【2022年版】上手い騎手ランキング!勝率・大レースに強いなど条件別に解説!

上手い騎手ランキング

上手い騎手の定義には色々ありますが、やはり毎年注目を集めるリーディング争いでトップに立つ騎手が、総合的に見て上手い騎手であるというのが、多くの競馬ファンの認識ではないかと思います。
この記事では2021年のデータを元にどの騎手が上手いのかを解説していきます。

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上手い騎手とは

上手い騎手とは

上手い騎手の条件は人によって異なりますが、実力を測る物差しの1つである数字で見ることができる、騎手の勝利数を競うリーディングの順位は、上手な騎手を定義する上で一つの大きな目安となります。
2021年の騎手リーディング上位を見てみましょう。

所属 勝利数 前年順位
1位 C・ルメール 栗東 199勝 1位
2位 川田将雅 栗東 136勝 2位
3位 松山弘平 栗東 130勝 4位
4位 福永祐一 栗東 123勝 3位
5位 横山武史 美浦 104勝 6位

騎手リーディング1位 C・ルメール

ランキング1位は競馬ファンの誰もが納得するフランス出身のルメール騎手で、2017年に日本国内リーディングトップを記録以降、4年連続1位の座を維持しています。

ライバル的な存在でもあるM・デムーロ騎手が、2019年以降大きく成績が低下したこともあり、今後も騎乗馬の質を考えるとリーディング1位の最有力候補といえます。

騎手リーディング2位 川田将雅

ランキング2位は3年連続の記録となる川田騎手です。
2016年にリーディング3位に入りますが、翌年2017年の不振を乗り越え2018年リーディング5位に返り咲くと、2019年以降はルメール騎手に次ぐ2位の成績を維持しています。

1位のルメール騎手と比較すると川田騎手の特徴は1着率の高さです。
1位になる割合を示す勝率は2019年以降、ルメール騎手を抑えて3年連続1位を記録している点が川田騎手の大きくな特徴になります。

騎手リーディング3位 松山弘平

松山弘平(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=8V2OvjZi_Ls)

ランキング3位の松山弘平騎手は前年4位から1つ順位を上げる形となりました。
特にデアリングタクトとのコンビで牝馬3冠を達成した2020年は、松山騎手にとって大きな飛躍の年となり、この年を境に念願の100勝越えを達成し、さらには勝率も大幅に上昇しています。

2022年は前半にケガで戦線離脱のトラブルがあり、秋以降の巻き返しが期待されますが、なにより32歳という年齢からも、これからの成長が非常に楽しみな騎手の1人です。

騎手リーディング4位 福永祐一

福永祐一(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=R8vrb_dSWVY)

ランキング4位の福永騎手は、2010年武豊騎手の落馬負傷による長期戦線離脱以降、リーディング上位の常連となっており、12年連続リーディング5位以内の座を維持するベテラン騎手の1人です。

2020年にはコントレイルで3冠制覇を達成することになりますが、同時にそれまで課題だった勝率の低さが解消され、日本を代表する現役トップ騎手に相応しい実績を誇っています

騎手リーディング5位 横山武史

ランキング5位の横山武史騎手は、デビュー4年目にしてリーディングトップ5に入った、若手の中でも最も将来が期待される騎手です。

デビュー4年目で年間100勝達成は武豊騎手に次ぐ史上2番目の記録であり、さらにこの年はルメール騎手と並ぶ年間最多のGⅠ5勝を挙げています。

2022年春のGⅠでは人気に応えることができず、残念な結果に終わりましたが、まだ24歳という若さという点を考慮すると、これから経験を積みさらなる飛躍に期待したいところです。

以上がランキングトップ5となりますが、それ以下の順位でも坂井瑠星騎手や菅原明良騎手、横山和夫騎手の兄である横山和夫騎手など、若手と言える騎手が新たにもトップ20に入るなど、2021年のリーディングは例年と比較すると大きな変化がありました。

