現役日本人最強川田将雅騎手の年収や家族構成を紹介

川田将雅

日本人でいま最も活躍している騎手と言えば川田騎手ではないでしょうか?
川田騎手は2019年から2021年まで3年連続最高勝率騎手のタイトルを獲得し、2022年で37歳、これからの活躍に最も期待できる日本人騎手です。

この記事では川田騎手の簡単な特徴や彼の年収、家族構成などを紹介します。

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川田将雅騎手の功績

川田将雅騎手は地方競馬である佐賀競馬場の元騎手であり、同競馬場の現役調教師である川田孝好さんを父に持つ、現役のトップジョッキーです。

2004年にデビューした川田騎手ですが、デビュー以降着実にキャリアを積み重ね、4年目となる2008年にはキャプテントゥーレで皐月賞を勝ち、念願の初GⅠ制覇をアウェーである関東の中山競馬場で達成します。

その後トップ騎手の1人として数多くの大レースで活躍することになりますが、2017年以降はそれまでの騎乗数をセーブし、より勝ちにこだわる騎乗を行うことに専念し、2019年には当時2度目の受賞となる最高勝率のタイトルを獲得しています。

最初の受賞の時は勝率1割6分6厘でしたが、2度目の2019年では2割6分と外国人であり国内最強騎手であるルメール騎手を抑えての受賞となりました。

その後も2020年は2割8分1厘、2021年は2割8分5厘と、勝率は上昇し3年連続2位のルメール騎手を抑えて最高勝率のタイトルを獲得している、2022年日本人でもっとも活躍している騎手です。

川田将雅が現役日本人最強騎手と言える理由

川田騎手の特徴は騎乗数をセーブした、より勝ちにこだわる騎乗スタイルにあります。

700鞍近い騎乗を行っていた2016年をピークに、翌年以降騎乗数を減らし、より個々の馬の特徴を把握した騎乗を行うようになりますが、2021年の騎乗数は他のトップ騎手が700鞍近い騎乗を行うのに対し、川田騎手は500鞍を切る騎乗数で高い勝率を維持しています。

3着以内の率を示す複勝率も50%を超えており、2020年には57.2%という高い実績を残していますが、これは言い換えれば2回に1回以上の頻度で3着には馬券に絡むことを意味しており、馬券を買う上ではルメール騎手以上にチェックする必要があるといえるのが川田騎手です。

特に2019年からは過去の成績と比較しても、明確にワンランク上の実績を残しており、今年で37歳であり若さと経験を兼ね備えた、騎手人生の中で最も油の乗った時期にいるいるため、国産騎手として2022年以降も大きな飛躍が期待できる点が川田騎手の特徴です。

2022年には史上4人目の騎手大賞も

勝利数ではルメール騎手の2番手に甘んじていた川田騎手ですが、2022年は10月の段階で2位を大きく突き放しリーディングトップを独走しています。

元々ルメール騎手を上回る勝率を誇っており、10月の段階で勝率は騎手の中でも断トツの1位ですが、昨年は勝率2位ながらも2割以上の勝率を維持していたルメール騎手が、10月の時点で2割を下回っており、今年は不調です。

また2021年は勝利数ランキングはルメール騎手に次ぐ3年連続の2位でしたが、獲得賞金ランキングはルメール騎手、福永騎手に次ぐ全国3位という不本意な結果に終わったように、トップを目指すためには重賞レースやGⅠレースでの賞金加算が、川田騎手の今後の課題ともいえました。

しかし、ルメール騎手の不調が原因により、2022年のGⅠ戦線でも抜けた存在がおらず、春のGⅠが終わった段階で課題の賞金ランキングも10月の時点で独走状態に入っており、このまま秋も安定してGⅠを勝つことができれば、3部門独占の可能性が高くなっているのです。

騎手大賞は年間で3部門を独占した騎手のみに与えられる賞ですが、歴代受賞者は元騎手の岡部幸雄さん、武豊騎手、ルメール騎手の3人のみです。

今後もケガもなく順調にシーズンを乗り越えることができれば史上4人目となる騎手大賞受賞も十分に考えられますが、今後は本格的にルメール時代から川田時代へと移行するかもしれませんね。

川田騎手の性格は?

