競馬は3000円でも十分楽しめる!上手な馬券の買い方とは?

競馬は3,000円で楽しめる!上手な馬券の買い方とは?

競馬で多く勝つには馬券の購入金額もある程度必要としますが、3,000円を軍資金にして楽しむことも可能です。
競馬で3,000円はキリのいい数字でもあります。

100円の30点買いや1,000円の3点買いなど、それなりに点数を多くすることもできれば、1点の買い目を増やすことで回収率を上げられます。
そこで、競馬の3,000円で楽しめる上手な馬券の買い方を解説していきます。

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1レースに3,000円ならキリが良くて購入しやすい

1レースに3,000円ならキリが良くて購入しやすい

3,000円という数字は競馬ファンなら4通りの馬券の買い方をまず浮かべるでしょう。
それは100円ずつの30点買い、500円ずつの6点買い、1,000円ずつの3点買い、そして3,000円を1点勝負です。

もちろん、この通りにしなくていいのですが、買い目や金額でキリのいい数字にしておかないと、対象レースで「どの券種を何点購入したのか」が分からなくなってしまいます。

単勝や複勝を2点、馬連3頭BOXとワイド、3連複に3連単をフォーメーションとなれば、何を買ったか分からないだけでなく、点数で買い忘れが生じる可能性が高くなります。

また、何点購入しているのか分からないパターンだと、3連単でもう少し手を広げたいという欲望が出てしまって、3,000円という予算をオーバーしてしまいかねません。

競馬を楽しむ人にとって、3,000円というのは手を出しやすく、万が一全部外れたとしてもそこまでダメージは残らない金額といえます。

これが1レースに10,000円を購入する人となると、必ず的中しないとならないプレッシャーが強くなり、全部外れたときには深刻なダメージを負ってしまうでしょう。

さらにその10,000円を取り戻そうと躍起になってしまい、予算をかなりオーバーして最終レースにつぎ込んでしまう恐れがあります。

3,000円の馬券の上手な買い方

3,000円の馬券の上手な買い方

競馬で手を出しやすい3,000円馬券と説明しましたが、実際にどのような買い方をすればいいのか分からないビギナーの競馬ファンもいることでしょう。

ここでは1レースで3,000円を使うことを前提に考えていきます。
それでは3,000円馬券の上手な買い方をみていきましょう。

3連単軸2頭マルチ5頭流し

最もポピュラーな30点買いといえば、3連単の軸2頭マルチ5頭流しです。
軸馬を2頭と、相手を5頭選びます。

A→B→①・②・③・④・⑤

馬券を購入する際には1着A、2着Bと指定しますが、マルチだけに3着までに入れば入れ替わっても構いません。
AとBはもちろん、①~⑤の5頭はどれかが3着までに入れば無事に的中となるのが3連単2頭軸マルチです。

これは信頼できる軸馬がいる場合に最適といえます。
3連単は的中率が低い券種ですが、予想に自信のある馬が出走する場合だと馬連やワイドでは低配当にしかならず、逆に3連単は高配当を望めます。

競馬は人気を背負う馬から予想するのが無難です。
人気と実力は必ずしも一致しませんが、人気になる馬というのは何らかのアドバンテージがあるのでオッズに反映されています。

軸にする2頭は1番人気と2番人気にはせず、1番人気と3~5番人気から1頭選ぶのがベストですが、着順が入れ替わることもありますので、1番人気と2番人気の実力が拮抗しているならその2頭を軸にしてみましょう。

3連単軸1頭流し6頭

これは先述の3連単軸2頭マルチ5頭流しと似たイメージですが、これは軸1頭の着順を指定しなければなりません。
基本的に強い馬の1着を固定するのがオーソドックスな買い方ですが、穴馬を軸にする場合は2着や3着固定で流す方法も見られます。

相手の6頭は着順こそ不同でいいものの、必ず6頭の内の2頭は馬券圏内に入らないといけません。
しかも、軸馬を1着固定にすると、万が一2着や3着に入ればその時点で外れ馬券となります。
軸馬の予想に自信がある場合におすすめです。

