競馬の脚質の調べ方を解説!それぞれの特性を理解して回収率をアップさせよう

競馬で馬の脚質の調べ方

競走馬の脚質を調べるのは実は上級者でも困難な作業であり、実際のレースでは様々な理由から馬は臨機応変に脚質を変化させます。

しかし脚質によって有利な条件やレースなどは実際に存在しているため、脚質の特徴や有利な条件を把握し予想に活用することは重要な予想プロセスの1つです。

この記事では予想プロセスという点で、脚質をどのように予想に活用すればよいのかを解説していきます。

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競馬で脚質が大事な理由

競馬で脚質が大事な理由

競馬で馬券を的中させるためには馬の脚質を調べ予想に活用することも重要です。
なぜなら馬の脚質を調べることで、展開を推理し予想に結びつけることが可能になるからです。

展開を推理するという言葉を聞くと、スポーツ新聞に記載されている展開予想のように複雑に思う方もいるかもしれせん。
確かに全部の馬の展開を推理するのは競馬予想の上級者であっても大変な作業ですが、仮に全ての馬の展開を推理しても的中の精度が上がるのかといえばそうではありません。

そもそもスポーツ新聞の展開推理はあくまでも予想であり、この推理が実際のレースでその通りになるかというと決してそうではないため、展開を予想することが重要なのではなく、展開が有利に働きそうな馬を探し、複数ある予想プロセスの1つとして予想の判断材料にするのが重要です。

では実際に馬の脚質は大きく分けて4種類ありますが、具体的にどのように予想に活かせばよいのかを脚質毎に見ていきましょう。

競馬の脚質の種類

逃げ馬とは簡単に言うと道中を先頭で走る馬の事で、そして先行馬とは道中は先頭ではないものの5番手以内の前目につける馬のことを指します。
基本的に前の馬というのはこの逃げと次に紹介する先行の馬のことを意味します。

逃げ馬は先頭に立ちレースを引っ張る馬のことですが、理論上スムーズに逃げることができれば最も有利な脚質となります。
なぜなら逃げ馬はコーナーを最内でロスなく回ることができる、いわゆる経済コースを通ることができるからです。

そして先行馬はなるべく前につけ逃げ馬を楽に逃がさないように、プレッシャーをかけながら道中を前目につけて、4コーナーから直線にかけてそのまま逃げ馬を交わして先頭に立つ脚質です。

逃げ馬と同じく経済コースを回りやすく不利の受けにくい脚質となりますが、逃げ馬と違い騎手の判断で動くことのできる集中力が馬に求められる脚質です。

基本的には逃げ馬に対して勝負所で最初に仕掛ける必要があるため、先行馬は馬の実力だけでなく騎手の仕掛け所の判断も非常に重要になる脚質の1つです。

次に差しと追い込みですが差しは道中は5番手以下の中団に控える脚質となり、追い込みは差しよりも後方に待機する脚質で、いずれも3コーナーを過ぎた辺りで徐々に前に進出し、文字通り直線の末脚で勝負する脚質となります。

道中を後ろに控えるメリットはレースを後ろから見れることで、仕掛け所やタイミングなど全馬を視野に入れて動くことができるため、臨機応変にレースを運ぶことが出来る点ですが、前の馬のペースが遅いと後半にどんなに速い末脚を繰り出しても届かないというデメリットもあります。

また逃げ先行と比較すると差し追い込みでは、道中や直線で馬群を細かく捌いていく必要があり、前の馬が壁になってしまい実力が発揮できないこともあるという点も差し追い込みのデメリットの1つです。

最初に逃げ馬を予想しよう

展開を競馬予想に活用する上で最も基本となるのが逃げ馬を予想することです。
上述の通り逃げ馬は経済コースの恩恵を受けることができるという点で、最も有利にレースを運ぶことができる可能性が高い馬でもあるからです。

実際に全てのレースを対象にすると4つの脚質の中でも逃げ馬が最も勝率が高く成績が優秀なため、どの馬が逃げるのかを予想し買うことが最も重要なポイントになります。

しかし実際にどの馬が逃げるのかを予想してみると調べ方が意外と大変であることは、馬券を買ったことのある競馬ファンであれば容易に想像できると思います。
なぜなら出遅れや他の馬と先頭争いで競り負けても逃げは失敗となり、また時には予想もしない馬が逃げを打つこともあるからです。

実際のレースではレースで騎乗するジョッキーもどの馬が逃げるのかを事前に推理し、楽に逃げさせないような騎乗をイメージしながらレースに臨みます。
ですから逃げる可能性が極めて高い馬が想定通りに逃げた場合は、むしろ他の騎手の想定の範囲内でイメージ通りに直線で捕まる可能性も高いです。

そこで逃げ馬を予想する際は、多くの人が想定していない逃げ馬を予想することがポイントです。
逃げ馬のサインというのは過去の成績以外にも色々あり、こういったサインを見逃さがずに逃げる可能性を想定し、普通の人が想定外の逃げ馬を予想することができる調べ方を確立することが必要です。

