競馬の単勝で回収率を上げるためには騎手で馬券を買おう!

競馬の単勝で回収率を上げるためには騎手で馬券を買おう!

馬券には様々な買い方がありますが、的中が難しい3連単と比べると、1着に入る馬を1頭的中させるという、シンプルさが単勝馬券の特徴です。

また単勝馬券は基本的に1点購入が多いため、回収率も計算しやすく、回収率を上げる対策も豊富でわかりやすいです。

この記事では単勝馬券で回収率を上げるための方法や、押さえておきたいポイントを解説していきます。

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単勝の魅力とは

単勝の魅力とは

数ある馬券の投票法の中でも単勝の魅力は、1頭の馬を選ぶシンプルさと、同じく1頭を選ぶ複勝よりも払い戻し金額が多い点が魅力です。

1頭を選ぶ投票法は単勝と複勝の2つだけですが、払い戻し金額が低いので、買い過ぎによるトリガミを防ぐためにも1点購入が基本となります。

1点購入ということは馬券に絡む可能性のある1頭の馬を選べばよいわけで、そのシンプルさは結果として、予想に使う時間の削減に繋がる点が単勝の魅力です。

また単勝は全ての投票法の中で払戻率が高いのも魅力の1つで、単勝、複勝の2つは最も高い払戻率80%に設定されています。

払戻率とは払戻金額に充てられる割合のことで、80%であれば、100円の馬券に対し80円が払戻金額、20円が競馬主催者の利益となります。

WIN5を除けば3連単が72.5%と最も高いですが、単勝と比べると払戻率が7.5%低くなり、長期的に馬券を買うほど主催者の利益が増え、馬券購入者は損をする形になります。

単勝の魅力は2つ
予想がシンプルで馬券が買いやすい
払戻率が高い

単勝馬券の回収率とは

馬券で利益を出しているかを見るために、回収率という数字があります。
回収率は以下の式で計算することができます。

単勝馬券 回収率の計算式
(合計馬券的中金額÷合計馬券購入金額)×100=回収率(%)

回収率は競馬で利益を出しているかの目安となり「回収率100%以上=黒字」「回収率100%未満=赤字」です。

例えば9,900円分の馬券を買い、合計10,000円の払戻があった場合、100円の利益となりますが、上の計算式に当てはめると(10,000円÷9,900円)×100=回収率101%となり黒字です。

逆に10,100円の馬券を買い、合計10,000の払戻があった場合、100円の赤字となりますが、上の計算式に当てはめると(10,000円÷10,100円)×100=回収率99%となり赤字です。

1日や1レース単位であれば利益が出てるかどうかの収支をつけるのは簡単ですが、1月単位、1年単位と購入数が増えれば増える程、数字の管理が大変です。

ですが、合計馬券的中金額と合計馬券購入金額の2つをしっかりと管理しておけば、簡単に回収率を弾き出すことができるため、中央競馬ネット投票公式のClub JRA-Netを使えば、簡単に確認することができます。

馬券の購入を長く続ければ続けるほど、目先の黒字や赤字に注目するのではなく、今の回収率と対策後のこれからの回収率に注目することが重要です。

単勝で回収率を上げるために押さえておきたいポイント

単勝で回収率を上げるために押さえておきたいポイント

では、実際に単勝で回収率を上げるために、押さえておきたい基本的なポイントを2つ紹介します。
単勝で回収率を上げるために押さえておきたい2つのポイントは以下の通りです。

①1番人気は買わない
②単勝のみを買う

では、実際に2つのポイントの詳細を見ていきましょう。

1番人気は買わない

まず、最初のポイントである「1番人気は買わない」についてです。
単勝は払い戻し金額が最低で1.0~最高で100倍以上と、投票数に応じて払戻金額が大きく異なります。

具体的に1番人気であれば1.0~5.0倍程度の配当になるのが一般的ですが、仮に1番人気1.5倍のオッズの単勝を100円買って的中させても利益は僅か50円です。

この場合、確実に利益を出すためには、高い的中精度に加えて購入回数を増やさなければ利益を出すことはできません。

しかし購入回数を増やせば増やすほど、不的中になる可能性が高くなり、さらには、主催者側の利益である20%を払う回数も増え利益効率が悪くなります。

この効率を上げるためには、単勝100倍を超える高額のオッズを買えばよいのかと言えばそうではなく、単勝100倍以上のオッズは、現実的に的中させるのが困難で利益を出すことができません。

ですから単勝で狙う場合は最低でも5.0~20.0倍台のオッズを狙うのが、的中率と利益効率の面から効率が良いといえます。

また、オッズが均衡している場合は2番人気であっても2.0~5.0倍とオッズが低くなるケースがあります。
冒頭で「1番人気は買わない」と言いましたが、2番人気でも5.0倍を下回るオッズを買うのは極力避けるようにしましょう。

