競馬の血統表には勝つための情報が満載!見方やポイントを解説

競馬の血統表には勝つための情報が満載!見方やポイントを解説

競馬独自の予想スタイルに【血統】があります。
競馬歴の浅い人は血統って何?って思うかもしれません。

血統はサラブレッドが主役の競馬だからこそ成り立つ予想で、同じ公営競技の競輪や競艇には存在しない競馬だけの予想スタイルです。
今回は、血統を知る上で欠かせない【血統表】について解説していきます。

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そもそも、血統とは?

そもそも、血統とは?

血統とは両親や祖先の血のつながりを表しています。
すべての競走馬には血統表が必ず用いられていて、親やご先祖がどういった馬なのか知ることができます。
そして、血統を確認しながら馬券予想することを【血統予想】といいます。

競馬はブラッドスポーツと呼ばれる

競馬には血統という予想概念が確立されています。
なぜ血統要素が重要視されるかというと、競走馬は両親やその祖先の特徴を引き継ぎやすい生き物だからです。

人間でも親に似た子どもを見かけますが、理屈は全く同じです。
競走馬は人間以上に親の特徴を引き継ぎやすい生き物といわれていて、血統を駆使して馬券予想を行っている人もいます。
そのため、競馬は【ブラッドスポーツ】と評する人もいますよ。

血統表とは?

血統表とは?

血統表とは、両親や祖先の情報を表に表したものです。
すべての競走馬には血統表が存在し、基本的には4代前、もしくは5代前までの祖先の情報が表示されています。

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
レディブラッサム Storm Cat Storm Bird
Terlingue
サラトガデュー Cormorant
Terlingua
フサイチパンドラ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ロッタレース Nureyev Northen DAncer
Special
Sex Appeal Buckpasser
Best inShow

こちらは、G1タイトルを9つ手にした三冠牝馬アーモンドアイの血統表です。
表の一番左が両親で、そのひとつ右がその両親、アーモンドアイからしたら祖父・祖母になります。

そして、右に行くほど祖先をさかのぼります。
この表の中で特に重要なのは、【父】と【母の父】の存在です。

【重要】父馬

父馬とは競走馬のお父さんに当たる馬のことです。
父馬のことを種牡馬と呼びますが、種牡馬は一年の内に何頭もの牝馬と交配し、仔を残します。
人気の種牡馬の場合は年間200頭以上の牝馬と種付けを行っています。

なぜ、人気の種牡馬にはたくさんの牝馬が集まるのでしょうか。
それは、競走馬は父馬の特徴が反映されやすいからです。

例えば、現役時代に大活躍をしたディープインパクトは種牡馬としても大活躍しました。
現役時代のディープインパクトはその末脚を活かした追い込み競馬を得意としていましたが、仔も父同様末脚で幾多のG1タイトルを手にしています。

7歳までG1前線で活躍したステイゴールドも種牡馬として大成しました。
現役時代に獲得したG1タイトルは香港ヴァーズの1つのみですが、7歳まで怪我もなく活躍した丈夫さは仔にも継がれています。

オルフェーヴルやゴールドシップといった名馬はステイゴールドの仔ですが、大きな怪我もなく現役を全うしました。
このように、両親の特徴というのは仔に大きく影響を及ぼします。

また、現役時代に活躍すればするほど種牡馬価値は上がります。
なぜなら、現役時代に結果を残すということはそれだけ能力が高いということなので、仔にもその能力の高さが継がれやすいからです。

そのため、現在国内で活躍している競走馬の父馬はほぼ全頭なんらかにG1タイトルを手にしています。

種牡馬は絶対数が多いので統計が取られています。
統計を見ることで産駒の特徴を見ることも可能なので、父馬の存在は大きいのです。

【重要】母の父

母の父とは競走馬から見て母方の父のことを指します。
競走馬はどういうわけか、父と同じくらい母の父の特徴も引き継ぎやすいといわれていて、母馬よりも影響は大きいのです。

例えば、母の父が丈夫な馬であれば産駒も頑丈になりやすく、母の父が加速力に長けていたら産駒もスピードに長けた馬が産まれやすいです。
そして、多くの生産者は父馬と母の父を確認しながら交配相手を決めています。

例えば、スピードに定評のある父親に対して、同じくスピード能力の長けた母の父を交配させたら、仔はスピード能力が高くなりやすいです。
逆に、父がスピードこそあるものの虚弱体質の場合は、母の父に丈夫さがウリの馬を持ってくることで種牡馬の弱点をカバーすることができます。