脚質の具体的な調べ方

脚質の具体的な調べ方

脚質の調べ方で一番わかりやすい方法は、過去の成績から馬の脚質を調べて予想する方法です。
競馬新聞などにも脚質は記載されていますが、基本的に過去の成績から予想できる脚質が競馬新聞には記載されています。

JRAのホームページなどでも出馬表から過去の成績と道中の位置取りは確認できるため、脚質を調べるにはまず出馬表から脚質を推理するやり方が基本です。

次に枠順も脚質を判断するための重要な調べ方になります。
近走で逃げている馬が内目の枠に入った場合は、引き続き逃げに出る可能性が高くなり、例えば出走表で前走逃げた馬が2頭以上いる場合でも、この2頭のうち枠順から内目の馬の方が逃げる可能性が高いです。

逆に前走が外枠で逃げることができなくても、該当レースで内枠を引いていた場合は逃げる可能性が高くなります。
過去の成績から脚質を推理する調べ方のポイントとしては、最低でも前走だけでなく近5走は脚質をチェックするようにしましょう。

騎手を判断材料にするのも脚質の調べ方の1つです。
特に鞍上に減量騎手を起用した場合は、前走逃げていなくて強引に逃げの手に出る場合があります。

減量騎手とはいわゆる新人騎手のことで、騎乗技術も一般の騎手と比較すると劣りますが、その分のハンデとして斤量が最高で4kgまで減量された状態で騎乗できる恩恵があります。

一般に馬の斤量が1㎏下がればタイムが0.5~1.0秒縮むと言われ、この斤量の恩恵得るために調教師は減量騎手を起用し、減量騎手の未熟な技術をカバーするために、比較的単純な脚質である逃げを指示する場合が多いです。

このように過去の成績や位置取りだけでなく、枠順や騎手などの判断材料を取り入れて幅広い視野で脚質を予想することが、脚質の具体的な調べ方になります。

レースによって狙う脚質が変わる理由

レースによって狙う脚質が変わる理由

競馬のレースは大きく未勝利の馬が出走する新馬戦や未勝利戦、そして500万円から1500万円以内の馬達が出走する条件戦、最後にトップクラスの馬達で行われるオープン戦の3つのクラスがあります。

この3つのクラスはそれぞれに特徴があり、クラスによって脚質が重要になってくる場合があるため、脚質を予想に活用する場合は、どのクラスのレースを買うのかも考慮しましょう。

未勝利戦は前に行く脚質の馬を

未勝利戦では基本的に逃げ・先行馬を買うのが最も有効な戦略です。
なぜなら未勝利クラスは馬の実力差が激しく、最もスピードのある馬が必然的に前につける可能性が高いからです。

逆に過去に前につけることができていない馬は実力が不足している可能性が高く、未勝利戦では前につけることができない=馬の実力不足のケースが圧倒的に多いのも特徴で、その中でも特に末脚が遅くなりやすいダートの未勝利戦は、必然的に後方にいる馬は届かないケースが非常に多いです。

つまり未勝利戦は原則逃げ先行馬を中心に馬券を組み立てるのが最も重要なポイントとなります。

ただし未勝利戦は言い換えれば管理する調教師も試行錯誤の段階でもあり、馬の成長や調教・騎手など様々な要因による影響を受ける部分も大きく、前走大負けしても突然馬が変わったりする場合があります。

大きな配当を狙う場合はこういった様々な変化も要素に加えて、変わり身を期待した上で前につける可能性を想定し予想を行うのが、未勝利戦で脚質を予想に活かすポイントです。

条件戦は差し・追い込みの穴馬に注意

次に条件クラスですが、条件クラスでは賞金という一定の条件の元に出走条件が決まっているため、馬の実力の差は3つのクラスの中でも最も幅が狭いクラスになります。

ですから逃げから追い込みまでレース展開に応じて様々な脚質が来る可能性のあるレースでもあり、展開の予想が必要になります。

基本的には実力があり前に行ける馬は未勝利戦と同じく、経済コースを走ることができる点で人気する傾向が高いですし、このクラスでも逃げ先行という前にいける脚質は高い勝率を誇っています。

しかし未勝利戦よりはレース経験も豊富で差し・追い込み脚質といった後ろから行く穴馬でも、馬券に絡む可能性は決して少なくはなく、スムーズに前に進出できるなどの展開がハマった時に、差しや追い込みの馬が馬券に絡むことが多いです。

基本的には逃げ先行馬を軸としつつも、差しや追い込みの馬というのは配当が高くなるケースが多いため、条件戦で高配当を狙う場合は逃げ先行よりも、後方に位置する可能性の高い馬をヒモとして狙うのが非常に有効な戦略です。

