桜花賞の予想に役立つデータを紹介!過去の傾向や優勝馬の活躍を解説!

桜花賞の予想に役立つデータを紹介!過去の傾向や優勝馬の活躍を解説!

桜花賞は牝馬三冠の最初を飾るレースであり、その後の牝馬戦線を占うレースとして非常に注目されるG1レースのひとつです。
本記事では桜花賞の基本情報や過去に3着以内に入着した競走馬について解説します。

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桜花賞の基本情報

桜花賞(引用元:https://jra-van.jp/fun/tokusyu/g1/ouka/2022/race_info.html)

桜花賞が開催される競馬場や1着賞金など、基本情報を表にまとめました。

開催競馬場と距離 阪神競馬場芝1,600m
1着賞金 1億3,000万円
出走条件 サラ3歳牝馬
負担重量 55㎏

桜花賞の概要

桜花賞(引用元:https://jra-van.jp/fun/tokusyu/g1/ouka/2022/stats.html)

桜花賞の創設は1939年と、G1レースの中でも非常に長い歴史を持っています。
もともとはイギリスの「1000ギニー」というレースを模範としており、最もスピードがある牝馬を決めるレースとして創設されました。

その当時のレース名は「中山四歳牝馬特別」という名称であり、東京優駿競走(原日本ダービー)などと共に、桜花賞は「クラシック競走」のひとつとして現在も数えられています。

クラシックレースというと、「皐月賞」や「日本ダービー」など牡馬のレースが有名ですが、実は桜花賞とオークスもクラシック競走として制定されているのです。
太平洋戦争後の1947年に「桜花賞」へと名称が変更され、この時の距離も現在の1,600mとなりました。

その後1950年より開催競馬場も現在と同じ阪神競馬場になり、それ以降は代替え開催などを除けばすべて同競馬場での開催になっています。
2010年には国際競走に指定され、この時正式にG1レースとなりました。

「チューリップ賞」「アネモネステークス」「フィリーズレビュー」がトライアル競走になっていて、アネモネステークスは2着以内、ほかの2レースは3着以内に入着すれば優先出走権が与えられます。

地方出身の競走馬は上記レースのほか、2歳G1レース、または芝の3歳重賞で優勝すれば出走資格が与えられます。

桜花賞が開催されるコースの特徴

阪神競馬場(引用元:https://www.jra.go.jp/facilities/race/hanshin/course/index.html)

桜花賞は阪神競馬場の外周りを3分の2周するといったコースになっています。
スタートは向城目の第2コーナー寄りで、第3コーナーまでは444mと十分な距離があり、 先行争いはそれなりに激しいものとなります。

そこから大きく第3コーナー、第4コーナーを周り、ゴール前の最終直線は474mと、こちらも十分な距離があるので、差し馬や追い込み馬でも勝機は十分にあるコースです。

起伏に関してはゴール手前まではそこまで大きいものではないため、流れとしては最終直線まではゆったりとしたものになる事が多く、最後の直線での瞬発力勝負になることがほとんどです。
最終直線のゴール手前では高低差1.8mの急坂があり、ここがこのレース最後にして最大の難所となっています。

逃げ先行馬でスタミナがあまりない状態だとこの坂で完全にガス欠を起こしてしまい、後方から猛追する差し・追い込み馬たちの飲み込まれてしまうことになります。
脚質よりもこの坂を乗り越えるだけのスタミナがあるかどうかが勝敗の分かれ目となるレースといえるでしょう。

過去10年間3着以内に入着した競走馬たち

過去10年間3着以内に入着した競走馬たち

2022年からさかのぼって過去10年間で3着以内に入着した競走馬たちを表にまとめました。
なお、3歳牝馬限定のレースであるため、馬齢と性別は省略しています。

年度 馬場状態 着順 馬番 競走馬名
2022 1 8 スターズオンアース
2 6 ウォーターナビレラ
3 1 ナムラクレア
2021 1 4 ソダシ
2 18 サトノレイナス
3 2 ファインルージュ
2020 1 9 デアリングタクト
2 17 レシステンシア
3 3 スマイルカナ
2019 1 8 グラナレグリア
2 16 シゲルピンクダイヤ
3 4 クロノジェネシス
2018 1 13 アーモンドアイ
2 1 ラッキーライラック
3 9 リリーノーブル
2017 稍重 1 10 レーノミノル
2 6 リスグラシュー
3 14 ソウルスターリング
2016 1 13 ジュエラー
2 12 シンハライト
3 10 アットザシーサイド
2015 1 6 レッツゴードンキ
2 7 クルミナル
3 1 コンテッサドーレ
2014 1 18 ハープスター
2 12 レッドリヴェール
3 10 ヌーヴォレコルト
2013 1 7 アユサン
2 14 レッドオーヴァル
3 9 プリンセスジャック