単勝のみを買う

馬券購入を行う際、単複同時購入を行う人も多いですが、この買い方ですと1着に入れば単勝、複勝両方の的中金額が手に入り、狙った馬が3着でも複勝の的中金額が手に入るため、狙った馬1頭を的中させる醍醐味を味わうことができる点が、この購入方法の大きな魅了です。

しかし、回収率を上げるという点から見ると、同時購入は回収率を下げる可能性が高くなります。
これは、狙った馬が2、3着だと複勝馬券は的中ですが、購入した単勝馬券は不的中で、結果的に回収率は買ってなかった時と比べると下がってしまいます。

例えば2つのレースで単複同時購入で200円ずつ計400円買い、1つ目のレースは複勝200円が的中、2つ目のレースでは単勝1,000円が的中し複勝200円が的中していたとします。
このケースでさらに3つのパターンに分けた回収率は以下の通りです。

・単勝のみで合計200円購入=(1,000円÷200円)×100=回収率500%
・単複同時購入で合計400円購入=(1,400円÷400円)×100=回収率350%
・複勝のみで合計200円購入=(400円÷200円)×100=回収率200%

稼いだ金額は同時購入の1,400円が最も高いですが、回収率という視点では、実は単勝のみを買っていたケースの方が高くなります。

さらに長いスパンでみるほど、回収率の維持が重要となりますが、同時購入を行うほど必然的に数字が積み重なり、全体的な回収率低下へと繋がっていきます。

趣味で馬券購入を楽しみたいのであれば、的中率が高くなる同時購入も良いですが、このように回収率を上げるのであれば同時購入は避けたいところです。

具体的に単勝の回収率を上げる方法

具体的に単勝の回収率を上げる方法

単勝回収率を上げるための具体的な方法の1つに、騎手で馬券を買う「騎手買い」と呼ばれる買い方があります。

騎手買いは、3連単や馬連など2頭以上を選ぶ馬券よりも1頭を選ぶ単勝馬券が買いやすく、単勝で回収率を上げるおすすめの買い方です。

騎手買いとは
騎手の特徴を掴み、騎手を決め手に単勝を買うことです。
具体的に過去のデータに基づき、どの競馬場のどういった条件が得意なのかを知った上で、馬券を買うと非常に効果的です。

単勝回収率を上げるために騎手の特徴を知ろう

騎手買いでは回収率の高い騎手を狙います。
ただ、騎手の全体成績では回収率が100%を下回っていても、特殊な条件を加えることで回収率が上がる場合がほとんどです。

騎手買いでは過去データから、こういった特殊な条件データを抽出し、騎手の得意な条件や特徴を把握した上で購入する必要があります。

最もわかりやすい条件としては、「特定の騎手がどの競馬場に強いか」です。
中央競馬は馬も騎手も所属が美浦と栗東に分かれており、美浦が関東、栗東が関西ですが、関東所属の騎手は関東、栗東所属騎手は関西を主戦場にレースに騎乗します。

騎乗回数が多いほどコースの特徴を把握し、騎手の腕で馬の実力を発揮させることが可能になりますが、一部のトップ騎手を除き基本的には、ホームとなる主戦場よりもアウェイとなる地域の競馬場の方が、馬券い絡む機会が減ります。

また、中山、東京、阪神、京都(中京)といったような、大レースが行われる競馬場は騎手のレベルが高くなりがちですが、福島、新潟、小倉といったローカルの競馬場は、一部のトップ騎手が参加しないこともあり、騎手のレベルが低くなりがちです。

こういったローカルを中心に活躍する騎手も数多く存在しています。
騎手のホーム&アウェイに加えてローカルの成績までしっかりと確認し、得意な競馬場を知ることが騎手の特徴を知る第1歩です。

2022年、単勝回収率が優秀な騎手を紹介

2022年、単勝回収率が優秀な騎手を紹介

では実際に2022年に単勝回収率が優秀だった、特徴のわかりやすい騎手である、「荻野極」「永島まなみ」「ムルザバエフ」の3人を、騎手の特徴を踏まえて具体的に解説します。

高配当が魅力の荻野極騎手

荻野極(引用元:UMAJO)

2022年はジャンダルムでGⅠ初制覇を達成し、飛躍の年となった荻野極騎手ですが、実際に少数も2021年の16勝に対し2022年は24勝と、勝利数が増加しています。

単勝回収率は166%と大幅プラスですが、単勝5.0倍以下の騎乗を除けば176%に上昇します。
2022年荻野極騎手の特徴だった点は以下の通りです。

・50倍以上の高配当が期待できる
・関西圏で強い

荻野極騎手の魅力は単勝の高配当であり、昨年は単勝万馬券を含む50倍を超える高配当を4本記録している点で、5~20倍クラスの中堅クラスの配当ではなく、さらなる高配当による回収率の押し上げに期待できる騎手となります。

実際に昨年の4つの高配当を除いた回収率は78%とマイナスのため、利益を出すためには単勝5倍以下の人気サイドを無条件で消し、50倍以上の高配当もしっかり買い続けるといった工夫が必要です。