川田騎手はイケメンと呼ばれる部類に入る整った顔立ちですが、理路整然としたインタビューからわかるように几帳面な性格の影響で、本人も認めるように「短気」で誰にでもハッキリと物を言う性格のようです。

例えば2017年に行われたファン感謝祭では、ドッキリを仕掛ける岩崎騎手に対して川田騎手が逆ドッキリを仕掛けるという企画の映像が流れましたが、その時の岩崎騎手の変貌ぶりから川田騎手が普段周りの騎手達から恐れられる存在であることが伺えます。

また和田騎手、武豊騎手、デムーロ騎手と3人で行われた騎手のトークショーでは、3人揃って川田騎手は厳しいと言っているように、レースに関する内容であれば先輩騎手や調教師でも、ハッキリと物を言う性格であることがわかります。

またインタビューはトークショーなどを見ても、真面目ではなくユーモアを交えた笑えるトークが川田騎手の特徴ですが、少しトゲのあるユーモアや表情などからも、怖いと感じる人もいるのかもしれません。

同期の藤岡佑介騎手や栗東の先輩である福永祐一騎手と比較すると、真逆の性格であることが彼のエピソードや表情からわかりますね。

ですが現役の中で勝負に最もこだわって結果を出している騎手ですので、彼の馬券を買っているファンであれば、彼の性格も頷けるのではないでしょうか。

川田将雅騎手の年収はいくら?

川田将雅騎手の年収はいくら?

では実際にトップジョッキーとして活躍する川田騎手の年収はいくらになるのでしょうか?
直近でもある彼の2021年の年収を見てみましょう。
騎手の年収の内訳は、以下の3つで構成されています。

・レースで稼いだ賞金の5%にあたる「獲得賞金」
・レースの格に応じて騎乗ごとに支払われる「騎乗手当」
・レースの格を問わず1鞍騎乗に対して支払われる「騎手奨励手当」

2021年川田騎手の年収の内訳は以下の通りです。

・獲得賞金=約1億4,800万円
・騎乗手当=約1,400万円
・騎手奨励手当=約750万円

この3つを合計し、約1億7,000万円が川田騎手の2021年度の年収です。

36歳にして1億円の年収は一般人から見ると憧れを感じますが、川田騎手は勝率が安定して1割を超えるようになった2010年以降は、毎年1億円超える年収を維持しており、デビュー後の平均年収も1億を超える安定した収入を得ています。

また近年川田騎手は騎乗数をセーブしていますので、他のトップ騎手と比較すると騎乗手当と騎手奨励手当の2つの金額が低く、2021年度の年収ランキングでは4位となりました。

このように純粋にレースの獲得賞金で稼いでいる印象が強い騎手ですが、トップのルメール騎手の年収は、2016年以降6年連続で2億円を稼いでいますが、川田騎手の年齢や近年の実績から考えると、日本人騎手では武豊騎手に次ぐ2人目の、年収2億円を稼ぐ可能性のある騎手に最も近い存在といえます。

川田将雅騎手の生涯獲得賞金はいくら?

川田将雅騎手の生涯獲得賞金はいくら?

2022年で37歳の川田騎手の年収は、上述の通りデビュー7年目にあたる2010年から、平均年収1億円を安定して超えていますが、次に現時点で現役生活を通して、どの位の獲得賞金を稼いでいるのかを見てみましょう。

2020年末時点での「ジョッキー獲得賞金ランキング」によると、川田騎手は総額は3億33万ドル、当時の日本円で約359億円近くを稼いでいることになります。

生涯獲得賞金ランキングは14位と、上位は経験豊富な日本のベテラン騎手が多くランクインしていますが、現在日本で年収が最も高い年収2億円を稼ぐルメール騎手が16位のため、川田騎手の生涯獲得賞金はルメール騎手よりも稼いでいる形です。

ルメール騎手は川田騎手よりも6歳年上ですが、日本での本格的な活動は2015年からのため、2022年で現役7年目なのに対し、川田騎手は現役19年目のため12年近く日本での活動期間が長いため、このようなランキングになっている形です。

実際には生涯獲得金額から日本の騎手の取り分である5%が川田騎手の収入になりますが、それでも約18億円をレースの賞金を稼いでいることになります。
さらにこの18億円に加えて、20年分の騎乗手当などを含めれば20億円以上を稼いでいることは間違いありません。

トップクラスになると37歳で20億円もの大金を稼げるという事実から、騎手は大金を稼ぐことができる魅力的な職業に写りますね。

川田将雅騎手の家族構成は?結婚はしてる?