馬連3頭BOXと4頭BOX

この2つは購入金額を変更するだけで可能です。
馬連3頭BOXはそのまま3点買いで1,000円ずつ購入します。

対して馬連4頭BOXは6点買いになるので500円ずつ購入します。
単純に買い目は倍になるので、1点ずつの購入金額は半分となります。

3頭の内、2頭に自信があるレースは3頭買いが基本で、中穴の馬も入れたい場合は4頭買いもおすすめです。
3頭BOXは1点が1,000円ですから、3倍以上のオッズが付けば本命サイドの決着でも回収率は100%を超えられます。

単勝1点買いと単複合わせ

競馬の醍醐味といえば単勝1点買いです。
出走頭数が多い・少ない関係なく、1着を当てるので最も基本で予想しやすいスタンスです。

ちなみにガチガチの人気馬で単勝が1.1倍の最小オッズだったとしても、旨味はないですが3,000円1点買いなら少額でも回収率100%を超えてきます。
単勝だけではどうしても不安だという人の場合、複勝も絡めた馬券がいいでしょう。

単勝1,500円と複勝1,500円といったように金額を分けておき、2着や3着になっても大きなマイナスにならないようにします。
人気馬の複勝だと1.3~1.8倍程度になりがちですが、回収率は80%をキープできるので、負けたくないという人にはおすすめです。

3連複軸1頭流し5頭・6頭

中心にした軸馬は決まったものの、相手関係が難しい場合、3連単よりも3連複の軸1頭流しが無難です。
3連単の方が高配当を望めますが、着順を固定にしたくない場合は1頭軸マルチだと4頭流しでも36点買いと予算をオーバーしてしまいます。

相手が5頭から6頭ほどに手を広げたいなら3連複の1頭流しがおすすめです。
5頭流しなら10点買いになるので各300円ずつ、6頭流しなら15点買いになるので200円ずつの購入となります。

ちなみに、3連複軸1頭流しは8頭でも28点買いになるので、穴馬を軸にする場合は100円だけ購入しても回収率100%超えの配当を望めます。

天皇賞春を例にしてみる

天皇賞春を例にしてみる

3,000円の上手な買い方の例として、2022年の天皇賞春を参考にしてみましょう。
第165回天皇賞春は2022年5月1日に阪神競馬場芝3200mで行われました。

このレースは前年の2着馬で前哨戦の阪神大賞典を完勝したディープボンドが1番人気になり、前年の菊花賞馬で日経賞を逃げ切ったタイトルホルダーが2番人気となりました。
実績的にもこの2頭が人気を集めましたが、結果はタイトルホルダーが圧巻の逃げ切り勝ちを収めています。

ちなみに3着は阪神得意で前走のダイヤモンドSで4連勝を決めた4番人気のテーオーロイヤルでした。
人気サイドの決着となりましたが、実際の払戻金をみてみましょう。

2022/5/1 天皇賞春 阪神競馬場 芝3200m 稍重

着順 枠番 馬番 馬名 騎手 人気(オッズ)
1 8 16 タイトルホルダー 横山和生 2人気(4.9)
2 8 18 ディープボンド 和田竜二 1人気(2.1)
3 4 7 テーオーロイヤル 菱田裕二 4人気(9.9)

払戻金

単勝 16 490円 2人気 馬単 16→18 1,230円 3人気
複勝 16187 180円120円260円 2人気1人気5人気 ワイド 16-187-167-18 270円950円500円 1人気9人気5人気
馬連 16-18 520円 1人気 3連複 7-16-18 1,580円 2人気
枠連 8-8 450円 1人気 3連単 16→18→7 6,970円 9人気

阪神競馬場で開催されるので、菊花賞馬で先行力のあるタイトルホルダーは軸に最適といえ、1番人気のディープボンドは大外枠という面もあり、結果的に2番手に評価を下げるのがベストの予想となります。
このレースで◎をタイトルホルダーにしてみた場合の払戻金は下記になります。

