競馬で大穴を的中させる方法!過去のレースから学ぶ高額配当の当て方

競馬で大穴を的中させる方法!過去のレースから学ぶ高額配当の当て方

馬券を買っている競馬ファンであれば、コンスタントに万馬券を的中させたいと思っている人も多いと思いますが、この記事では大穴が馬券に絡んだレースの中でも、高配当の歴代記録となっている過去のレースを参考に、大穴馬券を的中させるポイントを紹介します。

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競馬で大穴の定義とは?

競馬で大穴の定義とは?

競馬で大穴というと万馬券を想像する人は多いと思います。
万馬券とは1万円を超える払い戻しとなる馬券のことですが、実際には3連単では1,000万円を超える高額配当となるケースもあります。

基本的に百万円を超える高額配当の決着では、普通の人の多くは買わないであろう馬が馬券に絡むことで、大波乱の決着となります。

ですが大穴馬券を的中させるためには、普通の人であれば買わないであろう馬を、自分なりの物差しで判断し購入に結びつける必要があります。
ここでは大穴を的中させるという視点で、競馬予想の幅を広げることができるように、過去の歴代高配当の事例から学べる部分を紹介してきます。

過去の最高配当はどのくらい?

2022年の段階で最高配当となっている金額を馬券種別に紹介します。

馬券種類 開催日 レース名 払い戻し金額
単勝 2014/04/26 福島8R 56,940円
複勝 2010/06/26 福島2R 16,110円
ワイド 2017/12/03 中山1R 129,000円
枠連 1997/03/29 中京7R 106,440円
馬連 2006/09/09 中京3R 502,590円
馬単 2006/09/09 中京3R 1,498,660円
3連複 2006/09/09 中京3R 6,952,600円
3連単 2012/08/04 新潟5R 29,832,950円

内訳を見てみると馬連・馬単・3連複に関しては同じレースで記録されていることがわかります。

また意外な点としては枠連よりも的中率の高いワイドの方が最高配当は高い結果になっており、3連単に関しては1千万円を超える配当金額であることは、多くの競馬ファンに知られていることですが、3連複は1千万円を超えた例は過去にはありません。

また2022年現在までの馬券種別の最高配当ベスト5を記録した競馬場の数の合計は、1位は中山競馬場で10件、2位は中京競馬場で9件、3位は東京競馬場で7件となっており、札幌・函館で行われる北海道開催では、ベスト5にランクインしたレースは一度もありませんがでした。

超高額配当を狙うのであれば北海道開催は避けた方がよいという点は覚えておきましょう。
それでは次に実際にあった高額配当の事例です。

大穴単勝万馬券の過去の事例を紹介

大穴単勝万馬券の過去の事例を紹介

単勝の最高配当は5万円を超えますが、万馬券の頻度から馬連や3連単で万馬券を的中させるよりも、単勝の万馬券を的中させることの方が圧倒的に難しく、単勝を買っている競馬ファンとしては、一度は的中させたい大穴馬券なのではないかと思います。

今回最初に紹介するのは、現在単勝の高額配当ランク2位となっている2022年2月12日に行われた東京12Rです。

このレースは本命決着に終わったGⅢクイーンカップに行われた最終500万条件のレースで、レースを最低人気だったヤマメが勝ち、単勝配当は54,940円、3連単も1千万を超える高配当の決着となり、メインレースが本命決着の後ということで、波乱を期待した多くのファンの予想の斜め上を行く決着となりました。

特にヤマメは減量騎手が騎乗していたこと、近2走で勝ち馬から1秒以上の大差負けを喫していたこと、そして過去に東京マイルで大敗していたことが原因で、大きく人気を落としていたことが過去の成績からわかります。

しかし、この馬の過去成績を見てみると、このレースを勝った3㎏減量騎手の小林脩斗騎手との相性が良いことがわかり、同じクラスで掲示板に載っているだけでなく、ローカルの福島で3着馬にクビ差の4着という惜しい結果を残しています。

基本的には後方から行く馬であり、展開に左右される馬であるという点に加え、同馬への久々の小林騎手騎乗、過去の実績から東京マイルのダートは好走する可能性があるという点、これらを踏まえれば、穴として押さえることは可能です。

条件クラスでは近走の成績だけでなく過去の全ての成績に目を通し、相性の良い騎手や勝ち馬とのタイム差が比較的少なかった距離などは、確実に目を通しておくことの重要性がこのレースの結果の教訓としてわかります。