様々な角度で騎手の成績を見てみよう

様々な角度で騎手の成績を見てみよう

騎手が上手いかどうかを判断するには、リーディングだけでなく様々な角度で数値をみることが重要です。

現在JRAでは毎年JRA賞として、平地騎手には3つの部門で表彰が与えられています。
具体的には以下の3つです。

①JRA賞最多勝利騎手
②JRA賞最高勝率騎手
③JRA賞最多賞金獲得騎手

表彰されるのは1位の騎手のみが対象となりますが、①は上記で紹介した騎手リーディングに該当し、そして②は年間で最も勝率の高い騎手に送られ、③は年間で最も多く賞金を獲得した騎手に送られます。

この3つでも特に大きな指標となるのが①と②の同時受賞です。
例え勝利数が多くてもレースでの取りこぼしの多い騎手は、②を受賞することができず、逆に勝率が高くても勝ち数が全体で1位にならなければ①の受賞は不可能です。

実際にJRA賞ができた1987年以降に年間でこの2つを同時に獲得した騎手は、岡部・武豊・ルメールの3人だけであり、この3人は名実ともに近年を代表するトップ騎手達といえます。
それでは次に勝率と複勝率の点から改めて騎手を掘り下げて見ていきましょう。

2021年騎手勝率ランキング

2021年騎手勝率ランキング

1流騎手と呼ばれる条件の1つには勝率1割を安定して超える力があると言われ、騎手としては2・3着よりも、安定して勝ち切れる力を持つことが1流騎手です。

ここでは勝率と複勝率という2つの視点で騎手の実力を見ていきましょう。
2021年度の勝率のランキングは以下になります

騎手名 所属 勝率 前年順位
1位 川田将雅 栗東 0.285 1位
2位 C・ルメール 栗東 0.248 2位
3位 福永祐一 栗東 0179 3位
4位 松山弘平 栗東 0.146 6位
5位 武豊 栗東 0.144 4位
6位 M・デムーロ 栗東 0.140 10位

勝率争いになるとルメール騎手と川田騎手の順位が逆転現象が起こり、川田騎手は歴代で5回、現在3年連続最多勝率の記録を維持しており、この記録は現役騎手では武豊騎手に続く2位の記録です。

勝利の安定感という点ではルメール騎手よりも川田騎手に軍配が上がりますが、特に2019年以降率は2割5分を超える優秀な成績で、この年の2割8分5厘という成績はJRA賞樹立後、武豊騎手が全盛期の2002年に記録した2割9分1厘に次ぐ歴代2位の記録となっています。

また2021年度の単勝回収率も川田騎手は上位騎手の中では99%と優秀で、常に人気が先行するルメール騎手の単勝回収率77%と比較すると、勝率と回収率という点からは川田騎手の方が狙う価値は高いといえます。

3位と4位はリーディングと比較すると、福永騎手と松山騎手の順位が入れ替わった形になっています。
しかし3位と4位の勝率の差には大幅な開きがあり、勝率1割5分を超えることができるかどうかが、1流と超1流との差であることを示しています。

特に福永騎手は2020年以降勝率を大幅に上げており、JRAを代表するトップ騎手の1人として申し分のない実績です。
また松山騎手に関しても勝率は昨年の0.138からさらに上昇し、勝利数も勝率も順位を上げた形で着実な成長が伺えます。

逆に勝利数で5位に入っていた横山武史騎手は勝率は0.133ということで、トップ5に入ることはできませんでした。

横山騎手に関してはまだ若手という事もあり、勝利数と勝率のバランスが今後重要な課題ですが、勝率の上昇という結果が伴って来れば、今後トップ5の常連になる可能性が高く、今後が非常に楽しみな騎手の1人です。

勝率ランキング5位の武豊騎手はかつてのトップ騎手ながら、53歳という高齢でいまだに高い勝率です。
2022年も日本ダービーを制覇するなど、まだまだ現役として存在感を示しており、今後大きな躍進は期待できないものの、馬券を買う面では勝率の高さは非常に頼りになる存在です。

勝率ランキング6位であり海外出身のデムーロ騎手は、2017・2018年はルメール騎手とリーディング争いをしていたほどの実力のある騎手です。
しかし2019年以降は騎乗数の減少や馬質の低下から、勝利数・勝率共に大きく伸び悩む結果となっています。