買い方 購入点数 的中金額 回収率
3連単軸2頭マルチ5頭 100円×30点 6,970円 232%
3連単軸1頭流し6頭 100円×30点 6,970円 232%
馬連3頭BOX 1,000円×3点 5,200円 173%
馬連4頭BOX 500円×6点 2600円 86.6%
単勝1頭 3,000円×1点 14,700円 490%
単勝1頭
複勝1頭
単1,500円×1点
複1,500円×1点
7,350円
2,700円
335%
3連複軸1頭流し5頭 300円×10点 4,740円 158%
3連複軸1頭流し6頭 200円×15点 3,160円 105%

ここを見ても単勝は1点買いなので破壊力は凄まじいものがあります。
注目したいのが馬連4頭BOXです。

上位人気の2頭で決まったので配当が520円となっており、500円を購入しただけでは2,600円で、複勝1,500円の払戻金2,700円よりも少なくなっています。

人気馬を中心に購入するなら馬連はせめて3頭BOXにしておき、単勝や複勝で勝負するのが上手な買い方ともいえるでしょう。

ただ、今回の天皇賞春はたまたま人気決着になったものであり、3着に人気薄が入るケースもありますから、3連単軸1頭マルチや3連複軸1頭流しは競馬で3,000円の上手な買い方といえます。

WIN5を3,000円で上手に買う方法

WIN5を3,000円で上手に買う方法

ここまでは競馬の馬券で3,000円の上手な買い方を説明してきましたが、WIN5ではどうでしょうか。
WIN5は5つのレースの勝ち馬を当てる馬券ですが、難易度は通常の馬券よりも高くなりがちです。

WIN5は通常の馬券と違い、1レース分の買い目を広げるだけでトータルの点数が非常に増えてしまい、大きな軍資金を必要とします。

5つのレースで1頭ずつ選択すれば当然1点買いになるものの、仮に2頭ずつ選択した場合はトータルで32点と一気に増えてしまいます。
ちなみに5レースすべてで3頭ずつ選択すると324点買いになるほどです。

信頼できる本命馬が2レース分は必要

WIN5の予想では、1レースごとに勝ち馬を少なくとも2~3頭は選択してみたくなります。
そこでカギを握るのが、信頼できる本命馬の存在です。

単勝支持率が1倍台の強い本命馬がいるレースは1頭のみの選択とし、これが2~3レースあれば、それだけでトータルの買い目を減らすことが可能となります。

前半のレースと違い、WIN5の対象となる後半の3レースは競馬新聞紙や予想サイトでも情報量が多く、強い本命馬を探しやすくなります。
特にG1レースなどの重賞が2つあるような開催日は的中する確率も高くなるでしょう。

5頭ほど選択できる組み合わせを作る

WIN5では5頭や6頭を選択できるレースを作るのがベストです。
2つほど候補を挙げてみましょう。

1R目 2R目 3R目 4R目 5R目 買い目
1頭 1頭 2頭 3頭 5頭 30点
1頭 1頭 1頭 5頭 6頭 30点

①の組み合わせは2R分を自信のある1頭に絞り、3R目と4R目は相手が拮抗しそうな場合、あまり自信のないレースは5R目のように5頭選択可能です。

②の組み合わせは3R目までを自信のある1頭で勝負し、その代わり4R目と5R目は5頭・6頭と手を広げることができます。
このように、単勝支持率の高い馬が複数あるレースの場合に限り、WIN5で勝負すると3,000円でも勝てる可能性がでてきます。

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まとめ

競馬で軍資金を3,000円にした場合の上手な買い方とは、ある程度人気が集中しやすいレースに絞り、人気薄を含めた3連単軸2頭マルチ6頭流しや3連複軸1頭流しがおすすめです。

天皇賞春のように実力があって展開も向きそうな強い2番人気の馬がいる場合は、単勝1点買いや単複組み合わせでも十分回収率を上げられます。

点数が広がりやすいWIN5でも、自信のある複数レースは1頭に絞っておけば、3,000円でも上手な買い方で楽しめます。
競馬では3,000円の軍資金があれば十分な高配当も狙えますので、ここで紹介した上手な買い方を実践してみてはいかがでしょうか。