大穴複勝万馬券の過去の事例

単勝万馬券を的中させるのは非常に困難ですが、それより難しいのが複勝万馬券です。
2000年から2022年現在までを対象に見ても単勝万馬券が643件あるのに対し、複勝万馬券は19件と機会が非常に少ないことがデータからもわかります。

これは単勝と違い複勝は3頭のうち、1頭が人気薄でも他の2頭が人気サイドの馬となると、複勝の全体の馬券支持率は大きく増加し払い戻し金額が大きく減少するからです。

ただし19件中6件は勝ち馬は1着であることから、単勝を狙いつつ複勝も押さえておくというのが、複勝万馬券を的中させるポイントとも言えます。

歴代記録を更新した直近のレースとしては2016年10月22日新潟3Rです。
最低人気だったシアワセデスが2着に入り、1着に3番人気・3着に7番人気の馬が入ったこともあり、13,620円という歴代4位の複勝高額配当を記録しました。

この馬も戦績だけを見れば叩き休養明け2走目で、距離が同じ前走が大きく負けてない、斤量の恩恵を受けることができる3歳、騎手テン乗り、などなど押さえで買う要素はいくつか見受けられます。

ちなみにこの時の同馬の複勝オッズの幅は20.4~142.1倍となっており、複勝最高オッズ1.1倍と大きな指示を集めた8番の馬が馬券対象外となったことで、全体支持率が大きく下がったことも、複勝万馬券となる大きな要因の1つです。

このように複勝万馬券は大穴を的中させる運だけでなく、その他の馬券対象馬の支持率によって、万馬券となる可能性が大きく変わる、的中が非常に困難な万馬券の1つであることがわかります。

3連単で高額配当となった過去の事例を紹介

3連単で高額配当となった過去の事例を紹介

競馬で高額配当といえばやはり3連単を想像する人は多いのではないでしょうか。

3連単では最高配当歴代5位までの人気分布を見ると、最高人気が5番人気となっており、狙って的中させるためには5番人気以下の馬を軸馬にする必要があるため、高額配当を的中させるには非常に困難であることがわかります。

では実際に3連単歴代高額配当1位と、GⅠでの歴代最高配当額となったレースを見てみましょう。

3連単の史上最高額となったレース

2022年現在で3連単歴代最高配当となったレースは、2012年8月4日新潟競馬場5Rの新馬戦です。
14番人気の馬が1着、2着12番人気、3着も10番人気という、馬券対象馬3頭が全て2桁人気での決着が、3連単の金額を大きく引き上げる原因となり歴代最高配当を記録します。

さらにこのレースでは、2・3着馬が同着扱いになったことで、3連単の配当は下がり、29,832,950円と14,916,520円という2つの1千万円を超える配当が記録されます。
金額の大きい前者29,832,950円が現在も3連単歴代高配当1位の記録で、後者14,916,520円も当時は歴代6位を記録しています。

ちなみにこの時12番人気の馬が2着であれば、配当は59,665,980円となっていたため、もしこの時同着でなければ、当時1位の最高配当を2倍以上上回る可能性もありました。

同着で3連単最高配当を記録するという、ある意味珍しい記録を作ったこのレースですが、この時の勝ち馬はそれから地道に条件戦を勝ち上がり、4歳でOP馬となりそこでもう1つ偉大な記録を作ることになります。

GⅠ史上最高配当となったレースも実はあの馬が絡んでいた

GⅠでの3連単最高配当は2015年5月17日のヴィクトリアマイルです。
このレースでは最低人気だったミナレットが、ハイペースの大逃げをうちながらも3着に粘り込み、1着は5番人気、2着は12番人気の馬での決着に終わり、当時は3連単歴代1位に次ぐ歴代2位となる20,705,810円という高配当となりました。

実はミナレットは上述の歴代最高配当を記録した新潟新馬戦の勝ち馬です。
新馬戦の同着とあわせると歴代最高記録を3つも記録するという、歴史に残る偉大な記録をミナレットは残すことになりました。

ちなみに2022年現在、ミナレットは繁殖牝馬として活躍中で、初年度産駒のコルネリアも2桁人気で馬券に絡む好走実績があります。
大穴党にとっては超人気薄で好走するミナレットの血は今後も注目したいですね。

過去事例から学ぶ大穴配当を的中させるためのポイント

過去事例から学ぶ大穴配当を的中させるためのポイント

大穴である万馬券を的中させる一番簡単な方法は、人気の軸馬から手広く流し、2桁以上の人気薄の馬を馬券に絡める方法です。
このパターンで万馬券になるケースは非常に多いですが、予想テクニックとしては荒れるレースになる可能性を絞り込むことも必要になってきます。