また、荻野極騎手は関西圏の騎手ですが、基本的に中京、阪神、小倉の3つが狙い目で、その他の競馬場は中山、新潟を除き回収率がマイナスです。

ただし、中山は昨年スプリンターズSを勝ったジャンダルム、そして新潟は1本の単勝万馬券が回収率を大きく上げているため、関西の主戦場である中京、阪神、小倉以外は無条件で消すのがおすすめの買い方になります。

減量が取れてからはスランプ気味だった荻野極騎手ですが、2022年をキッカケに今後も大きな飛躍が期待できるため、2023年も騎手で積極的に狙いたい1人です。

買える女性騎手永島まなみ

永島まなみ(引用元:JRA)

今村聖奈騎手の活躍により、2022年は女性騎手が注目を集めましたが、昨年回収率が最も優秀だったのは永島まなみ騎手で、単勝回収率は122%でした。
2022年永島騎手の特徴だった点は以下の通りです。

・福島、新潟、小倉のローカルで優秀
・牝馬だと回収率がさらに上がる
・騎乗数の3割は単勝100倍以上

まず、彼女は競馬場毎に成績が大きく異なっており、最も優秀だったのは新潟競馬場で単勝回収率242%の好成績です。
それに対し、阪神競馬場では64鞍の騎乗に対し回収率8%と非常に低いです。

また、中京競馬場も161%と回収率が高いですが、これは単勝万馬券1つが回収率を押し上げており、これを除外すると回収率が41%まで低下します。

逆に小倉は67%とこちらもマイナスですが、彼女の騎乗の3割を占める単勝100倍以上の馬を除外すると、回収率は100%となります。

ですから基本的には福島、新潟、小倉のローカル3つが彼女の得意な競馬場であり、騎手のレベルが上がる阪神、中京は基本的におすすめできません。

また得意な距離では、福島競馬場のダート1150m、芝1200m、新潟の芝1400m、小倉のダート1700mの成績が特に優秀となっています。

上述の通り彼女の騎乗の3割は単勝100倍以上の馬に騎乗で、このオッズ帯の馬に昨年135回の騎乗機会があり、その中で馬券に絡んだのは1度のみ。

その時に1勝しているため、単勝回収率こそ128%とプラスですが、基本的には購入回数を減らすためにも単勝100倍になりそうな馬は無条件で消した方がお得です。

このように、2022年の彼女は特徴がわかりやすく、騎手買いでおすすめの騎手の1人でした。
2023年でデビュー3年目となりますが、50勝を達成するまでは4㎏減で騎乗できるため、積極的に狙っていきたいですね。

短期外人騎手も狙い目B.ムルザバエフ騎手

B.ムルザバエフ騎手(引用元:JRA-VAN World)

ここ最近は短期免許を使って外国人のトップ騎手が参加する機会も増えてきていますが、2022年後半には短期免許来日のムルザバエフ騎手が、ホープフルステークスを勝ち競馬ファンの注目を集めました。
そして、実は情報の少ない外人騎手も騎手買いでは狙い目です。

2022年はジャパンカップのみ参戦した外国人騎手を除き、8人の外国人騎手が短期免許で日本のレースに騎乗しました。

その中で勝利数はD.レーン騎手が32勝のトップですが、肝心の回収率に関してはムルザバエフ騎手が430%と断トツの1位で、高配当だったホープフルSを除外しても単勝回収率160%と優秀な成績です。

ホープフルSを勝って以降、彼の実力は多くの競馬ファンに知れ渡りましたが、成績を見ると非常に人気も薄く騎手で狙いやすいおすすめの外人騎手だったことがわかります。

具体的には勝利数トップのレーン騎手が、32勝中31勝は5番人気以上の勝利ですが、ムルザバエフ騎手は昨年5勝中3勝は5番人気未満の馬での勝利です。

また勝った条件は芝ダートを問わず1800~2000mの中距離に集中しており、場所を問わず中距離のレースが得意であることがデータからわかり、特徴も明確です。

2023年も短期免許での騎乗が予想され、人気を問わず実力で馬を持ってくる力があり、押さえておきたい外国人騎手ですが、特に中距離のレースは騎手買いでおすすめの条件となります。

過去には東京ダート2100mの単勝回収率915%、この条件で通算4勝を上げたTベリー騎手など、特定の条件で活躍する短期免許騎手もいました。

前評判の高い外国人騎手よりも、人気が薄く特定の条件で勝っている騎手は特に狙い目となりますので、短期免許外人騎手の成績は常にチェックしておきたいですね。

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まとめ

今回は単勝で回収率を上げるポイントと、具体的な方法として騎手買いを紹介しました。
今回はその中でも2022年のデータを元に、おすすめの騎手を紹介しましたが、騎手買いに関しては鮮度が重要で、昨年のデータが翌年は通用しないといったこともよくあります。

そのため、騎手買いをする場合は、日々データを研鑽し、常に新しい条件を発掘していくことが何よりも重要なポイントです。