過去のデータから見られる傾向

過去のデータから見られる傾向

過去10年間3着以内に入着した競走馬たちに何かしらの共通点はあるのでしょうか。
3歳牝馬ということもあり、過去のデータはあまりアテにならない事もありますが、念のため調べてみることにしました。

前走チューリップ賞

トライアルレースのひとつである「チューリップ賞」に出走していた競走馬が桜花賞でも上位に入着しやすい傾向にあります。

馬券に絡んだ馬がやはり好走していることが多いですが、4着以下の競走馬でも3着以内に入着または優勝していることもあるので、上位入着の馬はチェックしておいたほうがよさそうです。

前走1着馬

前走で優勝していた競走馬が、本レースでもその調子を維持し続けて好走する傾向にあります。
優勝するということはそれだけの実力があるということであり、やはり他の3歳牝馬と比べると抜けた実力を持っていることが多いようです。

前走重賞レース好走馬

そのほかの前走を見ると、「フィリーズレビュー」「阪神ジュベナイルフィリーズ」「クイーンカップ」など、重賞レースで上位に入着している競走馬が桜花賞でも好走していました。

これらのデータを見ると、前走で惨敗した競走馬が本レースで突然激走するといったことはあまりなく、前走で好成績だった競走馬を重点的にチェックしておくのが馬券を的中させるコツといえるでしょう。

桜花賞で優勝した馬のその後の活躍

桜花賞で優勝した馬のその後の活躍

桜花賞優勝馬はいずれもその年を代表する名牝ばかりです。
次回桜花賞の要注目馬はまだ2022年8月時点では分からないので、過去桜花賞で優勝した牝馬たちのその後の活躍を簡単に紹介します。

スターズオンアース

2022年桜花賞優勝馬であり、皆さんの記憶にも鮮明に残っているのではないでしょうか。

本レースではウォーターナビレラが完璧といっても良いくらいの仕上がりであり、レース終盤で先頭に立ち、そのままゴールするかと思われましたが、スターズオンアースが抜群の末脚を披露し、最後にウォーターナビレラを交わしてゴールしました。

その後「オークス」に出走、オークスではクリストフ・ルメール騎手に乗り替わったうえに大外枠であることから桜花賞馬でありながらそこまで抜けた人気とはなりませんでした。

2022年のオークスはスタート前でのアクシデントにより出走時間が大幅に遅れたため、多くの競走馬たちが集中力を欠いてしまい、本来のレースができない状態でした。

しかしスターズオンアースはそんな中でも終始落ち着いており、レース本番も最終直線で一気に抜け出すとそのままゴール、見事牝馬二冠を手にしています。

そのレースぶりから牝馬三冠はほぼ間違いないだろうといわれており、秋華賞では大本命となることは間違いありません。

ソダシ

説明不要、令和のアイドルホースであり、白毛馬としては初めてG1レースを勝利した競走馬として後世にその名前を残していくことでしょう。

しかし桜花賞優勝後は苦難の道を辿ることになります。
オークスでは距離が長すぎたからか最終直線で失速、桜花賞ではスタート時に顔をぶつけてて歯を折ってしまうというアクシデントから本来の走りができませんでした。

その後、突如ダートレースへの転向を表明したことは記憶に新しいのではないでしょうか。
そして、ダート最高峰のレースである「チャンピオンズカップ」に出走しましたがこのレースでは惨敗、3戦続けてのふがいない走りにネットではかなり非難の声が上がっていました。

その後「フェブラリーステークス」に出走、このレースではスタートが芝コースということもあってか3着と健闘します。

この結果を見て陣営はダートレースの挑戦をあきらめ、芝路線一本で走らせることを表明、ヴィクトリアマイルへ出走すると、直線で抜け出すとそのまま後続を置き去りにし、「2022年最強牝馬決定戦」とも言うべきこのレースを制して見事復活を遂げました。