OPクラスは展開予想が最も重要

OPクラスのレースの場合、レースキャリアや馬の実力はトップクラスの馬が揃っているため、展開の予想が必要不可欠になってきます。

OPクラスで勝つためには馬の実力だけでなく騎手の腕、そして枠順やコースの傾向など様々な要素が絡み勝利に繋がっているため、基本的に素人である我々が細かく展開を予想しても、展開通りになるケースは決して多くはありません。

ですからレース展開などは新聞などの脚質予想を参考にしつつも、そこから有利となりそうな脚質を見分けることが重要になります。
例えばOP戦で脚質が重要になるのは逃げ馬が1頭しかいないケースなど、単騎での逃げが予想される場合は基本的には楽逃げを想定し押さえて置く必要があります。

また前に行く馬が多いレースや、内の馬場が悪いコースなどは差しや追い込みも決まりやすいため、開催週後半になってくると外に出すのが厳しい前目の馬よりも、スムーズに外に出すことが可能な外目の差し追い込み馬もOPクラスでは狙い目です。

未勝利・条件戦と比較すると差し馬が馬券に絡む可能性が上昇するため、脚質だけで判断するのではなく、どの脚質がレースで有利になるのかを総合的に判断することが、OPクラスでは最も重要な馬券戦略です。

環境と脚質

脚質の有利不利はレースの環境によっても大きく左右されます。
例えば芝のレースですと良馬場と不良馬場では、不良馬場の方が前に行く馬が有利になる傾向が高く、逆にダートのレースは不良馬場の方が時計が速くなることから、差し追い込みが決まりやすくなります。

また芝のコンディションによっても有利な脚質は大きく変化し、芝の痛んでいない開催初期の週はインコースを通ることができる逃げ馬が有利となりますが、開催後半の週になると内の馬場は大きく痛むため、外に馬を持ち出しやすい差し追い込みの馬が有利です。

芝のコンディションに関しては新潟競馬場が顕著で、特に新潟競馬場限定の千メートル直線レースは、後半になるにつれ全馬外に向かって追うため基本的に内の馬が来る可能性は極めて低くなります。

また新潟競馬場以外にも競馬場毎に差し追い込みが有利になるケースなど様々なパターンがあります。
例えば新潟競馬場と同じく直線の長い東京競馬場は、芝のコンディションによる内外の有利不利が顕著です。

またここ数年京都競馬場での代替開催が増えている阪神競馬場も、芝のコンディションによる内外の有利不利が顕著な傾向にあります。
脚質を競馬予想に活用するためには、このように競馬場毎の展開の有利不利のパターンを掴み、引き出しを増やすことが重要です。

ブリンカーと脚質

競馬予想のプロセスの1つとして初ブリンカーの馬は買いとよく言われますが、これはブリンカーを着用することで、馬の集中力を高めて前に行く可能性が高くなるからです。

ただし全馬を対象とした初ブリンカーの馬の総合成績は決して高くはありません。
本来逃げ切る力がありながらも周りの馬の影響で勝ち切れていない馬が、ブリンカーによって本来の力を発揮することができるような馬を狙うのが、初ブリンカー馬を対象にした理想の買い方になります。

また未勝利や条件クラスで初めてブリンカーを着用する場合思い切って逃げ切る可能性もあり、実力不足からあまり警戒されずに最後まで残るというケースも多いため、初ブリンカーの馬に関しては逃げ切りの可能性を想定し狙ってみるのも1つの馬券戦略です。

特に減量騎手と初ブリンカーという両方の条件が揃った時などは、絶好の狙い目ともいえるため、未勝利戦や条件戦では初ブリンカーの馬がいるかどうかは必ずチェックするようにしましょう。

ただしブリンカーの力によって馬券に絡んだ馬を、次も期待して狙う方法はあまり得策ではありません。
特に穴馬を狙う際にはブリンカーの力で馬券に絡むことができたと判断できる馬を買うことは、なるべく避けるようにしましょう。

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まとめ

脚質を予想に活用するためには実は展開にまつわる様々な知識を知っておく必要があります。
しかし最も重要なポイントはやはり脚質全体で最も勝率の高い逃げ馬、つまりどの馬が逃げる可能性が高いのかを想定し予想に活用するのが基本部分です。

今回紹介した脚質にまつわる知識はあくまでも1例であり、他にも展開にまつわる知識は色々とあります。

1つの判断材料を根拠に脚質を予想に活用するのではなく、様々な視点や材料から有利となる脚質を分析し予想に活用するのが、最終的なゴールとなりますが、そのためにも競馬初心者はまず最初に、どの馬が逃げる可能性が高いかを常に予想する癖をつけるようにしましょう。

競馬新聞を元に予想を行うと、予想家の印や記載されている想定脚質に目が行ってしまい、自分で脚質を判断する作業が怠りがちになってしまうため、競馬初心者は初期の頃は余計な情報が少ないJRAのHPを元に競馬予想をしてみるのも効果的です。