ここでは過去の高配当を記録した2つのレースを参考に、荒れるレースとなる可能性を絞り込むことのできる要因などを紹介します。

2008年秋華賞から学ぶ教訓

2008年の牝馬クラシックは、桜花賞・オークス・秋華賞いずれも波乱の決着に終わり、この年3歳牝馬のレベルは、横一線だったことが過去の結果からわかります。
特に2008年10月19日京都競馬場で行われた秋華賞は、3連単が10,982,020円と、当時GⅠでは最高配当となる大波乱の決着に終わります。

このレースの波乱の立役者と言えるのが、3着馬プロヴィナージュです。
人気薄とはいえ比較的穴人気していた同じ厩舎の管理馬で勝ち馬のブラックエンブレムや2着のムードインディゴよりも、3着馬プロヴィナージュは戦績から非常に買いにくかったのではないかと思います。

レース開催週にはポルトフィーノというエアグルーヴ産駒の良血馬が出走できなくなるという理由から、当時ギリギリで出走可能だったプロヴィナージュの秋華賞への出走に関して、一部の競馬ファンが調教師の発言に対してブログを炎上させるなどの騒動があり、同馬を巡る一連の騒動はプロヴィナージュ騒動とも言われます。

しかり後に冷静に見てみると、この騒動を通して出走は間違っていなかったことを証明するため、調教師はブラックエンブレムとプロヴィナージュの2頭を、渾身の仕上げで送り出した可能性は高いといえます。

また当時は珍しかった栗東滞在を、管理調教師である小島茂之氏が積極的に行っていた事実も現在では広く知られています。
小島氏は、翌年2009年も栗東滞在を使って管理馬でGⅠエリザベス女王杯を勝利するなど、栗東滞在の先駆けともいえる調教師の1人です。

当時2008年の秋華賞は戦前から波乱が予想されていましたが、古馬との混合レースと違い、3歳馬同士の対決は実力の線引きがしやすく、世代間の実力がわかりやすいため、クラシックが荒れた年の秋のクラシックレースは、大穴党としては狙い目のレースとなるという点は、高配当を狙う上では覚えておきたいですね。

2022年高松記念から学ぶ教訓

2020年に行われた高松宮記念も、波乱の決着に終わりました。
この時の高松宮記念の波乱の一番の原因は、3着に入った17番人気キルロードです。

1着馬ナランフレグ、2着馬ロータスランドはなんとか買うことはできても、キルロードは全体を通しても最も買いづらい1頭だと思います。
なぜならこの時に多くの人が、同馬に跨る菊沢騎手がこのレースでGⅠ初騎乗という点から、キルロードは問答無用で消したことが推測できるからです。

結果として菊沢騎手はGⅠ初騎乗というハンデを物ともせずに、人気薄で初騎乗のGⅠを3着という大波乱を演出しています。

実は過去を見てみるとGⅠ初騎乗で馬券に絡んで例はいくつかあり、直近ですと2020年2月23日のGⅠフェブラリーSが、同じくこの時GⅠ初騎乗だった長岡騎手が、テン乗りのケイティブレイブで、最低人気ながらも2着に入り波乱を演出しています。

その他にも障害でも活躍中の熊沢騎手のオークスや、現在のところ自身唯一のGⅠ勝利となる江田照男騎手の天皇賞秋も、騎手のGⅠ初騎乗による快挙です。

キルロードは実績面からは消して買えない馬ではなく、また菊沢騎手騎乗時のキルロードの過去成績も優秀なため、馬との相性が良いことが伺えることから、GⅠで騎手初騎乗でなければ穴で押さえた人も多いのではないかと思います。

しかしこのようにいくつか例があることから、GⅠ初騎乗だからと言って無条件で消すのは危険で、むしろGⅠ初騎乗となる騎手は、手広く押さえるのであれば買っておいた方が良い馬券であることを、改めて証明したのが2022年高松宮記念ではないでしょうか。

若手騎手のGⅠ初騎乗に関しては今後も常にアンテナを張っておきたいですね。

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まとめ

今回は過去高配当のレースを中心に紹介しましたが、高配当を的中させるためのポイントは、継続して買い続ける忍耐力も重要です。
しかし全てのレースで大穴を狙い続けると、的中率の低さから特に3連単ではあっという間に資金不足に陥ってしまいます。

ですので馬券戦略としては、ある程度の人気サイドを押さえつつ、レース傾向を見極めて時には高額配当の馬券も絡めるといった戦略が最も現実的といえます。