小倉競馬場の特徴について徹底解説!

小倉競馬場の特徴について徹底解説!

競馬の馬券にはいろいろな種類があります。

初心者でも的中させやすいとされている単勝や複勝であれば、勘で当てることも不可能ではありませんが、多くの競馬ファンがメインで購入している3連複や3連単を的中させようと思えば、出走する競走馬や騎手などさまざまな事について熟知しておかなければ難しいです。

実際にレースがおこなわれる競馬場について熟知しておくこともとても大切で、細かく見ていくとそれぞれの競馬場にはほかの競馬場にはない独自の特徴があることに気づかされます。
本記事では小倉競馬場について詳しく解説していきます。

コース全体の特徴

競馬場名 小倉競馬場
住所 福岡県北九州市小倉南区北方四丁目5-1
周回 右回り
馬場 芝・ダート
中央競馬の開催日 2月・8月・9月

小倉競馬場は福岡県にある競馬場で、中央競馬が所有している競馬場で九州地方にあるのはここ小倉競馬場だけです。

最寄り駅は北九州モノレールの「競馬場前駅」となっていて、駅名を見てもわかる通り駅から競馬場までは直結となっています。

この抜群のアクセス環境が当競馬場の特長のひとつで、九州の競馬ファンにとってはとても通いやすい競馬場です。

そして注目したいポイントが子供用施設の充実ぶりで、子供がポニーに乗れる場所があったり遊具も多かったりと、ファミリー層をターゲットにしていることが感じられます。
またグルメ関係も充実していて、こちらを楽しみに足しげく通っている競馬ファンも多いです。

コースの全長は約1,600mとなっていて、これは福島競馬場とほぼ同等、中央競馬が開催されるコースとしてはかなり小さめになっています。

そして、スタートから第2コーナー手前までは緩やかな上り坂になってはいるものの、そこからはずっと平坦な道が続いています。

小倉競馬場のコース全体をひとことであらわすならば「小回りで平坦」なローカル場らしい競馬場だといえるでしょう。

芝コースの特徴

芝コースの特徴
芝コースで採用されている芝は「オーバーシード」です。
オーバーシードは一部を除く中央競馬が開催されるほとんどの競馬場の芝コースで採用されている芝で、野芝の上に洋芝を植えたものとなっています。

野芝は踏み込んだ力を走力に変える性能が高い特長がある一方で、クッション性が低く馬の脚に負担をかけやすいという特徴を持っています。

洋芝はその逆でクッション性が高く馬の脚に負担がない代わりに、走力に変えづらくスタミナを多く消費するという特徴があります。

オーバーシードは両者をミックスすることによって、適度なクッション性を持ちながら踏み込んだ力を走力に変える性能もある程度保持している、競走馬のコースとして最適な芝となっています。
これに小回りが利いて全体的に平坦なコース形状となっているのが小倉競馬場の芝コースの特徴です。

そしてコンパクトなつくりでありながら、コース幅はかなり広めに確保されているというのも見逃せない特徴で、競走馬は各自自分の走りやすい場所を確保しやすいからか、ある場所の芝が極端に痛むということが起こりにくいです。

総じて、小倉競馬場はスタミナの消費が極めて少ない競馬場であるといえるでしょう。

ダートコースの特徴

ダートコースの特徴
ダートコースは基本的には芝コースを少し小さくしたようなコース構成となっています。
ただしスタートから1コーナー手前までの坂が芝コースよりはすこしきつめになっているのが芝コースと違っている部分です。

とはいえ、それ以外の場所で異なる部分は見受けられず、ダートコースも芝コースと同様に全体的に見ればスタミナ消費があまりなく、スピード勝負となりやすい馬場だといえるでしょう。

直線の特徴

直線の特徴
直線距離は芝・ダート共通で約290mとなっています。
直線の長さとしては、中央競馬の全コースのなかでは平均的となっていて、後方から差しや追い込みが追い抜きをかけれるほどの長さは確保できていません。

小倉競馬場は全体的に見れば起伏はあるものの、第2コーナー以降はずっと下り坂になっていて、さらに最終直線部分はほぼ平坦です。

したがって、前のほうで走っていた馬たちはスタミナを消耗してばてることなく、そのまま最後までスパートをかけるという展開になりやすいといえます。

小倉競馬場全体の特徴を踏まえると、ほかの競馬場以上に逃げや先行の馬が有利な競馬場だといえるでしょう。

距離別の特徴

ここまで小倉競馬場全体の特徴を解説してきましたが、競馬のレースは同じ競馬場をつかっていても1,200mを走るときもあれば、2,000mを走るときもあります。

走る距離が変わればスタートも、実際にコースで使うことになる部分も変わってくるので、自分が馬券を購入しようと考えているレースがどれくらいの距離を走り、コースのどの部分を使うことになるのかを知っておくことはとても大切です。

1,200mの特徴

1,200mの特徴
小倉競馬場1,200mは、向こう正面の奥に設けられているポケット部分からのスタートとなります。
そしてそのまま直線を走って第3コーナー、第4コーナーを回って最後の直線を走った先がゴールです。

この距離最大の特徴が、第1コーナー付近にある上り坂を上らないレースである、ということです。
下り坂または平坦な作りの部分を走ることになるので、スタミナを大きく消費する部分がほとんどありません。