ですが勝利数・勝率共にトップ10から陥落した2020年と比較すると、この年の勝率6位は立派な成績ともいえます。

それまで中心だった栗東から美浦へ拠点を移したことで、確かな地盤を築くことができれば、デムーロ騎手の今後の巻き返しにも期待できるのではないでしょうか。

他にも勝率ランキングトップ10の面子を見ると、横山和夫騎手や吉田隼人騎手などの関東所属騎手もランクインしています。

両騎手は2022年もタイトルホルダーやソダシに代表されるように、GⅠでも人気を集める馬に騎乗する機会が増えており、関東騎手として横山武史騎手と並び今後の活躍に注目したいところです。

勝率は単勝や馬単・3連単の頭を買う上で非常に重要になる数値です。
馬券購入に迷った場合は勝率の高さを基準に、馬券を選んでみるのも有効な馬券戦略となります。

2021年騎手複勝率ランキング

2021年騎手複勝率ランキング

次に競馬ファンにとって馬券を買う上で重要な、騎手の3着の割合を示す複勝率を見ていきましょう。
2021年の複勝率ランキングは以下の通りです。

騎手名 所属 複勝率 前年順位
1位 川田将雅 栗東 0.538 1位
2位 C・ルメール 栗東 0.512 2位
3位 福永祐一 栗東 0.447 3位
4位 武豊 栗東 0.390 4位
5位 M・デムーロ 栗東 0.378 13位
6位 松山弘平 栗東 0.355 9位

ランキングトップ3までは勝率と同じ結果となりました。
やはりこの3人は現役を代表するトップ騎手であり、軸馬を選定する上では場所や条件を問わず、特に注意する必要があることがデータから伺えます。

また武豊騎手も勝率・複勝率共に昨年と同じくトップ4の座を維持しており、かつてのトップ騎手としての実績や経験に基づく騎乗から、武騎手は場所や条件を問わず馬券を買う上では頼もしい存在と言えます。

対してデムーロ・松山の両騎手は2021年は躍進を遂げた形です。
デムーロ騎手は2019年以来のスランプの克服、松山騎手は成長により騎乗技術の安定感を複勝率の高さから伺うことができます。

これ以外では戸崎・横山典・吉田隼・三浦・藤岡祐、これらの騎手は複勝率は3割を超える優秀な成績です。
複勝やワイド・3連系の馬券を買う人は、ここで紹介した騎手達は人気や穴を問わずに押さえておきたいところです。

大レースで強い騎手ランキング

大レースで強い騎手ランキング

多くの競馬ファンが馬券を購入する中で、GⅠレースは最も多くの競馬ファンが馬券を購入するレースであり、そして騎手にとってもGⅠレースは賞金が多いことから、騎手生涯を通してGⅠレースを勝つことは、騎手の大きな目標となってきます。

そんなGⅠレースで騎手に求められる能力というのは、勝利数や勝率などのアベレージではなく、ここ一番で大レースに勝つことのできる勝負強さが、なによりも求められると言われています。

では2021年に大レースでの勝負強さを発揮した騎手はどのような構成になっているでしょうか?
ここでは2021年のGⅠで馬券対象となった騎手のランキングを見ていきます。
2021年にGⅠレースで最も馬券対象になった騎手は以下の通りです。

騎手名 所属 GⅠ馬券対象回数 前年馬券対象回数
1位 C・ルメール 栗東 14回 14回
2位 福永祐一 栗東 10回 9回
3位 横山武史 美浦 8回 0回
4位 川田将雅 栗東 7回 4回
5位 吉田隼人 美浦 5回 1回
6位 戸崎圭太 美浦 4回 2回
7位 松山弘平 栗東 3回 8回

大レースに強い騎手1位 C・ルメール

ランキング1位のルメール騎手は勝利数・勝率・大レースでの勝負強さと3拍子揃っており、2位以下を大きく突き離した形となりました。

やはり大レースでは馬券的に最も信頼できる騎手であることがわかり、GⅠでは迷ったらルメール騎手を選ぶのはもちろんのこと、馬券で消す場合は非常に高いリスクが伴う点は覚悟しましょう。

大レースに強い騎手2位 福永祐一

福永祐一(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=8BVfkUI8JFA)