デアリングタクト

デアリングタクトもまた、後世に名を残す名牝の1頭といえるでしょう。
桜花賞を勝った後はオークス、秋華賞も制し、牝馬三冠を無敗で達成するという快挙を成し遂げます。

その後はジャパンカップに出走、このレースでは8冠を達成したアーモンドアイと同年無敗クラシック三冠を達成したコントレイルが出走しており、ファンが誰もが夢見ていたドリームレースともいうべきレースになりました。

レース結果は上位3頭が揃って入着するという願望通りの結果であり、2020年の名レースのひとつになっています。
しかしその後デアリングタクトに試練が襲い掛かります。

繋靭帯炎という、競走馬人生を左右するほどの怪我に見舞われてしまい、4歳のほぼすべてを治療に専念することとなりました。
現時点での最新医療によってデアリングタクトは2022年ヴィクトリアマイルでついに復活を遂げます。

不利な内枠を走らされるという厳しい状況ながら、最終直線ではあわやという末脚を見せ、復帰レースとしては上々の走りを見せると、続く宝塚記念ではタイトルホルダーが作り出した超ハイペースにしっかり対応、後続の馬たちがスタミナ切れを起こして脱落する中3着に入着しています。

この調子でいけば、2022年秋のG1レースで優勝する可能性も十分秘めていることでしょう。

グランアレグリア

短距離マイル路線で限定すれば史上最強クラスの牝馬でしょう。
牝馬としては珍しく、桜花賞の前走は「阪神ジュベナイルフィリーズ」ではなく、「朝日杯フューチュリティステークス」に出走、惜しくも3着でしたが牡馬と走ってもそん色ない能力をこの時点で披露しています。

朝日杯フューチュリティステークスへ出走した理由は、主戦騎手であるクリストフ・ルメール騎手のスケジュールの都合によるものです。

桜花賞優勝後はオークスへは出走せずにマイル路線を主戦場とし、2019年は勝ち星を挙げることはできませんでしたが、2020年には安田記念、スプリンターズステークス、マイルチャンピオンシップを制覇、2021年にはヴィクトリアマイルとマイルチャンピオンシップを制しています。

2020年の安田記念ではアーモンドアイと対決、鞍上は池添謙一騎手に乗り替わりとなりましたが、本競走馬のベストレースともいえる素晴らしい走りでアーモンドアイに競り勝っています。

アーモンドアイ

史上初めてG1レースを9勝した競走馬として間違いなくこの先100年後も語り継がれるであろう名牝中の名牝です。

「府中専用機」という評価を出されることもありますが、それを踏まえたとしてもG1を9勝するというのは並大抵のことでは出来ないですし、この記録はそう簡単に破られることはないでしょう。

桜花賞を勝利したあとは「オークス」「秋華賞」も勝利し、牝馬三冠を達成します。
3冠を達成した後はジャパンカップに出走、この時の走りにファンは戦慄することになります。

ゴールタイムは2分20秒6、これはそれまでのレコードタイムである2分22秒1をなんと1秒5も短縮するというタイムであり、それどころか同距離の世界レコードすら1秒以上も更新してしまうというものでした。

このレースによって、アーモンドアイは名実ともに現役最強馬として君臨することになります。
4歳で出走した有馬記念では冷静になれなかったためスタミナ切れを起こし、この馬としてははじめて9着と馬券を外す着順となりましたが、それ以外のレースはすべて優勝しています。

令和のドリームレースともいうべき2020年ジャパンカップで有終の美を飾って引退、その後は種牡馬となり、2022年に初子が誕生しました。
順調にいけば2024年にアーモンドアイ産駒の仔馬がメイクデビューすることになります。

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まとめ

桜花賞は牝馬三冠の初戦というだけではなく、その後の3歳牝馬戦線を占うレースとして非常に注目されます。

グランアレグリア、アーモンドアイ、デアリングタクト、そしてソダシなど桜花賞に勝利した競走馬はその後も一線級の活躍をしている名牝たちばかりです。

阪神競馬場の外回りを使って行われる桜花賞は最後の直線での瞬発力勝負になることが多いのですが、ゴール手前では急坂が待ち構えており、ここをトップスピードで駆け上がれるかどうかが勝敗を決する大きなポイントといえるでしょう。