さらにスタートして最初のコーナーまでは下り坂となっているのでスタートしてから一気にスパートをかけやすいということもあり、最初のコーナーまでに馬群前方内側をキープできた馬が絶対的に有利です。

ただし最初のコーナーまでの直線距離が約480mとかなり長めになっていて、逆に最後の直線が290mしかない関係上、最初のコーナーまでの先頭争いはかなり激しいものとなります。

これだけ長いと外枠の馬でも内側を確保するチャンスが存分にあるので、枠による有利不利は存在しません。

距離も1,200mと短いということもあり、スタート時に一気にスパートをかけることができる逃げ、先行馬を中心に買い目を組み立てるようにしましょう。
この距離では「北九州記念」と「小倉2歳ステークス」という重賞レースが実施されます。

1,800mの特徴

1,800mの特徴
小倉競馬場の芝1,800mは、最終直線のちょうど真ん中あたりからスタートします。
その後はコースを1周し、最終直線を駆け抜けた先がゴールとなります。

こちらは1,200mとは大きく異なり、スタートして最初のコーナーまでが270mしかなく、さらに第1コーナーまでの上り坂を駆け上がらなければなりません。

したがって、先行馬たちは内枠の前めの位置につこうと激しく争うことになります。
とはいえ、これだけコーナーまでの距離が短いと内枠からスタートできた馬のほうが最初のコーナーを好位置で回りやすいです。

一方先行力があまりない外枠の馬は坂もあるということで出遅れてしまい、外側を走らされてしまうことになります。

1,800mではコースを1周するということでコーナーを4回周ることになり、小回りな小倉競馬場のコースであるとはいえ、距離的に不利になることは否めません。

後ろの馬たちが挽回できるような場所もコース的には見受けられないことから、小倉競馬場の芝1,800mも逃げや先行の馬を中心に馬券を組み立てるようにしましょう。
小倉競馬場の芝1,800mでは「小倉大賞典」という重賞レースが実施されています。

2,000mの特徴

2,000mの特徴
小倉競馬場の芝2,000mは、1,200mのスタート地点のちょうど向かい側にある、第4コーナー直後後方に設けられているポケットからスタートし、その後は1,800mと同様にコースを1周してゴールとなります。

1,800mとの大きな違いはスタートしてから最初のコーナーに差し掛かるまでの直線距離の長さで、2,000mの場合は約470mもあります。
さらに距離が2,000mと長いこともあって、序盤の先行争いはそこまで激しくなることはありません。

そのため1,800mでは圧倒的に内枠が有利となっていましたが、2,000mの場合は内枠外枠の有利不利はそこまで大きくありません。

実際のデータから見てもわかるとおり、たった200mの違いでもスタート地点が変わるだけで枠順の有利不利が一変するのです。

序盤にペースが早くなることもなく、目立った起伏も第1コーナーを過ぎればほぼないということもあって、ほかの距離と同様に逃げ馬や先行馬が有利なように思えます。
ところが逃げ馬に限定すると、小倉競馬場の2,000mはかなり勝率が低いです。

その理由としては、小倉競馬場に出走することになる馬たちの能力が大きく影響してきます。
小倉競馬場は「夏競馬」と呼ばれる、宝塚記念が終わってから次のG1シーズンが始まるまでの期間がメインとなっています。

この夏競馬の時期は、G1レースに出走できるような有力馬は涼しい北海道で放牧されるため、小倉競馬場に出走することはありません。

つまり小倉競馬場に出走する馬は、それほど高い能力の馬ではないということになります。
逃げはほかの馬よりも早く走り続けなければならず、スタミナがかなり必要な戦法です。

さらに2,000mという長い距離も考慮すると、逃げで勝ち切るためにはスタミナをはじめ相当高い能力でなければ途中でスタミナが切れてしまい、先行馬にあっさり差し切られます。

そもそも2,000mの距離を逃げ切るような能力があれば小倉競馬場に出る必要はないほどの能力を有しているといえるでしょう。

これらの理由から小倉競馬場の芝2,000mではコースの特長に反して、逃げの勝率が極端に低くなっているのです。
この距離で実施される重賞レースには「小倉記念」があります。

小倉記念に出走する馬たちは十分な能力を持っているので、逃げ馬も安易に馬券から外したりするようなことはせず、直近の戦績などをしっかりチェックしましょう。

まとめ

小倉競馬場は中央競馬が所有する競馬場としては、九州地方に唯一ある競馬場です。
最寄駅から直結しており、子供向けの遊具や施設が充実しているということもあって、競馬ファンのみならず地元の家族連れの憩いの場所ともなっています。

コースの特徴としては、全長がおよそ1,600mとコンパクトなつくりになっており、ローカル競馬の競馬場そのものといった形状になっています。

起伏はスタートしてから第1コーナーまでが上り坂になってはいるものの、その後はずっと下り坂あるいは平坦な道なので、スタミナ消費が極めて少ない競馬場です。

したがってほかの競馬場以上に逃げや先行馬が有利とはなっていますが、2,000mになると、この距離を逃げ切れるほどの能力を持つ馬がほとんど出走しないということもあり、逃げ馬の勝率が極めて低くなっている点には注意が必要です。