川田将雅騎手の家族構成は?結婚はしてる?

佐賀競馬場の現役調教師である川田孝好さんを父に持つ川田騎手ですが、代を遡れば孝好さんの父である川田利美さん、そして利美さんの父である川田若弥さんも、元騎手であり元調教師という経歴を持っており、川田将雅騎手で4代目となる競馬界とは非常に縁の深い環境です。

川田騎手の名前は将雅(ゆうが)ですが、この名前は当時父である孝好さんが竹脇無我さんのファンであり、無我の逆である有我(ゆうが)という名前を思いついたとのことです。

しかし文字通り名前から我が強くなりすぎるのを防ぐため将雅と名付けます。
これは将軍のように上に立つ人でありながら、美しくという意味が漢字に込められているそうで、この名前は川田騎手本人も小さい頃からお気に入りだったと、インタビューでも語っています。

また2022年9月に大井競馬場の調教師を引退した宮浦正行さんは叔父にあたり、同じく父に佐賀競馬場の元騎手を持つJRA所属の2歳年下の鮫島良太騎手とは、幼稚園から先輩後輩の関係にあたるようです。

そんな競馬一家の中で産まれた川田騎手ですが、2011年には結婚を発表します。
お相手は女優でありグラビアアイドルの、おおつか麗衣(旧名大塚麗衣)さんで、彼女は現役時代はTBSの王様のブランチの司会をされていたことでも知られています。

おおつかさんとの交際のキッカケは共通の友人と3人で食事にいったことから始まったそうですが、3年間の交際を経て無事にゴールインしたようです。

川田騎手との結婚の発表は2011年4月ですが、この年の3月におおつかさんは芸能界引退を発表し、現在は家事に専念しているようですね。

川田将雅騎手の子供は2人?

川田将雅騎手の子供は2人?

几帳面でハッキリと物を言う性格で周りからは少し恐れられている川田騎手ですが、川田騎手は自分の家族構成といったプライベートに関わる部分はあまり公表していません。

ネット競馬のサイトで公表されている藤岡佑介騎手との対談インタビューによれば、子供は2人いると発言しています。

男の子と女の子がそれぞれ1人ずつのようですが、男の子の方には厳しく怒ったりもするも、下の女の子は溺愛していて優しいようです。

この時のインタビューは2016年ですから、現在はまだ子供が増えているかもしれませんね。
また上述の通り公には公表されていないため、子供さんの細かい年齢などは確認できませんでした。

家事などに関して川田騎手本人は「家のことは嫁さんが全部やってくれています」と言っているようですが、実際には家庭のことを手伝ったりもしているようです。

本人曰く「俺が家事をしてるなんて話したところで、誰も面白くないでしょー! そんなところで“いい人”ぶりたくないねん。俺は刺々しいイメージのままでいいんですよ…。」とのことですが、刺々しいイメージは意識して作っているということなのかもしれません。

川田騎手の料理に関してはYoutubeで彼のキャンプ動画がUPされています。
包丁さばきや料理の準備などは非常に手慣れており、動画内での本人の発言によると、小さい時から母親の料理の手伝いをしていたので、料理はある程度のことはできるとのことです。

この動画では川田騎手の貴重なプライベートの様子を見ることができるため、川田騎手ファンであれば一度は見ておきたいオススメの動画です。

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まとめ

今回は川田騎手に関して年収や家族構成などを簡単に紹介しました。

川田騎手は大レースで勝つことも多いため、勝利者インタビューなどで競馬ファンには露出の多い騎手で、インタビューや見た目からは怖い印象を持ってしまいがちですが、若い時から自分のスタイルを貫く非常に精神力の高い騎手です。

ですがプライベートでは家庭思いの優しいお父さんでもあるようですね。
馬券を買う人にとっては買った馬が勝つことが全てですが、川田騎手は現役騎手の中でも一番勝ちにこだわっている騎手なので、今後も自分のスタイルを貫き国内騎手の頂点を目指して欲しいですね。