GⅠで勝負強いのがランキング2位の福永騎手です。
騎乗馬の質やここ一番の勝負強さは、川田騎手よりも福永騎手の方が上であることがデータからわかります。

ですから福永騎手は一般レースよりは、むしろGⅠレースでルメール騎手と並び、実績だけで押さえておくべき騎手であると言えるでしょう。

大レースに強い騎手3位 横山武史

横山武史(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=dales8qxtyE)

2021年にGⅠで8回馬券対象となった横山武史騎手は、2020年が一度もGⅠで馬券に絡めなかった点を考慮すると、勝利数・勝率以上に大レースの勝負強さが、大きな躍進を遂げていることがデータからわかります。
2022年に馬券対象となる回数が昨年と同様の数値を弾き出すことができれば、大レースでの勝負強さは疑うことはできないため、今年の結果には注目したいところです。

大レースに強い騎手4位 川田将雅

勝利数・勝率でルメール騎手とトップ争いを行っている川田騎手は、ランキング4位と馬券対象の回数からGⅠレースではやや勝負強さに欠けることがわかります。

これを別の角度で見れば、川田騎手の高いアベレージはGⅠよりも、一般レースの方が信頼度が高くなるとの解釈もできますが、それでも全体では上位にランクインしているため、川田騎手もGⅠレースでは安易な消しは禁物です。

大レースに強い騎手5位 吉田隼人

吉田隼人(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Nbmw04UaQVA)

ランキング5位の吉田隼人騎手は、2015年ゴールドアクターで有馬記念がGⅠ初制覇となり、その後GⅠでの騎乗数は多くはなく、2020年までは馬券に絡む機会は少ない騎手でした。

しかし2021年は騎乗機会13回とGⅠでの騎乗が大幅に増加し、5回の馬券対象と結果を残しています。
吉田騎手と言えばソダシのコンビが知られていますが、むしろ狙い目は所属先でもある関東のレースです。

2021年の馬券対象5回のうち4回は関東のGⅠで馬券に絡んでいることから、関東のGⅠレースでは地の利を活かし、高い勝負強さを発揮する可能性が高いため注意が必要です。

大レースに強い騎手6位 戸崎圭太

戸崎圭太(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Y_7BIed8VaM)

ランキング6位の戸崎騎手は2013年に中央移籍して以降、トップ騎手としてリーディング争いの常連で、2014・2015・2016年には3年連続リーディング騎手を獲得しています。

2017年以降もトップ騎手としてリーディングトップ5の常連でしたが、2019年落馬負傷の影響により成績を大きく落とし、2020年以降はリーディングトップ5から陥落することになります。

過去の実績から現在でもGⅠの騎乗機会は多く、2013年以降GⅠでは毎年馬券絡みがあり、落馬負傷前の2019年には馬券対象6回と、GⅠでは東西を問わず安定した成績を残しています。

2021年には再びリーディングトップ10入りを果たし、2022年では前半戦を終えてリーディング5位につけるなど、かつての勢いが復調しつつあり、GⅠでは騎乗馬の質や勝負強さという点では、戸崎騎手は軽視できない騎手の1人です。

大レースに強い騎手7位 松山弘平

松山弘平(引用元:https://umajo.jra.jp/jockey/kohei_matsuyama.html)

2020年は馬券対象8回で3位にランクインした松山騎手は、2021年はランキング7位と前年よりランクを下げることになりました。

2020年の活躍には牝馬3冠馬デアリングタクトによる馬券対象が4回あるため、この馬の存在を除くと2020年は実績が半分となることから、大レースの勝負強さという点では川田騎手以上に若干の割引が必要です。

GⅠレースでは馬の実績に目が行きがちですが、勝ち切るためには騎手の実力も必要不可欠です。
馬券に迷った時には騎手の勝負強さという点にも着目してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

今回は上手い騎手の根拠を勝利数・勝率・複勝率・GⅠでの勝負強さという4つから見てみました。
実際にはそれ以外にも騎手ごとの得意競馬場や得意な距離など、騎手によって様々な個性があります。

また近年は騎手の世界は世代交代が激しさを増しており、年々新しい騎手がリーディング争いでしのぎを削っているため、リアルタイムで馬券に活かすためには、若手騎手の動向にも注目したいところです。