当や賞金などに割り当てられます。

払い戻し率は馬券の種類によって異なる

競馬の馬券の払い戻し率は実はすべて一定ではありません。
馬券の種類によって払い戻し率は異なっており、それを表にまとめると以下のようになります。

券種 払い戻し率
単勝 80%
複勝 80%
枠連 77.50%
馬連 77.50%
ワイド 77.50%
馬単 75%
3連複 75%
3連単 72.5%
WIN5 70%

この表を見ると、的中難易度が高いものほど払い戻し率は低くなっていることに気づくのではないでしょうか。
そうなると、払い戻し率の高い「単勝」や「複勝」にしておいたほうが馬券を買う側にとっては得なのでは?と思う人もいるでしょう。
次項で詳しく解説していきます。

払い戻し率が低いからと買わないのは損

しかし、払い戻し率が低いからといって馬単や3連複を予想の自信があるのに買わないのは損です。
払い戻し率が低い馬券は的中難易度が高い分、オッズが跳ね上がるため、的中させれば払い戻し率など気にならないくらいの配当金を得る事ができます。
競馬の醍醐味のひとつは少ないお金で大きな利益が得られる一獲千金です。

あくまでも予想に自信があること前提ですが、払い戻し率は気にせず積極的に馬単や3連複などの馬券も買っていったほうが最終的に回収率は高くなります。

実際にオッズを計算してみよう

実際にオッズを計算してみよう

では、実際にオッズの計算をしてみましょう。
オッズの計算式は、「オッズ = 払戻率(1-控除率) ÷ 支持率」でしたね。

例えば「1-2-3」の3連単の馬券を購入したとします。
3連単は全部で3,000万枚の売り上げがあり、そのうち「1-2-3」は600万枚の売り上げでした。
まず支持率を計算すると、600×3,000×100なので、20%となります。

そして払い戻し率が72.5%なので、72.5÷20=3.625倍、小数点2位以下は切り捨てなので、「1-2-3」のオッズは3.6倍です。

ワイドや複勝は計算方法がかなり複雑

ところが、馬券のオッズはすべて上記の計算でできる、というわけではありません。
競馬の馬券のうち「複勝」と「ワイド」は3着までに入れば的中となる馬券です。
複勝とワイドのオッズを見ると、幅を持たせており、1着から3着までのうち、何着はいるかでオッズが変わってくるのです。

的中がひとつしかない馬券であれば、売り上げを均等に配分すれば良いですが、複勝やワイドの場合は、売り上げのうち外れ馬券分の売り上げを3つに均等に分配します。

これも例を出して説明していきます。
あるレースで複勝の馬券の売り上げが300万円あり、1着40万円、2着20万円、3着10万円の的中馬券だったとします。

外れ馬券の売り上げは、500-40-20-10で、330万円なので、この330万円を均等に分配していきます。

オッズの計算式
1着:(40+110)÷40で3.75倍
2着:(20+110)÷20で6.5倍
3着:(10+110)÷10で11倍

それぞれ上記のようなオッズとなります。

計算ができなくても簡単にオッズは確認できる

計算ができなくても簡単にオッズは確認できる

計算式は、特に複勝やワイドになるとちょっと複雑で、自分で計算するのが面倒だという人もなかにはいるかもしれませんが、そんな心配はしなくても大丈夫です。
ほとんどの人はいちいち、「自分の買おうとしている馬券のオッズはどれくらいだろう」と、計算するようなことはしません。
なぜなら、計算をしなくてもオッズは簡単に確認できるからです。

中央競馬をやっている人はほぼ全員が見るであろうJRAの公式ホームページを見れば、各レースのオッズはすぐに分かりますし、テレビの競馬中継でも中継をするレースのオッズは必ず掲示されます。
そもそも、オッズはその馬券が購入された数によって目まぐるしく変動するので事前に計算してもあまり意味がありません。
オッズを確認できるサイトでリアルタイムで自分が買おうとしている買い目のオッズを確認したほうが確実です。