このように、父馬との相性を考慮しながら生産者は馬の交配を決めています。

【やや重要】母馬

母親の存在も血統を語る上では重要です。
しかしながら、父や母父ほど母馬の存在は産駒にとって大きくありません。
なぜなら、母馬が現役時代にそこまで活躍していなくても仔は大成する確率が高いからです。

例えば、アーモンドアイの母であるフサイチパンドラはエリザベス女王杯を制した名牝ですが、オルフェーヴルの母であるオリエンタルアートは条件戦止まりの馬でした。

母がG1や重賞タイトルをつかんでいたら注目されるのは事実ですが、重賞未勝利の馬やそもそも現役時代に勝ち星をつかめなかった牝馬からもG1馬が産まれることはよくあるのです。

【できれば覚えておきたい】大系統

大系統とはある時期に栄えた父系の一族のことを指します。
現在の競馬界で影響を与えているのはナスルーラ、ネイティヴダンサー、ターントゥ、ノーザンダンサー、そして、ネイティヴダンサーから派生したミスタープロスペクター、そしてターントゥから派生したサンデーサイレンスの6頭です。

このなかでもノーザンダンサー、ミスタープロスペクター、サンデーサイレンスの3大系統は特に大きな影響を与えています。

ノーザンダンサー系

ノーザンダンサーの父であるニアークティックはカナダで活躍した競走馬です。
ノーザンダンサーの影響力は世界中に広まりました。日本でもノーザンダンサーの仔であるノーザンテーストが種牡馬として大成しています。

ノーザンダンサー系の特徴としては力自慢が多いことです。
力のいる馬場やタフな舞台で力を発揮する馬が多いです。
クロフネ産駒やハービンジャー産駒はノーザンダンサー系にあてはまります。

ミスタープロスペクター系

ミスタープロスペクターの祖父であるネイティヴダンサーは22戦21勝という成績で現役時代を駆け抜けた名馬です。
ミスタープロスペクターは競走馬としては結果を残せませんでしたが種牡馬になってからは大車輪の活躍を見せました。

ミスタープロスペクターの仔であるキングマンボは種牡馬として日本で大活躍しました。凱旋門賞で2着のエルコンドルパサーやダービー馬のキングカメハメハはキングマンボの仔です。

そのうち、キングカメハメハが種牡馬入りすると瞬く間にG1ホースを輩出し、日本競馬界に大きな影響を与えたのです。

ミスタープロスペクター系産駒の特徴を見ると、芝の短・中距離からダート全般を幅広くこなす馬が多く、どんな舞台でも好走する汎用性の高い馬がたくさんいます。

特にキングカメハメハの仔には短距離最強とも名高いロードカナロアをはじめ、中距離はドゥラメンテやレイデオロといったダービー馬を、ダートではG1を10タイトルつかんだホッコータルマエがいます。
オールラウンダーが多いのが特徴ですね。

サンデーサイレンス系

ロイヤルチャージャーの子孫であるサンデーサイレンスは北米で活躍したダート馬でした。
母国アメリカでは種牡馬として評価されませんでしたが、社台ファームの創業者である吉田善弥史が導入すると初年度産駒からG1馬を多数輩出し、当時跋扈していたノーザンテースト産駒以上の活躍を見せました。

サンデーサイレンスは種牡馬として大活躍をし、初年度産駒からはフジキセキやタヤスツヨシ、晩年にはだれもが知っているディープインパクトを輩出しています。

サンデーサイレンスはディープインパクトが生誕した2002年に亡くなりました。
ポストサンデーサイレンスとしてはディープインパクトをはじめ、ダイワメジャーやステイゴールド、ハーツクライが継ぎ、現在もサンデーサイレンスの血を引く仔がターフを走っています。

サンデーサイレンス系の特徴としては芝で好走する馬がたくさんいることです。
ディープインパクト産駒であれば中距離を得意としていて、ダイワメジャーの仔はマイルを得意としています。

ただし、ダートや短距離はすこし苦手としている馬も多く、ダートが主流の地方競馬ではほかの大系統に活躍を譲っています。

覚えておきたい血統用語

覚えておきたい血統用語

血統には数多くの専門用語が存在します。
専門用語を知るとより血統について学べますが、すべての用語を覚える必要はありません。
当項目では血統を語る上でぜひとも覚えておきたい血統用語を4つ紹介します。

インブリード

インブリードとは4代前・もしくは5代前に同じ両親が重なることを意味します。
【近親交配】、【クロス】と呼ぶこともあります。

ステイゴールド サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ゴールデンサッシュ ディクタス Sanctus
Doronic
ダイナサッシュ ノーザンテースト
ロイヤルサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン メジロティターン メジロアサマ
シエリル
メジロオーロラ リマンド
メジロアイリス
エレクトロアート ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
グランマスティーヴンス Lt.Stevens
Dhow

こちらは史上7頭目の三冠馬、オルフェーヴルの4代血統です。
血統表を見ると、母方の3代前と父方の4代前にノーザンテーストがいますね。
このことから、オルフェーヴルはノーザンテーストのインブリードということになります。

アウトブリード

インブリードとは逆で、4代前もしくは5代前の血統表の中に同一する馬がいない場合はアウトブリードと呼びます。

サンデーサイレンス Halo Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well Understanding Promised Land
Pritty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
ウインドインハーヘア Alzao Lyphard Northern Dancer
Goofed
Lady Rebecca Sir Lvor
Pocahontas
Burghclere Busted Crepello
Sans Le Sou
Highclere Queen`s Hussar
Hifhlight

こちらは史上2頭目となる無敗の三冠馬を手にしたディープインパクトの血統表です。
ディープインパクトの血統表にはクロスが生じていないのでディープインパクトは近親交配をもたないアウトブリードということになります。

奇跡の血量

奇跡の血量とは、競走馬の血量が18.75%のクロスが生じている際に呼びます。
競走馬の血濃度は表の位置の和で決まります。

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. Roberto
Sharp Queen
Tee Kay Gold Meridian
Tri Argo
シーザリオ スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペーンガール
キロフプリミエール Sadler`s Wells
Querida
デアリングバード キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
デアリングハート サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
デアリングダンジグ Danzig
Impetuous Gal

こちらは史上初の無敗の三冠牝馬となったデアリングタクトの血統表です。
競走馬の血の濃度は1代前が50%で2代前が25%、3代前が12.5%、4代前6.25%…世代ごとに2で割った数値が濃度となります。

例えば、デアリングタクトは父のエピファネイアと母のデアリングバードの血を50%継承した競走馬であると同時に、シンボリクリスエスとシーザリオ、キングカメハメハにデアリングハートの血を25%継承しています。

さて、デアリングタクトの血統表をよく見ると、母方の3代前と父方の4代前にサンデーサイレンスのクロスが生じています。

3代前が12.5%で4代前が6.25%なので足すと18.75%となり、デアリングタクトはサンデーサイレンスの奇跡の血量持ちということになります。

ところで、どうして奇跡の血量がよいのでしょうか。
競走馬は両親の特徴を受け継ぎやすいので強い馬同士で交配しますが、血の濃度が濃すぎると、虚弱体質の仔が産まれやすくなります。

しかし、血の濃度が薄いと両親の特徴が継承されにくく、体質と能力のバランスがもっとも取れているのが18.75%なのです。

現役で活躍した馬にはデアリングタクトをはじめ、オルフェーヴルやスターズオンアースなど、奇跡の血量を持つ馬が多数います。

奇跡の血量持ちの多くは4代前と3代前のクロスですが、アドマイヤマーズのように3代前に1頭、そして5代前に2頭同一馬がいる奇跡の血量持ちもいます。
ちなみに、奇跡の血量持ちだけが活躍するわけではありません。

ディープインパクトのようなアウトブリードの馬が結果を残すケースもあれば、Sadler’s Wellsの血を37.5%も引き継ぎながらも大活躍したイギリスのエネイブルの例もあります。
一概に奇跡の血量持ちが正しいというわけではないのです。

ニックス

ニックスとは特定の交配で産まれた馬が活躍する傾向が強くなる組み合わせのことです。
有名なのが『父ステイゴールド×母の父メジロマックイーン』です。

通称『ステマ配合』といわれる組み合わせは、オルフェーヴルやゴールドシップをはじめ、たくさんの名馬を輩出しました。
また、『ディープインパクト×Storm Cat』の組み合わせも有名で、キズナやラキシスを輩出していますね。

2020年代は新たに『父父ディープインパクト(もしくは全兄ブラックタイド)×母父キングヘイロー』の組み合わせが結果を残しています。
イクイノックスやウォーターナビレラ、ディープボンドはこのニックスで誕生しています。

主要種牡馬の特徴

主要種牡馬の特徴

国内で活躍している種牡馬はたくさんいますが、種牡馬として活躍する馬ほど多くの牝馬と交配できるので、必然的に産駒の父は偏ります。
2020年代、競馬界で活躍している種牡馬の特徴をまとめます。