競馬ではまれにオッズの歪みが発生する

競馬ではまれにオッズの歪みが発生する

競馬のオッズはその馬の人気があればあるほど低くなっていく事が仕組みから分かったのではないでしょうか。
ところが、長年競馬の馬券を買っていると、ごくまれに「この馬はそこまで実績がないのにどうしてこんなにオッズが低いんだろう」といったものや、逆に「これだけ実績があるのにどうしてこんなにオッズが高いのだろう」といったレースに遭遇することがあります。
これが俗にいう「オッズの歪み」です。

オッズの歪みを見つけた時は、容易に大きな利益を得られるチャンスといえるでしょう。
本項目では、オッズの歪みが発生する原因について解説していきます。

有名雑誌や人気記者の過剰評価

馬券を購入している人の多くは、愛読している競馬雑誌や新聞、YouTubeなどで配信されている競馬番組で出される予想をとても参考にします。
こういったメディアで予想を出している人は業界との繋がりも強い人たちばかりなので、印が付いている馬は多くの人が「強い」と思われがちです。

しかし、彼らの予想が100発100中というわけではありませんし、なかには番組を盛り上げようと本来の自分の予想とは少し異なる予想を出していたりすることも考えられます。
例えば、前のレースで最後方から豪快な末脚で圧勝した馬などは持ち上げられがちですが、次のレースもそのような展開になるとは限らないですし、追い込み馬は前が塞がれると途端に実力を発揮できなくなります。

ところが多くの人はそんな裏を考えもせず、印が付いた馬に人気が殺到し、実力に見合わないようなオッズとなってしまうのです。
彼らの予想はあくまでも参考に留め、必ず自分で出走馬の実績などを確認するようにしましょう。
そうすると、オッズの歪みを見つけられるかもしれません。

馬券の種類の多様化

現在購入可能な馬券の買い方のうち、ワイドは1999年、3連複と3連単は2000年代からと、比較的新しく導入された買い方です。
このうち、3連複と3連単は組み合わせ数がとても多いためか、馬券の買われ方に偏りが生じることが多く、実力がそれなりにある馬同士の組み合わせなのにオッズが跳ね上がるといった事態が発生することがあります。

組み合わせが多いので、自発的に見つけることは難しいですが、買おうとしている買い目でこのような現象が発生していれば大きなチャンスです。

G1レースでは歪みが発生する確率が高い

競馬のあらゆるレースのなかで最高峰となるG1レースも実はオッズの歪みが発生しやすいです。
競馬好きのなかには普段は馬券を買わないがG1レースの時だけは馬券を買うという人も多く、そういった人たちは自分で予想をする能力があまりありません。
競馬新聞や雑誌の情報を大いに参考にしてしまい、印がついた馬券をそのまま購入します。

普段のレースよりもそういった人たちの割合が多いので、必然的にオッズの歪みは発生しやすいといえるでしょう。

オッズ歪みを見極められれば簡単に大金が手に入る

オッズ歪みを見極められれば簡単に大金が手に入る

先に紹介したのはあくまでも一例で、オッズの歪みが生じる原因というのはそのほかにも色々とあります。
しかしオッズの歪みは自分でしっかりとレースについて調べなければ見つけられるものではありません。
狙って見つけることはできませんが、レースの分析をしていればオッズの歪みに出会うことはできます。
もしオッズの歪みを見極める事ができたのであれば、普段より強気の勝負をしてみてもよいかもしれません。

まとめ

競馬のオッズとは、自分が購入した馬券代が何倍になって戻ってくるかを示した数字です。
オッズは、その馬券が全体のうちどれくらい買われたかと、払い戻し率によって計算でき、人気の馬が含まれているオッズは必然的に低くなります。
しかし、オッズを自分で計算する必要はなく、JRAの公式ホームページなどをチェックすればオッズはすぐに確認できます。

オッズは馬券の買われ方によってリアルタイムで変動するので、サイトでオッズを常にチェックしつつ馬券を購入するとよいでしょう。
オッズの低い馬が人気と実力がある馬と基本的に考えておいて間違いありませんが、メディアの取り上げ方や著名人の予想の仕方などによって実力とつり合わないようなオッズになることもまれにあります。
これを「オッズの歪み」といい、オッズの歪みを見つけた時は一気に回収率をアップさせるチャンスです。