スピードと瞬発力に長けたディープインパクト産駒の特徴

ディープインパクト(引用元:https://jra-van.jp/fun/memorial/2002100816.html)

ディープインパクトは飛ぶようにして走るといわれた末脚で幾多のG1タイトルをつかみ、その名の通り競馬界に大きな衝撃をもたらしました。

通算成績14戦12勝という輝かしい成績で引退したディープインパクトは種牡馬としても頭角を露わにし、一時は年間200頭以上の牝馬と交配したのです。

ディープインパクト産駒の魅力は若くして完成度が高い馬が多数いることです。
コントレイルのホープフルステークスがまさに典型で、パドックでは父ディープインパクトを彷彿させるような素晴らしい馬体だったのです。

このように、デビュー年から身体が洗練されていたら皐月賞やダービーといったクラシックレースでも結果を残せます。
その証拠に、2022年時点でディープインパクト産駒は8頭のダービー馬を輩出していることからも分かりますよね。

また、芝のマイルや長距離を得意とする馬が多いのも特徴です。
芝のG1レースの大半がマイルから長距離に区分され、ディープインパクト産駒は高松宮記念以外のすべての芝G1を手にしています。

完成度と短距離以外の芝が得意なのがディープインパクト産駒の特徴ですが、逆に言うと完成度が高すぎて早熟傾向にあるともいわれています。

6歳以降のディープインパクト産駒で重賞を手にしたのは2021年の京都大賞典を制したマカヒキのみです。
6歳を過ぎると極端にパフォーマンスを落としてしまうのです。

また、ダートや短距離で結果を残しているディープインパクト産駒はほとんどいません。
ダートのG1馬はいませんし、短距離もグランアレグリアとミッキーアイルくらいしか思い浮かばないのではないでしょうか。

得意不得意がはっきりしているのがディープインパクト産駒の特徴です。
ディープインパクトは2019年に亡くなりましたが現在はキズナやミッキーアイルが後継種牡馬として活躍しています。

オールラウンダー キングカメハメハ系産駒の特徴

キングカメハメハ(引用元:https://jra-van.jp/fun/memorial/2001103460.html)

キングカメハメハ系の馬の特徴は2点あります。
ひとつは適性が高い点です。
例えば、芝であれば短距離から中距離まで幅広くこなし、ダートで結果を残している馬も多くいます。

長距離だけは目立った馬はいませんが、阪神大賞典を制したユーキャンスマイルの例から見ても決して苦手ではありません。
そして、もう一つの特徴として、キングカメハメハ系産駒は『非サンデーサイレンス系』競走馬であることです。

競走馬は両親が強ければ強いほど仔も能力の高さを引き継ぎやすいです。
そのため、強い馬同士の組み合わせを行うのが交配の基本です。

ところが、90年代に輸入されたサンデーサイレンスが瞬く間に競馬界を席巻したことで、多くのサンデーサイレンス系競走馬が産まれました。

あまりにもサンデーサイレンス系の馬が多くなり、サンデーサイレンス系×非サンデーサイレンス系の組み合わせが減ってしまったことで、交配が難しくなった時期もあったのです。

そこで登場したキングカメハメハは待望の非サンデーサイレンス系の馬でした。
母方がどんなにサンデーサイレンスの血統濃度が濃くてもキングカメハメハはサンデーサイレンスの血を持たないので、数多くの優秀なサンデーサイレンス系牝馬と交配できたのです。

そして誕生したのがダービー馬のレイデオロやドゥラメンテ、ロードカナロアなどです。
キングカメハメハ×サンデーサイレンスの組み合わせで産まれた産駒は競馬界で活躍することが多く、ディープインパクトと並んで種牡馬2大巨塔を形成しました。

なお、キングカメハメハはディープインパクトと同時期に亡くなりましたが、ロードカナロアやルーラーシップが種牡馬として活躍しているので当面は血が途切れることはありません。

大器晩成ハーツクライ系産駒の特徴

ハーツクライ(引用元:https://jra-van.jp/fun/memorial/2001103038.html)

ハーツクライは現役時代にG1タイトルを2つ手にしました。
そのうちの1つである有馬記念では、日本の競走馬としてただ一頭ディープインパクトに先着したことが評価され、種牡馬入りを果たしたのです。

種牡馬としてのハーツクライ産駒の特徴としては、晩成型の馬が多いことが挙げられます。
年齢を重ねるにつれて能力を開花させる馬が多く、その成長率はときにディープインパクト産駒やキングカメハメハ産駒を上回るほどです。

例えば、ジャスタウェイはクラシックでは全くと芽がでませんでした。
ところが古馬になってからにわかに覚醒し、ドバイデューティーフリーで2着馬を6馬身近く突き放して完勝したことで一時はワールドベストレースホースランキングで1位に指名されたのです。

名牝リスグラシューもハーツクライ産駒です。
若い時からG1前線で連対していましたが、はじめて手にしたG1タイトルは4歳秋のエリザベス女王杯でした。

しかし、そこから開花したリスグラシューは翌年の宝塚記念と有馬記念を制して2019年の年度代表馬に輝いています。
スワーヴリチャードやシュヴァルグランも古馬になってからジャパンカップを制しているように、大器晩成型が多いですね。

もちろん、サリオスやドウデュースのように3歳時に活躍する馬も多数見られますが、カレンミロティックのように年齢を重ねても軽視できないのがハーツクライ産駒の特徴といえるでしょう。

ハーツクライは2020年に種牡馬を引退し、翌年からは功労馬として余生を過ごしています。
ハーツクライの後継者としてはジャスタウェイやスワーヴリチャード、シュヴァルグランが種牡馬入りしています。

丈夫さがウリのステイゴールド系産駒の特徴

ステイゴールド(引用元:https://world.jra-van.jp/db/horse/H0986/)

ステイゴールドは『負けても負けても愛されたHERO』として、2022年のJRAのCMにも取り上げられています。
どんな舞台でも上位争いしながらもなかなか勝ち星をつかめませんでしたが、引退レースに挑んだ香港ヴァーズで勝利とG1タイトルを手にしました。

7歳まで大きな怪我もなくターフを駆け抜けた姿は多くの人や関係者に評価され、G1タイトル1勝ながらも種牡馬入りします。
そして、オルフェーヴルやゴールドシップを輩出し、人気種牡馬となりました。

現役時代のステイゴールドはスタミナとパワー、そして丈夫さを兼ねそろえていましたが、産駒にもその傾向が継がれています。
距離で見るとスタミナに長けているので芝の中距離から長距離を得意としていますね。

力が求められやすいダートの舞台でも結果を残している馬は多いですよ。
半面、短距離やマイルでの好走馬はそこまで多くありません。インディチャンプ位です。

スピードや瞬発性はそこまで高くないので持久力が試されやすい舞台のほうが結果を残しています。
ステイゴールドは2015年に亡くなりましたが、代表産駒であるオルフェーヴルやゴールドシップが後継者として活躍しています。

ダートはゴールドアリュール産駒とヘニーヒューズ産駒の十八番

ゴールドアリュール(引用元:https://jra-van.jp/fun/memorial/1999106689.html)

ダートで活躍している種牡馬はゴールドアアリュールとヘニーヒューズです。
ゴールドアリュールはサンデーサイレンス産駒唯一のダートG1馬で、最終的にはG1タイトルを4つ手にしました。

代表産駒はコパノリッキーやスマートファルコン、ゴールドドリームやサンライズノヴァがいます。
2022年の高松宮記念を制したナラングレグもゴールドアリュール産駒ですが、ほとんどの馬はダートの舞台で結果を残していますね。

ゴールドアリュール産駒はダート全般を得意としていて力自慢が多いです。
ナランフレグが制した高松宮記念も重馬場で力が求められた条件だったことが好走要因でした。

ヘニーヒューズはアメリカ生まれの競走馬で、現役時代はG1タイトルを2勝しています。
有名な産駒はアジアエクスプレスやモーニン、ワイドファラオです。

ヘニーヒューズ産駒はスピードとパワーを兼ねそろえている馬が多く、短距離ダートで好走する馬がたくさんいます。
ただし、中距離以上の舞台では芝・ダート問わず極端に好走率が下がるので得意不得意がはっきりしているのも特徴ですね。

ダート界にもさまざまな産駒が活躍していますが、特に活躍しているのはゴールドアリュールとヘニーヒューズということは覚えておきたいです。

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まとめ

血統表の見方と血統予想のポイントをまとめました。
血統には競馬の歴史がびっしりと詰まっています。

血統予想で馬券を当てることも可能ですし、半永久的に更新されるファクターなので勉強しがいがありますよ。
血統に関する本もたくさんありますし、血統を取り扱うサイトや動画も出回っているので興味のある方は是非調べてみてくださいね。